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本能と欲求関わりが分かりません・

例えば性欲は繁殖目的の為に存在するのに性欲自体は「性行為をしたい」という欲求で「繁殖したい」という欲求ではありませんよね。

・何故直接「繁殖したい」が性的欲求じゃないのでしょうか?

・そもそも本能と欲求は別個の存在ですか?それとも欲求は本能の一部ですか?

・欲求する事自体が本能ですか?本能が欲求しろと信号を送るような

・空腹を感じるのが本能で食べたいと感じるのが欲求ですか?


分かりやすい例えや図があればどうか教えてください

A 回答 (4件)

お礼、ありがとうございます。


新たな疑問を提示されましたので、僭越ながら、再度がんばってみます。

<ただ人間の場合は理性があり、プログラムされている性行為までで、結果である子供を持つかもたないかは理性でその人の判断によるという事ですよね。ではもし直接的に「繁殖したい」もプログラムされていたら理性関係なくみんな三大欲求のように子供を持ちたがるという事になるんでしょうか?>

についてですが、まず、「(直接的に)繁殖したい」という本能は、ありえません。
すでにお話ししたとおり、繁殖とは、生殖行為、出産、育児などの一連の作業の結果です。
ですから、この一連の作業と結果を理解し、頭の中でイメージできなければ、そういう欲求も生じません。
つまり、「繁殖したい」というのは、そのイメージを可能にする高度な知的能力によって生じた発想であって、そういう類の欲求は思考による「後天的な願望(あるいは理想、理念)」にすぎず、遺伝もしません。

>理性関係なく三大欲求のように
ということにもなりえません。
「繁殖したい」という発想そのものが理性的行為なのですから。

「美味しいものをいっぱい食べたい」という欲求と同じ。
美味しく感じるものを食べたくなるのは本能です。いっぱい食べたくなるのも本能です。
どちらも動物全般の基本的な食欲の本能です。
しかし、「美味しいもの」をイメージし、それを「いっぱい食べる」という状況を欲求するのは、人間の知的想像力で生み出した願望です。
もちろん遺伝はしません。

上記の発想を可能にする高度な知的能力が人間に備わったのは、せいぜい1万年ほど前のことでしょう。
しかし、繁殖するための(性欲などの)システムは、知的能力を得るはるか以前から確立されていました。
なんせ、数億年も前から生物は繁殖し続けてきたのですから。
ですから、人はなぜ繁殖するのか? 繁殖にはどういう本能が関わっているのか? という疑問を解き明かそうと思ったら、今現在の人間が持っている知性(理性)を一切無視して(サル以下の知的レベルで)考える必要があります。
つまり、人間に「繁殖したい」という本能プログラムがあったら・・という仮定は極めて無意味なので、検討課題から抹消すべきです。

人間がサルと同レベルの原始人であったときも、確実に繁殖し、子孫を増やしていました。
そこには(現生人類のような)理性など存在しません。
子供を持つか持たないか、などという判断に迷うような知的思考力もありません。
しかし、繁殖できたのです。
その点を主眼にして考えてみてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やっと理解出来ました。
ご指摘の通り理性と本能について考えていたところ発想が飛躍していました。自分の中に妙な固定観念がありそれが思考の邪魔をしていたようです。とても親切に分かりやすく説明していただき助かりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2016/09/22 12:00

まず本能的行動というのが


先天的に遺伝子に組み込まれたパターンの組み合わせによる行動としてあって
そうした行動を起こそうという欲求が本能的欲求ということになります。

ただ欲求とだけ言った場合はもっと広く高次の精神活動が絡んだ場合も含まれます。

本能的欲求とそこを土台に発展した高次の精神活動が絡んだ欲求とがある
くらいに考えるといいのではないでしょうか。

動物の場合で考えてみるとわかり易いと思いますが
繁殖をしたいと思って生殖行動をするわけではなく
生殖行動という本能的行動を本能的欲求である性欲に従って行使した結果が繁殖につながる
ということでしょうね。

空腹を感じたら食べるという行動パターンは本能的行動で
その際に感じる食欲は本能的欲求ということになります。
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質問者さんがなぜそういう思考パターンに陥ってしまうのか、そこがちょっと難解なところです。


