No.25
- 回答日時:
この世は物質と精神で構成されています。
もし、この世は物質のみで構成されているとしたら、私は何も感じないでしょう。熱いとか赤いと感じている主体が私です。熱いとか赤いと言う感じは、幾ら高性能な顕微鏡で脳の中を覗いても見えません。物質が、熱いや赤いに対応する動きをしているのが見えるだけです。
その動きの刺激を受けて、精神である私が熱いとか赤いと感じているのです。
熱いや赤いは物質ではないので、それを感じている私も物質ではありません。私は、無限の感受性である精神です。
物質の全体を宇宙と言います。質問者さん、それでは「精神の全体」を何と呼んだら良いでしょうか。
そして、この世の始まりを物質のみで説明することは出来ません。物質の因果関係は、原因が結果を生じ、その結果が原因となり更に結果を生じると言う形になります。
従って、宇宙の始まりは原因なくして結果を生じなければなりません。つまり、無から有を生じなければなりません。しかし、それは不可能です。
一方、精神は物質を動かすことが出来ます。精神である私は物質である手を動かすことが出来ます。ですから、宇宙の始まりにおいて最初に動いたものは、「原因から自由な精神」以外にはありません。
質問者さん、この「宇宙を創造した精神」を何と呼んだら良いでしょうか?
ユダヤ教・キリスト教では、外界は神が創造したと信じます。
ここに物が落ちたのは、ここに落ちるように、宇宙が作られているからであると考えます。そして、どうしてここに落ちたのかを追求し、 物体は外から力が加わらなければ、そのまま飛び出した方向へ等速運動を続けるが、落下距離は時間の2乗に比例する為、 放物線を描いて地上に落下し、ここに落ちたことを発見します。
宇宙で起る全てのことは、必然であり意図されたものであると考えます。ですから、一見偶然に思える事柄に対しても、 必然であると確信し、その仕組みを解明しようとします。
ある天才は、「神はサイコロを振らない。」と言いました。 これは、現象を確率で説明しようとする態度に対して、必然な説明をしなければならないと批判したものです。
この様に、西洋では神が宇宙を創造したと言う確信により、自然科学は発達して来ました。
それに比べて、東洋では仏が宇宙を作ったとは考えません。精神の中に仏が存在していると考え、内心の仏を追求します。
宇宙は偶然出来たと考えます。物は色んな所に落ちます。物がここに落ちたのは偶然だと考えては、 落下の法則や万有引力の法則は思いつかないでしょう。
無神論も同様です。ハッキリと必然と分ること意外は偶然であると考えたのでは、人に先駆けて新しいものを発見することは出来ません。
神を持ち出すと、単純に非科学的であると非難する方が居られます。しかし、科学で全ての現象を説明出来るでしょうか。
第一、物質の因果関係のみでは、宇宙の始まりを説明することは出来ません。 物質の因果関係は、原因→結果=原因→結果=原因→結果・・・と続きます。原因があり、その為に結果が生じ、 その結果が原因となり次の結果が生じると言う順番となります。
しかし、これでは最初の原因が存在出来ません。その最初の原因は、何らかの原因により生じなければなりませんが、それがありません。 物質のみでは、宇宙の始まりを説明できないのは自明のことです。
また、コインのゲームを考えて見ます。コインを縦に立て、倒れて表が出れば私が勝ち、裏が出れば貴方が勝ちます。 科学では、このゲームで私が勝つ確率は50%、負ける確率も50%としか言えません。 しかし、現実にはどちらかが勝ち、掛け金を全て手に入れます。それを決めるのは何でしょうか。
これと同じことは、素粒子レベルでは無数に起っています。完全に均衡している状態で、僅かな力が加わり少しの不均衡が生じると、 不均衡が不均衡を呼び次第に大きくなり、終にはコインは倒れます。
確率は50%ですが、ほんの僅かな力が加わることで、表が出たり裏が出たりする。その為に、ある者は人生で成功し、ある者は失敗する。 その僅かな力が精神である可能性はあります。
