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犯罪を犯した者も時効ってありますが、なぜなの
でしょうか?
法律に詳しくないのでどなたか教えてください。
個人的に、犯罪を犯したことに対して(特に殺人な
どの重罪)時効があることは、被害者に対しては
とても納得のできないことですし、何年たっても罪
に対して償いはするべきとも思うのですが・・・。
そんな簡単な問題ではないのでしょうか・・・。

A 回答 (5件)

まず、基礎知識を


時効といっても様々有りまして、
民事でも、権利が発生したり、無くなったりします。

刑事でも、判決が言い渡されてから、刑を執行するのに時効、があります。

ご質問のは、公訴時効で、公訴、つまり、検察官が、起訴する権利(公訴権)が、消滅する時効です。

今回のように、捜査にあたった警察は、一応、捜査の都合上送検しますが、公訴が有り得ないので、逮捕の前提となる理由(証拠隠滅・逃亡の防止)が無いので、書類送検になります。


ここから、回答っぽいことを

みなさん、この時効制度のこと、または、様々な法律制度のことを、日本の制度を所与の前提としてのみ話す傾向がありますね。

もちろん、とりあえず、それは有意義なことですが、公訴時効の制度は、各国違いますので、
公訴時効制度一般についての議論と、日本についてだけ言える議論とを分ける必要があると考えます。

まず、制度一般についての話しは、No2の方の回答で良いと思います。
あえて、付け加えますと、犯罪者本人の社会生活の安定だけでなく、社会そのものの中で、ものすごい過去(時効期間や、それに対応する犯罪の重さはともかく)の犯罪を、裁いて罰する必要が無くなる、という理由も挙げられます。

次に、日本だけの話しですが、
時効の期間は、各国違います。
細かい条文の操作はともかく、日本では、殺人は15年ですね。これが短いか長いかは、難しいところですが、たとえば、ドイツでは、ナチスの非人道的犯罪について、公訴時効を設けていません。
言いか悪いかはともかく、そういうのもあるというのを知っておいてください。


>やはり日本は加害者保護のほうが強いのでしょうか・・。

日本において、被害者保護=犯罪者を罰する、という発想が多く、そういう議論が多いと思いますが、ちょっと、違う、気がするのです。

刑罰は、一般予防(多くの人が同様の犯罪を犯すのを防止する機能)と、特別予防(犯罪を犯した人が、同様もしくは他の犯罪を、また、犯すのを防止する機能)が目的ですが、
しかし、被害者の直接の報復(あだ討ち)や私刑(リンチ)を禁じた近代国家での、政府による被害者に代わっての報復という意味があります。
この意味においては、ちょっとやそっとの時間がたったからと言って、起訴しない、というのでは、被害者に納得がいかないでしょう。
期間など、再考の余地は有ります。

ただ、本当に、被害者保護を考えるならば、むしろ、民事の時効こそが、非常に大きな問題であると思います。
また、重大犯罪の被害者に政府から支給される額が、日本はあまりにも少なすぎます。
この2点の議論が先行してしかるべきかな、と思うのです。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答をありがとうございます。
15年てどうなんでしょうね・・。複雑です。
けれど、
>ただ、本当に、被害者保護を考えるならば、むしろ、民事の時効こそが、非常に大きな問題であると思います。
また、重大犯罪の被害者に政府から支給される額が、日本はあまりにも少なすぎます。
この2点の議論が先行してしかるべきかな、と思うのです。

この点、私も納得できます。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/08/24 20:32

こんにちは、


今日こんなニュースがありました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040822-00000 …

この加害者はどんな理由であれ、殺人を犯しています。
26年間という長い間、良心の呵責に堪えてきたことと思います。
あっさりつかまっていれば、5年程度で仮釈放されるという方法もあったのにです。

それが本当にいいかどうかはわかりませんが、時として、加害者は日常生活の中でも十分に反省(?)している場合もあるのではないでしょうか?
その十二分な期間として時効の存在意義があるのではないでしょうか。

日本の法律は性善説にのっとっていますから(^^

参考URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040822-00000 …
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この回答へのお礼

このニュースを見て、「時効ってなんであるんだろ?」と思った次第です。
良心の呵責に耐えてきただろうなと思う人もいれば、
夢に出てこなければずっと黙っていただろうと思う
人もいるでしょうし、私は後者だったのです。
もちろん反省している人も多数いると思いますが、
被害者の気持ち、親族の気持ちを思うと、なんで時効
なんてあるの?って人ごとだとしても悔しくなって
しまいました。
回答をありがとうございました。

お礼日時:2004/08/23 17:38

以前、全く同じ趣旨の質問に回答しました。

私の回答なので、以下、丸ごと引用します。

時効(公訴時効)という制度の存在理由は、一般に、次のように説かれています。

理由の第一は採証の困難です。
必死の捜査にもかかわらず容疑者を特定できない事件があります。このような難しい事件は、捜査が長期化するにつれて新たな証拠・証人の発見はますます困難となり、捜査機関の努力は結果的にムダに終わる可能性が高くなります。ムダな努力を延々と続けることは、限りある警察力をムダに浪費することにほかなりません。いかに重大な事件といえども、いつかは捜査を打ち切らなくてはならないのです。この捜査打ち切りの時期が、時効なのです。
しかし、容疑者を特定できてもその所在をつかむことができないため逮捕に至らない場合もあります。そのような場合の時効存在理由が、第二の理由です。

理由の第二は社会生活の安定です。
犯行直後、犯人は逃亡生活を送るでしょう。しかし、この期間は比較的短く、その後はひっそりと隠遁生活を続けるはずです。隠遁生活は外見上は普通の社会生活と何ら変わりがないので、犯人の周囲では新たな人間関係(家族関係や取引関係)が形成されていきます。犯人を普通の人と信じて交際・取引関係に入った者の信頼は、時の経過とともに大きく成長する社会的に保護されるべき一つの価値です。この価値と忘れ去られつつある犯罪を摘発する価値を秤にかけて、信頼が重くなる時期、これが時効なのです。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=495818
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この回答へのお礼

すみませんでした。一応こちらで質問する前にざっと過去の質問を検索はしたのですが・・・。
理由一は確かにそうだよなあとは思うのですが、理由二はちょっと納得のできないものでした。個人的にですが。反省しているのかどうかは本人しかわからず、
実際に逃げている間に再び犯罪を犯して、やっとつかまる(または逃走する)という犯罪者もいますし。
被害者にとってはやりきれない年数だと思います。
やはり日本は加害者保護のほうが強いのでしょうか・・。いくら信頼や成長があるとしても、犯罪を犯したことは事実なわけで・・。と、個人的感情を述べてもしょうがないですよね(苦笑)、質問に対する答としてはよくわかりました。回答をありがとうございました。

お礼日時:2004/08/23 17:35

以前テレビでは時間がたつと証言してくれる人の記憶があやふやになってくるので、裁判ができなくなるみたいなことを言っていました。


確かに時間がたつと記憶ってあいまいになってきますよね、そういうあいまいなことで人を裁けないということじゃないでしょうか。
被害者のご家族の方からみたら、犯人が罪を認めているのなら処罰してほしいと思われるのは当然だと思いますけどね。そう簡単にはいかないんでしょうね。
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この回答へのお礼

たしかに記憶や証拠は薄くなっていきますよね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/23 17:30

事件は次から次へと起きるので、そういうルールをつけないととても追いつかないからって昔誰かが言ってました。

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この回答へのお礼

そうかもしれないな・・とは思う反面、納得いかない
部分がありますよね。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/23 17:29

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