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遊びの質問ですので、真剣に悩まないでください。

NHK NEWS WEB(2016年7月4日)
 http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2016 …

の「人工知能の進化 リスクと可能性」という記事の中に次のようなリスクが書かれていました。

 「遺伝子の情報などをもとに亡くなった人を再現するロボットが登場し、
   人の尊厳に関わる問題となる」

この中の「遺伝子の情報などをもとに亡くなった人を再現する」は、人間がやるのかロボットがやるのかはどちらでもいいとして、いったい何をするんだろう? というのがここでの質問です。


「そんなことできない」という意見は私にも分かりますので、取りあえずは要りません。
こうなったらできるかもしれない、という話が聞けたら嬉しいです。


私の頭で混乱してしまうのは、

  ・成人の状態で再現する?
    ・・何歳の状態で?
    ・・それまでの経験や記憶はどうなるの?
    ・・言葉は話せるの?
    ・・異性の人間と性行為はできるの?
    ・・子供は産めるの? 生まれた子供は何?
    ・・いつかは亡くなるの?

  ・赤ちゃんの状態で再現する?
    ・・その後は人間が育てるの?
    ・・ミルクや食事をとって、育つの?
    ・・言葉は覚えるの?
    ・・立って歩くようになるの?

  ・受精卵の状態で再現する?
    ・・その後自力で細胞分裂するの?
    ・・自力で脳や眼や鼻を作るの?
    ・・いつかは自我が芽生えるの?
    ・・どこで成長して、いつ産まれるの?

  ・卵子と精子を再現する?

私の頭ではどうやっても想像できませんでした。
どなたか教えて頂ければと思います。

A 回答 (3件)

どんなことでもできるでしょう。




まず遺伝子から体を再生できる技術がいずれできます。というよりISP細胞がありますので、基本的には体を再生することができます。体を全部再生して、大人の姿にするのか、子供の姿にするのか、いずれコントロールが可能になるでしょう。
体が全部再生すれば生きる人間が出来上がりますが、脳の記憶は空っぽですから、そこに人工の脳を入れ替えることもできるでしょう。
逆に体の骨格はすべてロボットで作ることもできるようになるでしょうから、そこに再生した皮だけ貼り付ければ、本人と見分けのつかないロボットができます。

今の技術を進化させると、完全な遺伝子があれば、生き物を完全に再現することも不可能でなくなります。たとえば恐竜も遺伝子を取りだすことができれば、完全な形で復活させられます。ジュラシックパークなどは、琥珀に閉じ込められていた蚊の体内に恐竜の血が残っていて、それを再生して恐竜王国を作った、という設定です。今の技術では難しいですが、いずれ可能となるはずです。

逆にロボットがどこまで人間に近づけるかは微妙だと言われています。ロボットと人間の間には「不気味の谷」という現象があって、人間に似せた絵なのか本物の人間の写真なのか、人形なのか本物なのかを判断する基準があるのです。静止画のCGではこれを超えつつあると言われており、いずれ動画のCGも可能になるでしょう。そうなると死んでしまった俳優をCGで完璧に作り上げて、出演させることも可能になります。声も合成できるようになるでしょう。
 ロボットで人間と見まがうレベルにするのはいまのところ未知数です。不気味の谷を超えるための要素(技術でない)が分からないからです。

だから、今の時点でいえるのは、ロボットで骨格を作り、再生技術で遺伝子から皮を作ってかぶせたら、人間とそっくりなロボットができる可能性はあるということです。

一番難しいのは記憶と知能でしょう。記憶を脳から取り出しコピーする技術はいまのところ目処すらたっていません。脳から脳はもちろんのこと、脳から人工知能に移す方法もいまのところありません。

したがって、たとえば最愛の子供がなくなって、再生させるとすれば赤ちゃんとして再度生まれることになるでしょう。しかし、性格や気質は同じようなものでも、経験が全く同じにはなりませんので、性格などが一緒になるとは限りません。というより、一卵性双生児ですら、同じ性格ではないので、同じ人間を再生することは今のところ不可能です。

