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ピアノ科の音高生で、この前までシューマンのトッカータを習っていたのですが、次の曲について先生に聞いたら、何か弾きたい曲があったら言ってと言われました。難易度がシューマンのトッカータぐらい高くて、一筋縄ではいかない短調の激しい曲はありませんか?作曲家は誰でもいいです。

質問者からの補足コメント

  • ちなみにシューマンのトッカータはロマン派時代では最も難しい曲の一つとして知られていたそうなので、かなり難しめの曲を教えてください。

      補足日時:2016/07/12 17:43

A 回答 (5件)

シューマンのトッカータが弾きこなせるなら、手加減は不要ですね。

この曲は、短いながら3度の連続やオクターブの連続、対位法的に入り組んだ楽句などいろいろな技巧が含まれています。難易度が高く、技術的に多くのことが学べ、一筋縄ではいかない短調の激しい曲、という条件をすべて満たせる曲ということなら、まずはブラームスの『パガニーニ変奏曲』が挙がります。変奏曲形式なので、各変奏ごとに異なる演奏技巧が取り上げられています。そのため、全曲を通して見ると、シューマンのトッカータより難易度は高くなります。リストのパガニーニ練習曲集の中にも同じ主題による曲があり、決して易しくはありませんが、総合的に見たとき、ブラームスの方が要求は高いです。2巻から成り、両方を通して演奏することも多いですが、2つの曲として独立的に取り上げることもできるようになっています。体力的にも大人のプロのピアニストの能力が要求されるので、先生と相談の上で検討してください。

楽譜付動画


50年ほど前に若くして亡くなったので、知らない人も多いと思いますが、ユリウス・カッチェンというピアニストの名演が残っています。
https://www.youtube.com/watch?v=VNCmMezJwsk

シューマンのトッカータの現代版といえるような曲もあるので、併せて紹介します。プロコフィエフの『トッカータ』です。楽譜を見ればすぐわかりますが、シューマンのトッカータと類似のパッセージがたくさんあり、プロコフィエフがシューマンのトッカータを念頭に置いて作曲していることがわかります。これも、弾き切るにはかなりの力が要り、ホロヴィッツやアルゲリッチなどの技巧派がレパートリーにしてきた曲です。

楽譜付動画
https://www.youtube.com/watch?v=XYFpfFsbshk

ホロヴィッツとアルゲリッチの演奏
https://www.youtube.com/watch?v=zgU2c2OiSH4

1曲でこれらの条件をそろえられるものはそう多くはないでしょう。上の2曲ほどではありませんが、短調でいろいろな技巧が使われるという意味で変奏曲をもう2曲だけ挙げておきます。

ラフマニノフ コレルリの主題による変奏曲
https://www.youtube.com/watch?v=vZTSzvcW9q8

シューマン 交響的練習曲(終曲は長調になります)
https://www.youtube.com/watch?v=G1FFWgzk4vI
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ピアノ中・上級の曲一覧です。


すぐに動画もご覧いただけます。
参考にして下さいね♪

http://pianeys.com/recommend/
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リスト ピアノソナタ ロ短調 の一点押しです。



リストの作品については好き嫌いが分かれることでしょうが、避けては通れない作曲家であり、この曲に関していえばテクニックはもちろん、ファンタジー的な要素も持っているので、音楽的なことも十分学べるでしょう。転調も多いですし。

YouTubeを見ると、ピティナ関連の演奏が割と多いですが、私はそれは見ていません。「あなたにおすすめ」に残るのが嫌なので。私のお勧めはキーシンです。これ以外にも若い時の動画もあります。

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混み入った和声と旋法性でひとえに短調とは言いがたいですが、一筋縄ではいかない(面白い)という意味ではふさわしいと思います。


ドビュッシー/「12の練習曲」より「和音のための」

https://www.youtube.com/watch?v=2bKEEo6Y23A

ドビュッシーにしては一見古風な趣かもしれませんが、それにしてはこちらもだいぶ変わっています。革新家ドビュッシーはピアノ曲の分野においての改革に少し出遅れたようですが、ピアノにおいても本領を表し始めた最初のピアノ曲集と言われています。
ドビュッシー/「ピアノのために」より「前奏曲」
https://www.youtube.com/watch?v=sqXOWjihLLA
より短調的なのは「前奏曲」ですが、同曲集の「トッカータ」もいいかもしれません。(ただしよく知られているのは「サラバンド」です。)

これらに限らず、特にお勧めしたいのは近代曲です。それまでの古典・ロマンの時代とはガラリと文法が変わってしまった近代的な音楽(現代の音楽に繋がる流れです)から、新たな多くの「音楽について」を学べるはずです。演奏法自体もかなり文法が変わってくると思います。
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シューマンのトッカータより難易度が高いかは人それぞれになってしまうかもしれませんが、


パッと思いついた何曲か置いておきますので、興味があれば参考にしていただければと思います。
既に弾いたことある曲でしたらスルーしていただければと。

・シューマン ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.14


・ショパン スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
https://www.youtube.com/watch?v=emP4ou-Fcp4

・サン=サーンス アレグロアパショナート Op.70
https://www.youtube.com/watch?v=MHT4U4Calcs

・ラフマニノフ 楽興の時 第4番 ホ短調 Op.16
https://www.youtube.com/watch?v=lLj0jsr6bpE

・ラヴェル クープランの墓より トッカータ(短調とするには少し微妙かも)
https://www.youtube.com/watch?v=_v7E9EeBVTU
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