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国民国家の長所と問題点を調べてもよくわかりません。
詳しく教えてください。

A 回答 (1件)

かつて、国家は王侯貴族だけのものでした。


一般庶民に国民なんて意識は無い、ないしは
希薄でした。

中国などは大正時代の留学生ですら、中国人
という意識はほとんど持っていませんでした。

日本でも、明治維新時、多くの庶民は、薩摩藩人
会津藩人、という意識の方が濃厚でした。

それで、西周と山県有朋が相談して、天皇を
持ってくることにしました。

お前等は、薩摩藩人という以前に、天皇が治める
日本という国の国民なのだ。日本人なのだ。
これが国民国家です。

この国民国家化に最初に成功したのが欧米列強
です。
国民国家は、国力を総動員出来ますので、強力
なのです。
だから、欧米が世界を席巻できたのです。

アジアで最初に成功したのが日本でした。
国民国家化が出来ていない中国は、脆弱で
日清戦争で大敗しました。

日露戦争では、世界が日本の負けを予想していましたが
米国大統領ルーズベルトは、日本の勝利を予言していました。
「ロシアはニコライの独裁だが、日本は民主国だ。
 だから日本が勝つ」

国民国家化し、国民の力を総動員させるためには
民主制が必要です。
戦争に参加させるなら、政治的発言権を
よこせ、ということです。

近代民主制は徴兵と引き替えに導入されました。
これを重歩兵民主制といいます。

国民国家は、民主制に導き、国民の権利が守られ
強力な国家になる、というメリットがあります。
だから世界中が競って国民国家化を目指したのです。

反面、一般庶民までもが戦争の被害者になる
というデメリットもあります。

民主制は、民の意思を反映させる制度です。
だから、あれが欲しい、是が欲しい、という
民の欲望を満たす政治家が支持されるように
なりました。

かくて、国家や人民は限りなく下品になりました。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます!
明日テストなので助かりました!

お礼日時:2016/07/14 19:13

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