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羽生結弦さんは他の選手と比べ、具体的にどういった部分が優れているのでしょうか?

精神力が強いのは、素人目でも分かるくらいすごいと思っていますが、技術的にはどこが特に優れているのでしょうか?

先日の世界選手権で、世界歴代最高得点を出していたと思いますが、彼の技術のどこが優れていてあそこまで他の追随を許さないほどに点数が伸びるのですか?

演技の構成の難易度が他の人より高いのですか?

また、転倒などの大きなミスがないのに点数が奮わず、5位発進などになってしまう時があるのは何故でしょう?

最近本格的にフィギュアのことを知りたいと思って勉強中なので、フィギュアや羽生結弦選手について詳しい方、是非教えて頂けると助かります!

よろしくお願いします!

A 回答 (6件)

ぴよ助さん、お礼を頂いてから遅くなってしまってすみません!No.5で回答させていただいた者です。


わ〜よかったです嬉しいです!!私よりコアでファン歴が長い方もたくさんいらっしゃると思うので恐縮ですが、可能な限りぜひお答えしたいと思います(*^^*)


女子でスケーティングスキル(以下SS)トップと言われている選手にイタリアのカロリーナ・コストナー選手がいるのですが、荒川静香さんが彼女のSSについて解説していた時に「テレビを通しちゃうと分かりづらいんですが…」と言っていました。
さらにフィギュア観戦初心者だとまず単純に上手いかどうかの判断自体が難しくて、私も最初は全然分かりませんでした(汗)

でも試合を毎回観戦していくうちに段々分かるようになりました!他のいろんな選手と比べたりする事ができるからかもしれません…!上手なSSの中でも、パトリック選手の様なぐ〜っと深く力をかけて進む(良い意味で)重い感じのスケーティングと、羽生選手や高橋大輔さんのような軽く滑っていくけどスイスイ進むスケーティングがあって、タイプの違いも分かります。
そのうちきっとぴよ助さんも、上手な選手が滑ってるのを見るだけで 凄い〜!!って感動しちゃう日がくると思います♪( ´▽`)

特にSSやつなぎ(TR、トランジション)に関しては、全日本選手権とかを見るとトップ選手の凄さが分かりやすいかもしれません。
比べられてしまう方の選手にはとても失礼な事を言ってしまいますが、世界大会の代表には選ばれない一般的には無名の男子選手の演技を比べると、差が分かると思います。技と技(ジャンプ・スピン・ステップ)のつなぎの動きが少なかったり、スピード感や体の動かし方に物足りなさを感じるかもしれません。前回の回答で羽生選手が凄いと言ったジャンプ前の構えの長さも、随分長く感じると思います。羽生選手たちがかなり少なく終わらせているクロスやバッククロスという助走も多いです。

SSが分かるようになるとなんかもう、一番最初はジャンプの成否しか気にしてなかった自分が、選手がただ氷の上を滑っているだけで興奮して目をキラキラさせちゃう人間になっているんですよね(^◇^;)笑
昔ご飯中テレビでフィギュアを観てる時、ジャンプだけ見てつなぎやステップとかに入ったら白米に目を移していた自分をげんこつしてやりたいです(笑)


あと、前回の回答で書くのを控えてしまってお伝えできなかったのですが、ジャンプの「パンク」と呼ばれる回転の抜けは、転倒よりもずっと減点が多くて大痛手です…
世界選手権で羽生選手はコンビネーションが認定されなかった為に点数が伸びませんでしたが、彼によくあるのはパンクです。これによって今までも点数を大幅に落としていることがあります。踏み切りのタイミングがずれてしまうと1回転とかになってしまうそうです。

難しい話になりますが、ジャンプの加点減点には上限があって、4回転の場合、加点は+3まで 減点は−4までです。4サルコウの場合基礎点が10.5なので、いくら酷い転び方をしたとしても、6.5までしか点は下げられません。
でも1サルコウになってしまった場合、基礎点は0.4で… 加点上限も1回転の場合たしか0に近いはずだったので、綺麗に跳べても、4回転回りきっての転倒より6点も低いです。

