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死者の事を仏と言うのは、日本だけかと存じます。
地獄へ行く亡者も仏と言うのも、畜生道に輪廻する者も仏と言うのもおかしく思います。
そもそも仏とは、六道輪廻から解脱した者を言うと思います。

さて、この日本だけの思想は、何時代頃から始まったのでしょうか。
「成仏しろよ。」と手を合わせても、次の輪廻に向かうかと。

質問者からの補足コメント

  • 御教示感謝。
    平安末期の西行と言う僧の歌に、
    仏にはさくらの花をたてまつれわがのちの世を人とぶらはば(千載集)
    が有り、西行の死後仏に為ったらと言う意味と捉えられて、西行の名のとおり浄土宗系か?とされていますが、法然の前に成ります。しかも高野山に長く住んだの真言宗です。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/11/07 20:24

A 回答 (2件)

補足ありがとうございます。


西行法師の歌については、真言宗だとしたら、逆の意味で、死後仏になると言う発想は無いでしょう。(何故ならば、真言宗であれば、即身成仏(仏として、救済の道を進む人生を歩む事)だからです。
元々、真言宗(空海の思想としてです)であれば、救済を実践するのが教義であり、人は全て仏性を持っているので、仏が行える衆生救済を即身成仏により実践できるからです。
西行は、最初台密の寺で修業し、高野山で東密に興味を示して、即身成仏と浄土信仰に傾倒する傾向があったと言われています。
西行は、その名のとおり、浄土で仏となる事を願っていたのかもしれません。
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この回答へのお礼

西行は、初期大原に居たことが、歌により判明しており、源信の横川も近く、円位、西行の法名からも天台浄土教系かと思いますが、死ぬだけで仏になると言う思想が理解出来ていませんでした。
又、吉野の金剛蔵王権現には、桜を奉る習慣があったとのことで、そちらの意味か?とも考えていました。
この和歌を理解する上で重要な問題と考えて質問しました。
一つの和歌を理解するには、その生きた時代、思想も考えなくてはと思っておりますので、又どうぞよろしくお願いいたします。

お礼日時:2016/11/13 05:52

浄土系宗派が普及してからだと思いますが、何時頃と言うのは、特定しづらいですね。

(少なくとも、鎌倉時代以後である事は確かでしょう)
浄土宗や浄土真宗では、阿弥陀如来により、死者は極楽往生するので、輪廻はしないです。
したがって、少なくとも浄土宗や浄土真宗の信者であれば、確実に極楽往生するので、浄土に行った後は成仏すると言う事だと思いますよ。
他の宗派が、どう解釈するかは、それぞれですね。
即身成仏を説く宗派もあるし、解脱を目指す宗派もあります。
ただ、日本仏教の場合は、「仏」は特別な存在なので、解脱して阿羅漢になれても、それが即「成仏」では無いです。(大乗仏教の場合は、「仏」は衆生救済が出来る存在とされています)
この回答への補足あり
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