受精卵の形で再生することはすでにできるようになっています。ISP細胞を刺激し、分裂が始まった状態で卵の中にいれるのです(卵の中の元の遺伝子は取り除きます)そうすると、普通に分裂が起こりその動物の胎児になり、いずれ普通に誕生します。これは羊などではすでに実験が成功し「クローン羊」が誕生しています。

いま、再生医療の分野で検討されているのが「一部を人口の体に替えること」です。腕から先を無くした人が、腕だけ人工で取り付けて、普通の生活を送れるようにしよう、というものです。遺伝子による腕部分の再生も実験されていますが、まだまだ実用に時間がかかること、たとえ遺伝子から腕部分を再生できてもそれを元にくっ付ける手術の技術開発も必要になるので、ゴールが遠いのです。ただ、人工の腕などをつなげる技術はそのような手術の基礎になるので、いずれ体のパーツを遺伝子から再生できるようになれば腕や足を無くしても作り直してくっつけ、臓器が悪くなっても作り直してくっつける、という時代がくるかもしれません。

ということで、ロボット技術の発展の方向性、遺伝子技術で可能な方向性を組み合わせると、どんなことも不可能ではありません。ただ、脳や記憶、知能については人工知能はできる方向性が見えていますが、人間の脳を移設することは今のところできません。

ですので、「遺伝子の情報などをもとに亡くなった人を再現する」というのも状況と方向性によって異なるでしょう。
脳にダメージを負っていない状態で致命的なダメージを体に負っているなら、再生医療で体を作り直して脳を移設する方法が一番よいでしょう。脳が損傷した場合には体は作れますが同じ人間にはならず、人工知能をプログラミングして対応するとしてどこまで可能のかは未知数です。

このようなアイディアはSFの世界ではかなり取り上げられており、いろいろな小説や映画になっています。
たとえば臓器の再生については
・わたしを離さないで カズオ・イシグロ
・アイランド(2005年映画)
・新世紀エヴァンゲリオン
などがありますし、ヒューマノイドやロボットは
・攻殻機動隊
・ロボコップ
・ターミネーター
さらには銀河鉄道999などもモチーフとして使われています。
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この回答へのお礼

phj様、大変ありがとうございます。
本当に知りたかったことを丁寧に、そしてピンポイントで教えて頂けて、感謝しています。
おかげ様でよく分かりました。
教えて頂いた小説や映画も参考にして、勉強したいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2017/03/22 22:10

テレビ業界のなかではNHKは比較的サイエンス部があるくらい潤沢な取材費と人材を採用してるのでまともな方かと思ったんですが、この記事はありにもSFすぎてしょうもないことしか書いてないですね。

まあ、記者も経済部だし。

基本的に今でいう人工知能はあくまで”特徴量抽出”の延長線上にあるようなものにすぎないのであって(これがブレークスルーなんですが)、いわゆるターミネーターのようなコンピューターによる意志をもつものとは全く設計思想が異なりますから机上の空論の話です。

もっとも、ここでいう「法制度が必要」とかそういうのに関しては、ターミネーターを防止するとかそういうことよりも、どこまでコンピューターを人間の判断以上に信用していいのかとかそういう話のレベルのことだと思います。例えば、車の自動ブレーキや自動運転一つをとっても、責任の所在=コンピューターの判断基準に対する信頼の問題にすぎません。ディープラーニングという機械学習がAIとしてもてはやされるのは、あくまでこれまで人間が指定した特徴量に基づく認識をしていたのを、その特徴量自体をコンピューターに学習させることにより、あたかも人に近い複雑なケースの認識を機械的に行える可能性が開けたからにすぎません。それが場合によっては人以上に統計的い明らかに優れているからこそ期待されてるんですが、逆にいうとその判断が人ではなくてコンピューターの中に存在する特徴量によって決まるからその優位性をどう扱っていいのかという問題が生じるだけです。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございました。

お礼日時:2017/03/22 22:15

遊びの質問ですので、真剣に悩まないでください」←そのまま質問者に お返しします・・



こんなアホらしい事なんて 考える必要無い
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この回答へのお礼

コメントありがとうございました。

お礼日時:2017/03/22 22:16

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