アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

受験を控えた友人から、
「雲のあなたは春にやあるらむ」というLINEがきました。

現代語訳は「雲の向こうに春がきているのだろうか」となるらしく、受験のことを言っているんだと思います。

これにふさわしい返歌を和歌から探して送りたいのです。
友人は男なので、恋愛的要素ができるだけない、それでいて春の訪れや雪解けを歌ったものがいいです。
ちなみに彼はみんなが認める努力家で、公募は受けてないのでまだ合格はないのですが、第一志望の判定は良かったようです。

何を返すのが一番ふさわしいでしょうか。
皆さんの知恵をお貸しくださいませ。

A 回答 (3件)

「返歌」とは短歌を詠んで贈られたのに対し、こちらも短歌で応えることを言います。

これは「七七」という下の句を贈られたので「五七五」を付けて返します。俳諧連歌での「前句付け」と言うものです。(相手がそこまで考えているかどうか知りませんが)あり合わせの歌を探すのではなく、たとえば
   行く年の苦しき思いに耐えぬれば(雲のあなたは春にやあるらむ)
お粗末でした。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

丁寧な解説までつけていただきありがとうございます。
なるほど、返歌とはそういう意味だったのですね!勉強になりました。
素晴らしい上の句まで考えていただいて本当に感謝です!

お礼日時:2016/12/15 13:39

雪の降ってくる様子を、桜の花が散る様子に例えて、雲の上は、きっと、春なんだろう。

。。という、受験が終われば、春がやってくる、その、解放感に例えた下の句ですので、春の桜の和歌が良いように思います。

有名なところで、

(浅緑野辺の霞はつつめども)こぼれて匂ふはなざくらかな
(吉野山こぞのしをりの道かへて)まだ見ぬかたの花をたづねむ
(世の中にたえて桜のなかりせば)春の心はのどけからまし

おめでたいことが続きますように、という和歌。雪ということで、共通します。

(新あらたしき年の始めの初春の)けふ降る雪のいや重しけ吉言

このあたりでどうでしょう。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとう

4句も考えてくださって本当にありがとうございます!
心からおめでたいことが訪れることを祈っている気持ちが伝わる歌で感動しました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2016/12/15 13:41

古今集 深養父


冬なからそらより花のちりくるは雲のあなたは春にやあるらむ

のかへしとして思い付いたのは、
難波津に咲くや此花冬籠り今は春べと咲くや此花
古今集仮名序歌
梅の花が咲く頃には良い知らせが届きますよ。

因みにこの歌は、大阪市浪速区と此花区の元となった歌です。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ありがとう

素敵な歌を教えてくださってありがとうございます。
梅の花が咲く頃にいい知らせが届く、というのは本当に彼へ伝えるべきメッセージにぴったりで、こんな歌があるのかとびっくりしました!参考にさせていただきました。

お礼日時:2016/12/15 13:44

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

関連するカテゴリからQ&Aを探す