精神である私は、物質である手を動かすことが出来ます。肉体は動かすか動かさないかで物的に均衡した状態にあります。 ほんの僅かな精神の力を、物的に均衡した物質(脳)に加えることにより、手は動いたり動かなかったりします。 この様に、精神は物質を動かすことが出来ます。
単なる偶然の連続で、この宇宙は進行しているのでしょうか。それとも、何らかの意図があり、僅かな精神の力が加えられているのでしょうか。
正しい知識を得るには、全てのものを疑うことの出来ない自明なものなのか否か問いかけることが必要です。 デカルトは、この方法的懐疑により、全ての知識を自明なものか否か検証して見ました。
その結果、自明なことは唯一つしかないことが判明しました。それは、全てのものを疑っている自分が存在することだけは 疑うことが出来ないと言うことでした。 「我思う故に我あり。」です。それ以外は、正しいと思ってはいたが、そう思っていただけであることが分りました。 これが「無知の知」です。
しかし、自明なものしか信じないのであれば、そこまでです。そこから先は、何を信じるかによります。
心は、その中に宇宙を作り出しています。私たちが感じている宇宙は、心の外の宇宙ではありません。心が作り出した宇宙です。 心の外を覗くことは不可能です。心の外に、宇宙があるのかどうかも分りません。
しかし、心は外界に似せて、心の中に世界を作り出しているのです。心の中では、1+1=0でも、1でも3でも何でも構いません。 心の中に在るものは、消えたり生じたりします。従って1つと1つ在ったものが消え去り0となっても良いし、 新しく生じて3になっても良いのです。決して増えもせず減りもしないと前提して、1+1=2としなければならない必要はありません。
しかし、外界では、無から有は生じませんし、有が消滅して無となることもありません。エネルギー保存の法則が成立します。 従って、1+1=2でなくてはなりません。
心が1+1=2に制約されている事実は、心の中の世界は、外界に出来る限り似せて作られていることを証明しています。 外界に1+1=3を適用すると、その行動は誤りであり、失敗するからです。
従って、外界には、心で感じている様な世界が存在することを前提とせざるを得ません。
宇宙の仕組みを完全に解明した時、物質だけでは説明出来ないことが残されたら、神の存在を証明したことになります。 この様に、宗教は全く科学的な態度であると言えます。
「神の存在」について、私のホームページに纏めました。是非ご参照下さい。
http://catbirdtt.web.fc2.com/syuukyouhahikagakut …
再度のご回答ありがとうございます。
熱っぽく説明していた頂きましたが、今は、共感も理解もほど遠いです。
将来、突然目覚めるかもしれませんが。
No.23
- 回答日時:
この世は物質と精神で構成されています。
もし、この世は物質のみで構成されているとしたら、私は何も感じないでしょう。熱いとか赤いと感じている主体が私です。熱いとか赤いと言う感じは、幾ら高性能な顕微鏡で脳の中を覗いても見えません。物質が、熱いや赤いに対応する動きをしているのが見えるだけです。
その動きの刺激を受けて、精神である私が熱いとか赤いと感じているのです。
熱いや赤いは物質ではないので、それを感じている私も物質ではありません。私は、無限の感受性である精神です。
物質の全体を宇宙と言います。質問者さん、それでは「精神の全体」を何と呼んだら良いでしょうか。
そして、この世の始まりを物質のみで説明することは出来ません。物質の因果関係は、原因が結果を生じ、その結果が原因となり更に結果を生じると言う形になります。
従って、宇宙の始まりは原因なくして結果を生じなければなりません。つまり、無から有を生じなければなりません。しかし、それは不可能です。
一方、精神は物質を動かすことが出来ます。精神である私は物質である手を動かすことが出来ます。ですから、宇宙の始まりにおいて最初に動いたものは、「原因から自由な精神」以外にはありません。
質問者さん、この「宇宙を創造した精神」を何と呼んだら良いでしょうか?
