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我が国では幕末から第2次大戦まで、外国の船から日本を防御するため、沿岸各地に砲台陣地が置かれました。しかしそれが活躍して敵の船を沈めたという話は聞きません。沿岸砲台は役立たずな存在なのでしょうか?それでもこれだけ各地に砲台が置かれたということは何かメリットがあるのでしょうか?

A 回答 (8件)

揺れる船からの発射に比べて、固定された砲台からの発射の方が命中率が高い、というのがありました。



実際に、船に搭載できる砲よりも、陸上の砲の方が口径が大きく破壊力もあって、速射もできて、豊富な弾薬量という事で、同じ砲を用いるのであれば、陸上砲台の方が、有利という事はありました。

しかし、砲その物は、外国からの輸入がほとんどで、設置した頃には時代遅れのほうなわけで、海外から来る黒船などのほうが、最新の長射程の破壊力の高い砲を装備していました。

防御する側の陸上砲台から発射される玉が届かない距離から、艦砲射撃をしてくるわけですから、艦船は安全な距離から敵の攻撃を受ける事無く攻撃して、陸上施設の殲滅ができました。

これが、幕末までの頃

その後、自国(日本)でも、長射程、破壊力の高い砲を製造して設置する事で外国の艦船よりも有利な状況を作れるようになりましたが、その後攻撃の主流は航空機となり、陸上砲の届かない高空や位置からの攻撃ができるようになりましたので(第一次世界大戦以降)

沿岸砲としての使命は終わりました。

最初は、メリットだらけだったんですけどね
時代の流れですね(^_^;
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品川砲台だけは、日本の対応力の早さを見せることで、ペリーに対する心理的な牽制にはなりました。


長州が馬関(下関)海峡に臨時設置した砲台は、外国船に対する脅威でした。もっとも上手く使いこなせないうちに、壊されました。

船側が用心して近寄らないというメリットはあったでしょうね。
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そんなに難しいお話ではなくて、単に射程と命中率の問題があっただけです。

要は射程に敵艦が入ってこなかったと。
 なにかメリットがあったかと言えば、「備えはあるぞ、近寄ると撃つぞ」的な(ある程度の)示威的な効果はあったと思います。その効果がなくなった太平洋戦争末期には、他の戦線に転用された海岸砲もあったと聞きます。
 海岸砲が未来永劫役立たずかどうかは戦闘のシチュエーションによります。たとえば北の帝国なんかは今でも強力な海岸砲部隊(陣地)を備えてます。固定砲じゃなくて洞窟陣地に榴弾砲やロケット砲を隠ぺいって形ですけれども。これでも敵が射程に入ってこなければ何の役にも立ちませんが、たとえば上陸部隊が船をしたてて押し寄せてくる、なんて事態になればそれなりの力を発揮すると思います。
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当時の砲台は今で言えば戦略型原子力潜水艦です。



戦略型原潜は核ミサイルを積んで、じっと海の底に隠れています。この最終兵器の報復が怖いから、核をもった国同士はお互いに核ミサイルを打ち合わない、のです。

200年ぐらいしてから「20世紀の戦略型原潜は1発もミサイルを打たなかったので役立たずなのですか」と質問されたら、当時(というか今現在)を知っている私たちは「抑止という意味でものすごく役に立ちました」と答えるでしょう。

当時の砲台もそういう「抑止」としてはものすごく役にたっていて、おかげでペリーは浦賀での交渉をよぎなくされ、幕府の回答が遅れても(実際に引き伸ばしましたが)砲撃して恫喝することができませんでした。

つまり砲台は撃ってないけど役にはたったのです。
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少なくとも、幕末から明治にかけては 砲台が有ることによって、欧米の艦船に脅威を与えてました。

簡単には内湾には、入れないので、内湾に都市部の多い日本では、使用はしなくとも成果はあったと思われます。欧米列強は常にアジアに植民地を求めて徘徊してました。中国でのアヘン戦争では、防御が甘かったためイギリスに簡単に内湾や河川に侵入されて砲撃され、あっけなく降伏しました。
日本でも幕末、薩摩藩がイギリスの艦船に砲撃されましたが、砲台の火力で反撃し、多大の損害を与え、なんとか退散させました。イギリスの艦船は11隻だったそうです。沈めるまではいかなかったですが、艦船に大きな損害を与え、敵の最高司令官も戦死しました。アジアで殆んどの国が植民地、或いは半植民地にされたなか、日本が、完全独立で居られた要因の一つに、砲台の存在が有ったのは、確かなのです。
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わざわざ叩かれに行くバカがいると思うのですか?


戦争とは相手の弱点を突いて行うものです。

直接的に攻撃できる太平洋側では大戦末期には
接近した米艦隊の艦砲射撃を受けた都市がいくつもあります。

対馬などに強力な要塞砲を装備していた日本海側には
そのような敵対行動はほとんどないはずです。
侵入しようとすれば可能であるが、
地上に固定され照準も正確な要塞砲に比較し
波浪の影響を受けて常に照準がズレる艦砲では
命中精度が圧倒的に違うからです。
沿岸にある要塞砲を沈黙させるには相当な出血がある。
だから、必要がなければ接近しない。

接近阻止こそが、海岸砲台の威力です。
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軍部による地方への公共投資によって、その地域に金が落ちた。

経済効果は、あったのでは?
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あなたも質問の中で書いている通り役には立っていないかと。


また、第1次大戦以降は船(艦隊)での戦争から飛行機の時代へと変わっていきましたのでほとんど無意味であったと思います。
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