プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 飢餓をしていると体に水が溜まるといいますが、なぜ、体に水を溜まるのでしょうか。
 ソマリアの難民の子供などはやせ細っていますが、おなかだけは膨らんでいたりします。日本にも餓鬼という物の怪がいますが、絵など見ますと、御腹だけが奇妙に膨らんだ描写になっています。

 飢餓に近づくと体の生理現象として起こるようです。なぜ水がおなかにたまるのでしょうか?理由を医学的に簡単に説明してください。お願いいたします。

A 回答 (3件)

こんにちは。

前の方のおっしゃるとおりなのですが、もうちょっと詳しく知りたい場合に備えて解説しますね。

水に他の物が溶けている場合、細胞膜などのような水分子が自由に行き来できる膜を隔てて、溶けている物質の量が違う(つまり濃度、濃さが違う)状態だと、薄い方から濃い方へ水が移動するように力が働きます。
これを浸透圧といって、体の中の水の分布を調節している大事な作用なんです。

体の中では、血管を血液がめぐっていますが、これは心臓で押し出されているので圧力がかかってますね。
血管は栄養などをあちこちに補給しないといけないので、水分子も行き来できます。
ですので、そのままでは血管から水分が出放題になっちゃって、血管の中の水がたりなくなっちゃいます。

そうならないように塩分やタンパク質が血液には沢山溶けていて、薄い方(血管の外)から血管内へ水分を戻す働きをしているわけです。

もちろんそれで全部抑えられないので、それでも流れ出した水分はリンパという流れで回収される仕組になってますが、このリンパでは回収できる量に限があります。

さて、栄養が極端に悪くなってタンパク質が非常に不足すると、血管の中のタンパク質も不足し、浸透圧で水の回収ができなくなります。
それがリンパの回収量を越えると、残りは体の中の内蔵のすき間などに溜ります。
病気で腹水や胸水が溜るような感じですね。

これが寝てる人だと、体中がむくんで腫れ上がった状態になるのですが、立って生活していると、内臓が沢山つまっている部分の一番下、つまりお腹に溜る事になり、お腹が出っぱってくるのです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございました。

養分が足りなくなると水がたまるんですね、。

 浸透圧ですか…。果物に塩のせておくと水がでてくるやつですね…。人間の体もそうできているとは、。
 そういえば、ポカリスエットのようなドリンクも、アミノ酸とか塩分とかですよね。あれは血液に水分をいきわたらせるんだったか…。
 人間のからだっておもしろいですね。

お礼日時:2004/08/04 21:43

飢餓だと人体は筋肉、内臓を溶かして脳に送るんです。


最後まで脳を守ろうとするんです。死守するんです。

筋肉、内臓のタンパク質を肝臓で分解して、脳の唯一の栄養源であるブドウ糖に変えて脳が死なないように血液に乗せて運びます。


ですから飢餓で脂肪肝になってしまうこともあるんです。
なぜならば肝臓が、自分で自分を分解して脳にブドウ糖を送りますので、肝機能が低下して脂肪肝にまでなってしまうんです。

そうしてタンパク質がドンドン減少するし、摂取量も少ないので、みなさんの言われるようなメカニズムで水が溜まってしまうんです。


先日の大阪の岸和田での食事を与えない虐待事件がありましたが、あの少年は脳も一部死んでいたということですから、内臓は全滅状態だと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。

脳が優先的に生かされるんですね、。なるほど。
 そういえば、よくわからない…この飽食の時代に餓死とは不思議と言うか奇怪な事件がおこりました…。どうなってるんだろ…。

お礼日時:2004/08/04 21:46

要は、体を構成しているたんぱく質が分解されて水が溜まるということのようです。



参考URL:http://www.ajinomoto.co.jp/ajinomoto/lib/ronbun2 …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

たんぱく質ですか…なるほど、。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/04 21:37

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!