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化学についてです!
元素と原子と分子の違いってなんですか?

A 回答 (5件)

こんにちは。



言葉で定義を覚えることで理解しようとするのは非常に難しく、間違いも起きます。具体例で覚えましょう。勉強の仕方で言うと、教科書とか参考書の文章を覚えるのではなく、問題集の答えを覚えましょう。

まず「元素」ですが、これは「原子の種類」のことです。周期表を、「水兵リーベ、僕の船…」と覚える語呂合わせの、あれです。水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム、ホウ素、炭素、…というのが、具体例です。このときに、数とか結合の仕方は関係ありません。「水素」とか「ヘリウム」とかいう「種類」だけが問題なのです。その一つ一つの種類に対して与えられているのが「元素記号」で、H、He、Li、Be、B、C、などです。

次に「原子」ですが、これは、上の「元素」の一つ一つの粒子、つぶのことです。例えば、「水素原子」、「ヘリウム原子」、などです。これは、「水素原子2個」、「ヘリウム原子3個」などと、数を数えることもできます。「水素元素2個」というのは間違いです。「元素」というのは「種類」のことなので、例えば「水素と酸素の2種類の元素」と言うならば正しい言い方です。

また、原子は、電子状態によっては結合することもできます。水素分子の中では水素原子同士が結合していますし、二酸化炭素分子の中では炭素原子と酸素原子が結合しています。

そして、「分子」ですが、これは「いくつかの原子が結び付いた粒子[つぶ]」のことです。ただし、ヘリウム、ネオン、アルゴンなどの「希ガス」は、「単原子分子」という、「1個の原子からなる分子」という特別な分子として扱われます。

それでは、単原子分子でない一般的な分子の例はと言うと、「水(みず)分子」、「水素分子」、「酸素分子」、「二酸化炭素分子」などがあります。

水分子を例にとります。

水分子は、水素と酸素という2種類の元素からなります。
水分子は、水素原子2個と酸素原子1個が結合してなります。
1個の水分子の中では、1個の酸素原子が、2個の水素原子と結合しています。

このような言い方ができます。

また、硫酸という分子で考えてみます。

硫酸分子は、水素と硫黄と酸素と言う3種類の元素からなります。
硫酸分子は、水素原子2個と硫黄原子1個と、酸素原子4個からなります。
(硫酸分子の中での各原子の結合の仕方は複雑で、文章では非常に難しくなるので省略します)


長くなりましたが、教科書・参考書・問題集にある図とか、分子模型などもあればそれも参考にして、視覚と合わせて理解して覚えるようにすると、よく理解できると思います。

頑張ってください。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすいです!
ありがとうございます( ; ; )

お礼日時:2016/08/21 03:58

既にお答えがある様ですが、


元素は各原子の「名前」「性質」などを表わすただの名前。これが無いとどれがどれやら分らないけど、素人は縁が無い。
原子は原子核と電子から構成される各元素の「実在」、最近は陽電子と電子から出来たポジトロニウムや、プラスのμオンと電子から出来たミューオニウムなんて奴もあります。
分子にはちゃんと定義があり「その物質の性質を持つ最小単位」
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この世の中には、植物、動物、鉱物など多種多様の物質がありますが、古代ギリシャでは


こらら多様のものも根本は、「火、水、土、空気」からできているという思想がありました。
これらを元素といいます。
どれも、目で見ることができますね。
現在は、この4種類が元素ではなく、元素記号で表される、炭素や酸素、硫黄・・・などが
元素です。
元素という表現では、硫黄も酸素も目で見て、感じることができます。
一方、同じくギリシャ時代にデモクリトスが、目の前にある水も2等分し、
さらに2等分する・・・ということで、どんどん分割していくと、いつかはこれ以上
分けることができない最小の粒子があるはずだと考えました。
その最小粒子がアトム、つまり原子です。
現在では、水は水素原子2つと酸素原子1つが組み合わさった、H2Oという
形で存在することがわかっています。
ヘリウムなど原子1つで安定して存在することができるものもありますが、
ほとんどの物質は、複数の原子の組み合わせた形で存在します。
それが分子です。
空気中の酸素も1個の酸素原子からなるのではなく、酸素原子二つが結合して
O2という形で存在します。O2は、複数の原子が組み合わせっているので
分子です。酸素分子と表現されます。
物質の根源をこれ以上細かく分けることができない、究極の微粒子、
つまり粒子という概念で表現したのが、原子や分子という用語で、
目に見えるような物質ということで、根本物質という概念が元素です。
硫黄は元素の一つですが、硫黄分子から成り立っています。
ヘリウムも元素の一つですが、ヘリウム原子から成り立っています。
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原子は粒。

一粒。
分子は原子が二粒以上くっついたもの。
元素は原子の種類です。

空気中にあるのは酸素分子。酸素原子が二粒くっついてできています。
元素は概念的なもので、実在しているのは原子、分子、あるいはイオンです。

と、私はボスに教えてもらいました。
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難しい質問ですね。



元素は性質によって分けられる概念(質量という性質は同位体で異なります)。昔は元素=原子だったものが、同位体の存在が判ってきて概念のようになりました。
原子は元素の最小単位で物質を構成する基本的な要素。
分子は2つ以上の原子から構成される電気的に中性な物質。

元素、原子は時々混乱して用いられたりするので、境界が曖昧な場合がありますね。
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