4回転が綺麗に成功した場合の羽生選手の得点と比べると、4回転ジャンプの抜けは10点以上の損になるので、それでついこの間の国別対抗戦で7位など、低い順位・点数になります。この試合では、さらにさっきのコンビネーションジャンプも繋げられなかったのでダブルパンチでした。

たまに「なんであの選手転んだのに金メダルなんだ!」とか「なんで転んでないのに表彰台落ちなんだ!」という声が聞こえますが、こういう仕組みです。
しませんが、そう言ってる人にはすごく解説したくなります笑
もし既にご存知の内容でしたらすみませんm(_ _)m


話を変えて、宇野選手が羽生選手より長けているところですが、うーん、安定感でしょうか!これは羽生選手も直接彼に言っていました。私もそうだと思います(笑) あれだけ安定感があるのは本当に凄いです!しかも今シーズン普通じゃない数の試合に出場していて、どこかで大崩れしても全然おかしくないシーズンでした。それなのに、こんなにコンスタントに結果を残すとは…さすが体力おばけと言われているだけあります。そしてきっと、ピーキングなど他の管理系統も上手くいっていたんですね。今書いていて気づきましたが、もしかしたら長けているのは体力というのもあるかもしれません。

それか、宇野選手は試合で4回転フリップを跳んでいます。また、1Loを挟んだ三連続ジャンプでは三つめのジャンプとして3フリップを跳んでいます。羽生選手は4回転フリップは試合に導入していませんし、三連続の三つ目はフリップより簡単とされている3サルコウしか見た事がありません。宇野選手はフリップが得意ですね♪
ただ、今挙げた事がぴよ助さんの仰っていたものの答えとして合っているかは自信が無いです… 私が知らないだけでもっと大きな事があるかもしれません、すみません(^^;)


…前回以上に長く書いてしまいました(汗) Hope&Legacyについてとか、語りたいですね(*^^*)笑

最後に、その長さから考えてスケーティングスキルが凄いと分かりやすい真央ちゃんのステップをご紹介します。間に助走を全く入れてないのに長時間滑れています!途中まで右足オンリーで、ずーーっと左足をついていません!ステップ部分は2:40〜です。よかったらご覧ください。
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この回答へのお礼

chii0125さん!すごく丁寧なお返事、ありがとうございます!!
そしてお礼が遅れてしまってすみません!
SSがわかると、観るのが格段に楽しくなりそうですね!
私は先日PIWを見てきましたが、上手い人しかいない事もあってか上手いかどうか、誰が何が上手いのか、判断が難しくて楽しかったのですがもったいないような気持ちになってしまいました(^_^;)
これからもっと色々な試合やショーを見て分かるようになっていければと思います!
回転の抜けが転倒よりも減点が多いというのは驚きました。そして羽生選手の点数があまり伸びなかった理由にも納得です!
宇野選手の魅力も大変よく分かりました…何かのインタビューで週7練習していると聞いたので、彼が特に体力に優れているのも納得ですね!先日のPIWでもかっこよくてかわいくてとってもステキでした(*^^*)
Hope&Legacyについて私も是非語りたいです!(^^)笑
動画の紹介までして頂いてありがとうございました!とっても勉強になりました!

お礼日時:2017/05/04 21:51

こんばんは、羽生選手はじめフィギュアスケートのファンです!


質問に簡潔にお答えすると、
技術で優れているところは、フィギュアスケートのほぼ全てにおいてです。やっている事が超高難度で、しかも完成度が非常に高いです。
演技構成の難易度、これも高いです。技の入れ方もシビアでぎっしり詰まってます。
転倒などのミスがなくとも低い点数なのは、今年の世界選手権で言えば、4サルコウの後のコンビネーションが認定されなかったために、ジャンプひとつ分の点数(予定は3回転トウループ)を丸々損してしまい、さらに出来栄え点でもー4点されたので、コンボ含めて綺麗に成功していたら17点ぐらいもらえるはずのところが6.5点になってしまったからです。


凄い所は本当にたくさんあります!
長くなりそうですが、代表的なものとすると…

彼のジャンプは「お手本のようなジャンプ」と言われていて、跳ぶ前・空中姿勢・着氷後の一連がとってもスムーズで、クセがありません。
凄いのが、彼にはジャンプ前の「跳ぶぞ跳ぶぞ〜」という構えの時間がほとんどなく、ジャンプの直前まで踊るというか動いていて、ステップなど様々な小技を入れてからいきなり跳ぶことができます。

そして着氷後も、流れや安定感が良くないとできない体勢をそのまますぐにして、ジャンプがいかに安定していたかを見せつけられるような事をします。
ジャンプ前も後も難しいことをしているので、加点ガッツリとれます。

あと、演技後半はジャンプの基礎点が1.1倍になりますが、羽生選手はフリーの場合ジャンプ11本中8本を後半に持ってきています。しかも元の基礎点が高い4回転や3アクセル、3ルッツなどです。そこでも稼いでます!