繁殖のために性欲がある、この単純な言葉で、普通は納得が得られる問題です。

繁殖とは何か?
生殖によって子孫が増えることですね。
そのためには、性行為、出産、育児、という要素が絡む一連の作業が必要です。

すなわち、「繁殖したい」= 「性行為して、出産して、育児して、子孫を増やしたい」ということ。

たとえば、質問者さんが「(体は人間と同じ構成の)繁殖ロボット」を作ったとして、繁殖させるためにどういうプログラムをインプットするでしょう?
つまり、「繁殖したい」というプログラムはどういうものか?ということです。
繁殖したい(子孫を増やしたい)という概念をインプットしたところで、性行為(および出産)や育児など、繁殖に必要な要素が一つでも欠ければ、繁殖にはつながらないので、ある意味そんなものは役に立ちません。(男が、「子供はほしいけど、セックスはしたくない」なんて言ったら始まらないでしょう)

けっきょく、繁殖という目的をロボットに達成させるためには、繁殖に必要な作業の一つ一つについて、それをしたくさせる(せざるをえない)プログラムをインプットさせるしかありません。
「性行為をしたい」「子供を育てたい(生まれた子供を可愛く感じる)」などのプログラムがあれば、別に「繁殖したい」などという概念などなくても、繁殖につながるわけです。
繁殖という概念のないサルや犬、あるいはカブトムシでも、立派に繁殖しているわけですから。

食欲についても同じです。
食べることが必要だから、食べさせるために「食欲」というプログラムをインプットされているということ。
その食欲プログラムは、「空腹」をサインに起動し、「満腹」のサインで終了するようにプログラムされているということ。

通常は、このようなことを暗黙のうちに了解するものなので、一般的には、質問者さんのような疑問はあまり聞かれません。
質問者さんが、一般的にはかなり異例なところに固執して、少数派の疑問を抱くのは、なにか、本能と理性を切り離し、人間を理性的な動物として期待する側面があるからではないでしょうか。(違ったら、失礼しました)

ちなみに、当たり前ではありますが、女性には男性のような性欲はありません。
男は、数日で精子が満タンになるので、片っ端に女にアタックして可能な限り性行為に及んだ方が、遺伝子をより多く残せるので得です。(だから女性に対して性欲が強くなる方向に進化してきました)
しかし女は、一度妊娠すれば10か月以上の期間、子を宿し、出産後も数年間は乳飲み子を付きっきりで養わねばならないので、限られた少ないチャンスを生かすべく、できるだけ優秀な男を父親に選ぶ必要があります。(子供に優秀な遺伝子を与えるため)

だから、女は、最初は強く拒絶しても、いったん「この人なら」と認めた男には、一気に心を許す傾向があります。
じつはこれは、人間だけでなく多くの動物や昆虫にもみられる傾向です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
繁殖ロボットの例はとても分かりやすいです。

性行したくさせる(せざるをえない)プログラムをインプットしてあるから直接的な「繁殖したい」という欲求を《わざわざ組み込む必要ない》という事ですね。性行すると結果繁殖するので。

つまり、生物は意思的に子供を持つのではなく性行したくなるようにプログラムされいるから。そして結果子供を持つ。
ただ人間の場合は理性があり、プログラムされている性行為までで、結果である子供を持つかもたないかは理性でその人の判断によるという事ですよね。ではもし直接的に「繁殖したい」もプログラムされていたら理性関係なくみんな三大欲求のように子供を持ちたがるという事になるんでしょうか?

お礼日時:2016/09/18 15:30

人間の脳は三つの部分から構成されています。



性欲、食欲などを司る生存脳
喜怒哀楽を司る感情脳
理性を司る思考脳



何故直接「繁殖したい」が性的欲求じゃないのでしょうか?
   ↑
繁殖したい、は生存脳の作用です。
それを感情脳との相互干渉作用によって
やりたい、に翻訳して
いるのです。


・そもそも本能と欲求は別個の存在ですか?
それとも欲求は本能の一部ですか?
   ↑
生存脳、感情脳、思考脳は、明確に区別
されているのでは無く、相互に干渉しあって
います。
学者は、これをフイードバック現象として
説明しています。


・欲求する事自体が本能ですか?本能が欲求しろ
と信号を送るような
  ↑
生存脳が、感情脳に指示しているのです。
それによって感情が発生し、生存脳もそれに
刺激されて、やりたい、になります。

その欲求を満たすにはどうしたらよいか、
プレゼントしたり、優しくしたりと
思考脳が作戦を立てるわけです。



・空腹を感じるのが本能で食べたいと感じるのが欲求ですか?
   ↑
上と同じです。
生存脳と感情脳が、互いに干渉しあって
空腹が食べたいに翻訳されます。
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