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金属結合とは、自由電子が金属内を自由に動き回ってる結合との事ですが、
同じ金属同士をくっつけても、磁石のプラスとマイナスの様に、くっつかないのは何故ですか?

A 回答 (2件)

ミクロ的にみると顕微鏡レベルですが金属同士を接合する場合、金属の表面にデコボコがあり実は密着していないです。


更に、もっと微小の領域をみると金属と金属の間に何かの原子が存在しています。気体の分子であることが多いですね。
また、例えば、多くの金属は酸化皮膜を表面に形成していることが多いので、金属同士の接合にはなりません。
単純に金属と金属だと思っていても、実はその間に非金属の原子・分子や他の結合様式のものが存在しているので、接合することは出来ないですね。

古典的な手段ですが、金属の表面を平坦に仕上げて、ある程度の加熱と加圧を与えて拡散接合することはできます。
これは電子ではなく、原子が固体内で拡散する現象を利用したものですが、やはり気体分子は邪魔になるので真空が必要になってきます。

更に、高真空中で表面の酸化皮膜を除去して接合すると、仰るような接合(イメージは少し違いますが…)が可能になってきます。
20年程前に自分で調べて文献で読んだことがありますが、必要な高真空が宇宙空間並みだった記憶がありますね。
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この回答へのお礼

解決しました

詳しく説明下さりまして、ありがとうございます。

お礼日時:2016/09/17 02:20

金属結合に至っていないからです

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