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塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混合すると,塩酸の塩化物イオンと水酸化ナトリウム水溶液のナトリウムイオンで塩化ナトリウムができます。
しかしこれは,水溶液中で塩化物イオンとナトリウムイオンに電離していますよね。

ところが,硝酸銀水溶液と塩酸を混合すると,
硝酸銀水溶液中の銀イオンと塩酸中の塩化物イオンで塩化銀が生じ,これは水に不溶の白色沈殿になると教わりました。つまり水溶液中で電離していないということですよね。

ここで,疑問が生じました。

電離する物質と,電離しない物質しない物質との違いって何でしょうか?
なぜ塩化銀は電離していないのでしょうか?
一つ一つ覚えていかなければならないのでしょうか?
それなら覚え方とかあるのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

#1さんの回答は何も間違ってはいませんが、ご質問に対するお答えとは見当違いの分野についてのご説明です。



さて、塩化銀AgClも水溶液中では電離しますよ。
ただし、塩化銀は水への溶解度が極端に低いので、水溶液中に存在する量がごくわずかです。
質問者さんの疑問のもととなる誤解は質問文中にすでに書かれてあります。

「硝酸銀水溶液中の銀イオンと塩酸中の塩化物イオンで塩化銀が生じ,これは水に不溶の白色沈殿になると教わりました。つまり水溶液中で電離していないということですよね。」
そう、塩化銀は水に対してほとんど溶けないので白色沈殿となります。
ここまでは良いですね?そのあとの「つまり以下」が誤解なんですよ。
沈殿というのは「水溶液のそとの存在」なんです。
沈殿している以上、それは溶けていないので、水溶液中での挙動をそこに当てはめようというのがナンセンスなんです。
で、ほとんど溶けない、というのは溶ける量はゼロではないと言うこと。
そのごくわずかに溶けた塩化銀についてはAg+とCl-とに電離しています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
塩化銀は,水への溶解度が関係しているのですね。
よくわかりました。

お礼日時:2017/06/11 10:53

電離はイオン化とも言い、電荷的に中性な原子や分子が、正or負の電荷を持ったイオンになる現象ですね。



イオン化し易いしにくい物質の差異を説明することは非常に難しく、原子核の電荷や電子の軌道を考えて計算していく量子化学で説明しなければいけないです。
その説明は私には出来ません、私の学生時代では水素やヘリウムなどの単純な元素なら近似的に説明がようやく出来たのですが、
今はコンピュータシミュレーションでもっと複雑な元素(電子多い)までイオン化を説明できるようです。

一般にある元素がイオン化し易いかし難いかは、イオン化傾向として知られていて、イオン化傾向のおおよその順番を中高では覚えないといけないです。
下がイオン化傾向のおおよその順番です。

←イオンになり易い          イオンになりにくい→
K Ca Na Mg Al Mn Zn Fe Ni Cd Sn Pb Cu Hg Ag Pt Au

更にイオンが溶けている溶液の性質(硝酸や硫酸、塩酸等の性質)と、銀などの金属の性質で溶けるか溶けないかが変化してきます。
ここいらの事は金属ごとで変化してくるので、ある程度、暗記する必要が出てきます。
銀辺りは覚える必要があると私は思います。
カリウムやカルシウム、ナトリウム等は非常にイオン化し易いので、保存方法がよく問題に出るように思います。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。
勉強になりました。

お礼日時:2017/06/11 10:52

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