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「ブラックジャック」とか「エディプスの恋人」などを
読んで知った言葉ですが、子供が異性の親を好きになって
しまうこと(?)ですよね。これは誰にも当てはまることなんでしょうか
また、これの延長線上にマザコンとかそういったものがあるのでしょうか

A 回答 (3件)

子どもは、3~4歳になると、自分の欲求(~したい!)など自我を持つようになります。

そして、親のしつけと子どもの自己欲求が対立するようになります(1次反抗期)。このとき、子どもにとって親は、大きな権威という壁になります。言い換えると、親が大きな敵となるわけです。特に父親は権威の象徴になります。ここで、子どもは、自分の自己欲求を押し通すのではなく、親のしつけに対し自分で考え、納得して、受け入れていくことを学びます。特に男の子は、父親という権威に対して、敵対しても無理と分かると、受け入れるだけでなく、父親に近づこうとします。そして、父性から「男らしさ」というものを学んでいきます。この時期、同性の親が、敵対から真似する(近づく)対象へと変化していきます。この親と敵対した段階をギリシャ神話の父を敵とした話からとって、エディプス期とよんでいます。
 これは、誰にでもあることですが、エディプス期に自分で考え親のしつけ(親の権威)を受け入れる過程がうまくいかず、親の権威が敵のままだと、後に影響が出てきます。
 特に青年期に問題が出やすいらしいです。
 一例をあげると、エディプス期の失敗で親のしつけに対して、敵対したまま親に無理やり押しこめられた状態だと、自分で考えて解決していないので、フラストレーションがたまります。しかし、親に押し込められたままなので、解決方法を学んでなく、とりあえず短絡的にすっきりしようとします。そこですっきりするため最も簡単な「他人への攻撃」にはしりやすいそうです。そして、成長し、青年期なった時(特に思春期など)イライラした状態になりやすい状態で、すっきりしようとして、「他人へ攻撃する」という行為にはしりやすくなります。いわゆる、「理由亡なき反抗」になってしまいやすいそうです。
また、親との信頼関係を作れない、父性を正しく身につけない、権威への執着などの問題が出てくることがあります。
 さらに、深刻だと、精神病理の原因になってしまうらしいです。
でも、基本的に誰でもエディプス期があり、キチンと乗り越えます。

 結局、エディプスコンプレックスとは父親(親の権威)に対して敵対することで、誰にでも成長過程にあります。しかし、それをクリアできずに、エディプスコンプレックスを持ったままだと問題が起こりやすいということです。
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 社会学辞典(有斐閣)からの引用ですが



 父を殺し、母を妻としたギリシャ神話のエディプス王の話から、フロイトが名づけた言葉。フロイトは神経症の中核には、このコンプレックスがあると言い、人類に普遍的な現象だと考えていた。しかしマリノフスキーなどによると、これは母系社会には見られない。従って、新フロイト派の学者は、これを特殊な家庭状態や父の権威の強い特殊な社会だけにみられる現象としている。

 またエディプス・コンプレックスに対して、母クリテムネストラに殺された父アガメムノンの仇を弟とともにとったギリシャ神話のエレクトラの話にちなんで、やはりフロイトが付けた名前。こちらは女児が無意識の内に父親に愛着をいだき、母親に憎しみや敵意を抱くこと。

 用法的にはマザコン、ファザコンは学術用語ではないので、同じではないが近いものと考えるべきでは?
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エディプス・コンプレックスはとくに男児が母親に愛情を抱き、父親を敵視し、憎悪することを指すもので、反対に女児が父親を愛することはエレクトラ・コンプレックスといって区別されます。


フロイトの精神分析論では、これらのコンプレックスは何も特殊な病理ではなく、正常な小児なら誰でもが3~5歳くらいのうちに通過する成長過程として位置づけられています。
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