ユダヤ教・キリスト教では、外界は神が創造したと信じます。
ここに物が落ちたのは、ここに落ちるように、宇宙が作られているからであると考えます。そして、どうしてここに落ちたのかを追求し、 物体は外から力が加わらなければ、そのまま飛び出した方向へ等速運動を続けるが、落下距離は時間の2乗に比例する為、 放物線を描いて地上に落下し、ここに落ちたことを発見します。
宇宙で起る全てのことは、必然であり意図されたものであると考えます。ですから、一見偶然に思える事柄に対しても、 必然であると確信し、その仕組みを解明しようとします。
ある天才は、「神はサイコロを振らない。」と言いました。 これは、現象を確率で説明しようとする態度に対して、必然な説明をしなければならないと批判したものです。
この様に、西洋では神が宇宙を創造したと言う確信により、自然科学は発達して来ました。
それに比べて、東洋では仏が宇宙を作ったとは考えません。精神の中に仏が存在していると考え、内心の仏を追求します。
宇宙は偶然出来たと考えます。物は色んな所に落ちます。物がここに落ちたのは偶然だと考えては、 落下の法則や万有引力の法則は思いつかないでしょう。
無神論も同様です。ハッキリと必然と分ること意外は偶然であると考えたのでは、人に先駆けて新しいものを発見することは出来ません。
神を持ち出すと、単純に非科学的であると非難する方が居られます。しかし、科学で全ての現象を説明出来るでしょうか。
第一、物質の因果関係のみでは、宇宙の始まりを説明することは出来ません。 物質の因果関係は、原因→結果=原因→結果=原因→結果・・・と続きます。原因があり、その為に結果が生じ、 その結果が原因となり次の結果が生じると言う順番となります。
しかし、これでは最初の原因が存在出来ません。その最初の原因は、何らかの原因により生じなければなりませんが、それがありません。 物質のみでは、宇宙の始まりを説明できないのは自明のことです。
また、コインのゲームを考えて見ます。コインを縦に立て、倒れて表が出れば私が勝ち、裏が出れば貴方が勝ちます。 科学では、このゲームで私が勝つ確率は50%、負ける確率も50%としか言えません。 しかし、現実にはどちらかが勝ち、掛け金を全て手に入れます。それを決めるのは何でしょうか。
これと同じことは、素粒子レベルでは無数に起っています。完全に均衡している状態で、僅かな力が加わり少しの不均衡が生じると、 不均衡が不均衡を呼び次第に大きくなり、終にはコインは倒れます。
確率は50%ですが、ほんの僅かな力が加わることで、表が出たり裏が出たりする。その為に、ある者は人生で成功し、ある者は失敗する。 その僅かな力が精神である可能性はあります。
精神である私は、物質である手を動かすことが出来ます。肉体は動かすか動かさないかで物的に均衡した状態にあります。 ほんの僅かな精神の力を、物的に均衡した物質(脳)に加えることにより、手は動いたり動かなかったりします。 この様に、精神は物質を動かすことが出来ます。
単なる偶然の連続で、この宇宙は進行しているのでしょうか。それとも、何らかの意図があり、僅かな精神の力が加えられているのでしょうか。
正しい知識を得るには、全てのものを疑うことの出来ない自明なものなのか否か問いかけることが必要です。 デカルトは、この方法的懐疑により、全ての知識を自明なものか否か検証して見ました。
その結果、自明なことは唯一つしかないことが判明しました。それは、全てのものを疑っている自分が存在することだけは 疑うことが出来ないと言うことでした。 「我思う故に我あり。」です。それ以外は、正しいと思ってはいたが、そう思っていただけであることが分りました。 これが「無知の知」です。
しかし、自明なものしか信じないのであれば、そこまでです。そこから先は、何を信じるかによります。
心は、その中に宇宙を作り出しています。私たちが感じている宇宙は、心の外の宇宙ではありません。心が作り出した宇宙です。 心の外を覗くことは不可能です。心の外に、宇宙があるのかどうかも分りません。
しかし、心は外界に似せて、心の中に世界を作り出しているのです。心の中では、1+1=0でも、1でも3でも何でも構いません。 心の中に在るものは、消えたり生じたりします。従って1つと1つ在ったものが消え去り0となっても良いし、 新しく生じて3になっても良いのです。決して増えもせず減りもしないと前提して、1+1=2としなければならない必要はありません。
しかし、外界では、無から有は生じませんし、有が消滅して無となることもありません。エネルギー保存の法則が成立します。 従って、1+1=2でなくてはなりません。
心が1+1=2に制約されている事実は、心の中の世界は、外界に出来る限り似せて作られていることを証明しています。 外界に1+1=3を適用すると、その行動は誤りであり、失敗するからです。
従って、外界には、心で感じている様な世界が存在することを前提とせざるを得ません。
宇宙の仕組みを完全に解明した時、物質だけでは説明出来ないことが残されたら、神の存在を証明したことになります。 この様に、宗教は全く科学的な態度であると言えます。
「神の存在」について、私のホームページに纏めました。是非ご参照下さい。
http://catbirdtt.web.fc2.com/syuukyouhahikagakut …
ご回答ありがとうございました。
宇宙の開びゃくから説き起こし、神や心を説明して頂きました。大変な労作でした。
しかし、私の小さな頭では理解も感じもできず、猫に小判のような心境です。
No.22