演技構成点の方ですが、この5項目が高いのも彼のすごいところです。演技力の点って感じのイメージが強いかもしれませんが、項目の内容は
「スケート(滑ること自体の)技術」「(技と技の)つなぎ」
「演技」「(プログラムの)構成」「音楽の解釈」
で、実は技術的なものが5項目中3項目を占めるんです…!
まず「スケート技術」の高さがあります。
彼は少ない助走でかなりの速度を出すことができます。あとは助走しないで膝や脚の筋肉などを上手く使って、ぐんぐん進みます。助走してから随分滑っても、スピードが落ちないです!
最近は羽生選手の方が点をもらえていることも多いですが、パトリック・チャン選手が最も上手だと有名です。チャンと言えばこれ!って感じです。

「技と技のつなぎ」は、各 ジャンプ・スピン・ステップの間の動きがどれだけ充実しているかというような感じです。羽生選手はぎっしり&高難度です!!力を抜く瞬間が全くなさそうな内容です…。

音楽の表現含め感情を込めて滑れる事も大きな魅力で、体の内から出た感情たっぷりに演技してくれます。全く機械的ではないんです。
これが、羽生選手がここまで観客を感動させたり、ファンを増やしたりできる最大の要因なのではないかと思っています。
音ハメとかも上手くて(SEIMEI見ると分かりやすいです)ジャッジや観客へのアピールも上手です。
そして全体を通して、完成度が高いです。完成度の高さによる加点の多さは世界一です!


もう長すぎてびっくりされている気がするのでこれくらいにさせていただきます… フィギュアの事を知りたいと思っていると仰っていて嬉しくなってしまって、こんなに書いてしまいました、ごめんなさい。
スピン(元は一番得意でした)やステップなど、他にももっとたくさんあります(^^;) フィギュアスケートのルールを知れば知るほど、羽生選手の凄さが分かりますよ!
長々とすみませんでした…。
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この回答へのお礼

まさに知りたかったことをすごく丁寧に書いていただいて、本当にありがとうございます!!
長々とすみませんなんて、とんでもないです!!
今のご説明でも羽生選手の魅力がすごくよく分かりましたが、ご負担でなければもっとお聞きしたいくらいです(笑)
ルールを読むだけでは実際の動きと照らし合わせて理解することが難しかったのですが、とくにスケート技術のあたりが助走少なく速度を出せる、というのはお聞きして初めて知りました。
しかし、彼が絶対王者と言われる理由がわかった気がします。本当に難しいことを達成されているんですね…
わたしは羽生くんのhope&legacyが大好きで、スケートにあまり詳しくなくても思わず涙が出てしまいました。
最近は宇野選手も活躍されていますが、彼が羽生くんより優れていると言われている部分があった気がするのですが、何だったでしょうか…可能であればお答え頂けると嬉しいです^_^

お礼日時:2017/04/29 21:54

言うなれば美しくコケるのも技の一つということだろうね。

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いくら難易度の高い技をやっても美しくなければ点は取れないし、多少コケても美しければ点は高い。

これは事実でフィギュアのおかしな所でもあるんやで。
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顔ですね(^^)v




出川みたいな顔だったら、あそこまで人気は出なかったでしょう(^_^;
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この回答へのお礼

顔だけでスコアが伸びるとは思えないので技術的な面でのお話がありましたらお聞かせいただければと思います。

お礼日時:2017/04/28 07:48

所詮見た目やで。

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この回答へのお礼

見た目だけなら人気は伸びてもスコアは伸びないと思うので、技術的な面でのご意見をお願いします。

お礼日時:2017/04/28 07:47

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