プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

大阪の天神筋商店街には向かい合うように甘党・喫茶の菊水と和菓子販売の菊水があります。ネットで調べるとこの二店舗は関係がないということですが、ご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?また、神戸の方では有名な菊水という甘味どころがあります。他にも菊水と名のつく和菓子やさんやお料理やさんを見かけるのですが、何か言われや歴史的背景(例えば鶴屋、亀屋などのような)あるのでしょうか?よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

詳しいことは知りませんが、「菊水」というのは、中国の伝説で、不老不死の霊泉のことだそうです(「菊」は古来より不老長寿の象徴)。

その伝説を扱った能楽「菊慈童」があります。京都の名水「菊水の井」の名もこの伝説に由来します。
この縁起の良い伝説(を扱った能楽)が、屋号の由来かもしれません。例えば、新潟の「菊水酒造」や高知の「菊水酒造」は、伝説の霊泉を銘柄の由来としています。
http://www.kikusui-sake.com/home/jp/company/comp …
http://www.tosa-kikusui.co.jp/profile.html
滋賀の菊水飴本舗は、江戸時代に醍醐寺の座主から褒められ、菊水紋と一緒に「菊水飴」の名を賜ったとのことです。栄養価の高い飴ですので、やはり不老長寿の「菊」からの連想もあったかと思います。
http://www.kikusuiame.com/aboutame.html

楠木正成公の紋所としても知られているので、それにあやかった(高名な武将、皇室への忠誠心)可能性もあります。特に明治時代には人気ナンバーワンの武将でしたから、その時代に創業したお店では楠木正成にあやかって、ということもあったのではないでしょうか。
上記の霊泉の伝説と合わせても、縁起の良い屋号ですし。
例えば、奈良の老舗料亭「菊水楼」は、明治時代の創業当初からある表門が円成寺塔頭の移築であり、その塔頭が楠木正行(正成の子)に縁があり、そこから紋所「菊水」の名を取ったそうです。ただ、先祖の古い屋号が「菊屋」だったそうなので、その「菊」関連で屋号を考えた、ということもあるかもしれません。
http://www.nara-np.co.jp/graph/gra021208_house.h …
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この回答へのお礼

お礼が遅れましたが、大変詳しい説明ありがとうございます。名水と不老長寿という意味合いなら、確かにお料理やお菓子に通じるものがあります。

お礼日時:2016/07/26 08:23

菊水の語句の意味が、水に浮かぶ菊ですから、清涼さ美しさから屋号にされたか、



楠 正成 公 の家紋ですから、楠公を尊敬するか、縁があって付けられているのではないでしょうか。

参考までに。
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この回答へのお礼

水に浮かぶ花でしたら、梅や桜がないのが少々不思議ですが、おっしゃる通り美しいイメージですね。ありがとうございます。

お礼日時:2016/07/26 08:24

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