- 回答日時:
1. 内と外、って三次元的な発想ですね。
狭い考えに押しこむことにならないかしら。2. いるいない、っていつの? どこの? ずっと? いる方法もいない方法もいろいろだものね。神について質問するのは難しいですね。簡単そうに思ったのかもしれないけれど。
ご回答ありがとうございます。
amaguappa様の指摘されたことを、私は今まで一度も考えたことがありませんでしたので、その機会を作ってを頂いたことに感謝します。
まことに
<神について質問するのは難しい>
ですね。
1、<三次元的な発想>について
私の頭の程度では、三次元までを考えることが精一杯です。仮に、三次元以上のご回答を頂いても、正確には理解できず、猫に小判になるのだろうな、と思っています。
2、<いつの? どこの? ずっと? いる方法も>について
神が存在しておれば、神は、無限の時間、無限の領域で存在している、と思っています。すなわち、神は時空に普遍に存在し、ある時代・ある場所のみに偏在するのではない、と思っています。
以上、拙き思いを綴りましたが、もし、この思いが(箸にも棒にもかからずでなく)少しは批判する価値があれば、ご指摘を頂けたら、喜ばしい、と思っています。
No.19
- 回答日時:
No.14です。
「ただし、私の感じですが、多くの参詣者は、自分の心にある神ではなく、外の神に祈っているような気がしますが」
⇒その通りですね。
それは、親やいろんな人から、そのように教え込まれているからです。
でも、例えば、勉強もせずに高校・大学や就職試験に合格しますようにと祈願しても叶えられるはずはありませんね。
恋愛や結婚も同様です。
神社への参拝、教会での拝礼は、自分の心を落ち着かせ、目的に向かって自ら努力するためにあるのです。
再度も御回答ありがとうございます。
<祈願しても叶えられるはずはありません>
ですね。私も、つい安直に頼見込みがちです。
<自分の心を落ち着かせ、目的に向かって自ら努力するためにある>
のを忘れがちです。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 哲学 エネルギーと性質に付いて 感想はありませんか? 日本を変えなければ。 8 2022/09/12 09:22
- 哲学 《神》の定義を問います。 3 2023/03/11 08:44
- 哲学 神とは何か?――ただしく《信じる》ために―― 144 2022/10/19 04:52
- その他(悩み相談・人生相談) 生きづらさを大人が社会生活を送るには、、、ハードルが高すぎる、コミュ障、依存症等 1 2022/10/03 09:13
- 哲学 《へび》は サタンであり悪魔か 4 2022/10/05 04:13
- 哲学 《日本における思想的座標軸》を問い求めておくことは 有効・有益ではないか? 30 2022/12/17 23:53
- 発達障害・ダウン症・自閉症 皆さんは毒子という言葉をご存知ですか? 毒親というワードはよく聞くと思うので皆さんご存知だと思います 6 2022/09/01 16:25
- いじめ・人間関係 素晴らしい。人々はサイバーいじめに賛成する。いじめてくれて有難う。あなたはサイバーいじめに賛成する? 2 2022/05/04 05:28
- 政治 韓国がこのような地獄のような鬼畜の国に成ったのは、天皇陛下が居ないからですか? 5 2022/11/07 21:14
- 超常現象・オカルト 不思議な夢の体験… 皆さんの見た事のある不思議な夢を教えてください! ⚠長文です…すみません。でも見 2 2023/08/26 16:15
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
人は死んだら寝てる時の感覚が...
-
この世界はすべてループしてい...
-
今、この世で生きていることが...
-
「自然」とは何でしょうか?
-
カタカムナの質問です。 アマノ...
-
『私は嘘つきです』 という矛盾...
-
死後の世界は本当にあるのですか?
-
宇宙や生死の哲学を深く考える...
-
カール・セーガンの名言から
-
普通になる事の難しさについて
-
概念の反対語はあるのですか? ...
-
陰で人を悪者にして自分の価値...
-
「を気づく」と「に気づく」の...
-
同じ音楽が体調により「速いと...
-
死んだら終わり、あの世も永遠...
-
反対語といわれる真実・虚偽と...
-
windows10パソコンでUSBフロッ...
-
不認識?非認識?
-
形而上学とは
-
あの世は存在しない
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
人は死んだら寝てる時の感覚が...
-
カタカムナの質問です。 アマノ...
-
この世界はすべてループしてい...
-
万物の起源って結局なんなので...
-
アルケー理論
-
万物の根源に対してその根源を...
-
三世永遠の生命
-
Youは何しにほぼ罪人悪人しか生...
-
この世界に神様はいますか?
-
この世で1番要らない存在はなん...
-
今、この世で生きていることが...
-
1人につき1つの宇宙がある?...
-
宇宙の星の数は「京」の単位あ...
-
人の道の教えが南無阿弥陀仏で...
-
宗教について
-
宇宙に意思はあるのか?
-
『知的生命体』は全宇宙の中で...
-
始まりと終わり
-
戦争について調べるのが好き 私...
-
宇宙や生死の哲学を深く考える...
おすすめ情報