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鉄系合金で腐食性、強度,硬度、靭性、延性、低比重、その他もろもろの条件の中で、
ただ一つコストとを考慮せずとして最強はなにでしょうか?

A 回答 (3件)

すべてに対してというものはあり得ません。


優先順位を決めてください。
そもそも延性と靭性や強度は矛盾しますよ。
 金は延性が極めて高く、透けて見えるほど薄く延ばせますが、靭性はありません。
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超高張力の鋼材は、ボルトかばねに使われている材料を捜せば概ね見つかります。



※最強ボルトに使われているKNDS4は、引張強度が1500N/㎜^2に達するばかりでなく、1400N/㎜^2という遅れ破壊強度や1200N/㎜^2を余裕で超える耐力を持ちますが、これは塑性域角度法ボルトに使われているSCM440(遅れ破壊強度1200N/㎜^2級)よりも、更に高い粘り強さと耐力を持っている事になります。

※ちなみに。
 KNDS4は、ボルトにすると強度区分14.9。これは一部の量産車用高性能エンジンにのみ使用例がある超高強度ボルトで、恐らくレーシングカーのF1のエンジンでもあまり使われていないでしょう。

※残念ながら耐食性は単なる鋼材の域を出ません。また鋼材である以上、比重も似た様なモノになります。

※ケタ違いの疲れ強さが必要なSUP材(ばね材)を見ると・・・・市販されているモノだとSUP13が最高で、これの正体はSCM材を熱処理したモノです。
 引張強度が1230N/㎜^2以上、耐力が1080N/㎜^2と、かなり善戦してますがKNDS材にはイマイチ届きません。
 或いは。
 自動車メーカーでは既にSUP14相当のばね材を使っている可能性はありますが、市販されていないので特性は判りません。(造船産業が下火の今日では、鋼材の最大市場は自動車産業となっており、各自動車メーカーはJIS規格にとらわれない独自の規格を直接鉄鋼メーカーと取決め、市販されていない特殊鋼材を大量に使っています。上記の14.9ボルトも、元々はホンダが当時のJISやJASO規格に拘らずボルトメーカーと開発したモノを、後追いでJISやJASOが規格化しました。)

※SUS材(ステンレス)は、数値上は最高レベルの引張強度や耐力を持つモノがありますが、高応力部分では応力腐食割れの心配が付きまとい、またSUS材は鉄系材の中では伸びが大きく熱膨張が小さいという特性もあり、高温強度や耐食性が最優先で必要でない限り選択されません。(故に自動車ではSUS材を高強度構造用材としてはあまり使いません。)
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低比重は無理としてたら、SUS630-H900あたりでしょうかね。



http://www.susjis.info/precipitation/sus630.html
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