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EUとの交渉で、EUから輸入するチーズに関して、
日本側が低関税の輸入枠を設ける方向で調整しているとのことですが、
この際チーズやバター関税撤廃した方がいいと思うのですが、
間違ってますでしょうか。

バターなんかも国内生産不良になると、ケーキ屋さんが悲鳴あげてる。
チーズやバターの関税ないと、日本の酪農家はみなつぶれてしまうのでしょうか。
(また、そこまでして守るべきなのでしょうか)

日本の得手な商品の輸出障壁廃止を勝ち取る方が、
日本経済よくなるように思えるのですが、
これはよくない、あるいは無知な考えでしょうか。

Ps.カテゴリー違いの場合は、ご容赦ください。

質問者からの補足コメント

  • たくさんの回答ありがとうございます。
    質問の思考法が決して的はずれでもなく、
    非常識でもないとわかりました。

    どの回答も示唆に富み、ベストアンサー悩みます。

      補足日時:2017/07/07 23:05

A 回答 (10件)

EUとの交渉で、EUから輸入するチーズに関して、


日本側が低関税の輸入枠を設ける方向で調整しているとのことですが、
この際チーズやバター関税撤廃した方がいいと思うのですが、
間違ってますでしょうか。
   ↑
間違っていません。




バターなんかも国内生産不良になると、ケーキ屋さんが悲鳴あげてる。
チーズやバターの関税ないと、日本の酪農家はみなつぶれてしまうのでしょうか。
    ↑
自由化するとつぶれてしまう、ということは
日本の消費者はバカ高い価格で買わされている
ということです。
農家には莫大な補助金がつぎ込まれています。
そしてバカ高い価格。
消費者の負担は二重になっているわけです。




(また、そこまでして守るべきなのでしょうか)
    ↑
守る必要は無いと思いますよ。
日本農業のGDPに占める割合はパナソニック
一社に及びません。
まして、酪農だけなら、日本経済に与える影響など微々たる
ものです。
それでも政府が守ろうとしているのは、農家が大政党の票田
だからです。
日本経済、日本国民のことを考えて守ろうとしている
わけではありません。



日本の得手な商品の輸出障壁廃止を勝ち取る方が、
日本経済よくなるように思えるのですが、
これはよくない、あるいは無知な考えでしょうか。
   ↑
比較優位ですね。
経済学の基本です。

国益を考えての政策ならともかく、単に
票が欲しいだけです。
補助金とって、消費者の負担を大きくし、そのうえ
日本経済の脚を引っ張る。
三重悪ですわ。

さっさと撤廃すべきです。
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この回答へのお礼

明快な解説ありがとうございます。
政治のせいで有益な経済政策が阻害されていたら、
政治家を怒っていいですよね。

お礼日時:2017/07/05 09:52

ぶっちゃけ、は言わないかもですけど、合意枠はほぼ決まりましたね。



一般の部外者(非生産者)は、以下のことと、ほかの全体の合意内容の比較から、酪農家と農協、「農家が選挙で投票してきた自民党などの政党」の緊密なつながりの程度を推測できるでしょう。

たぶん3万1000トンって全体の1割だったような気がします。29.8%の関税というのはもちろん公にされているのでしょう。事情は、あまりにも公然ですよ。公然の秘密とさえいえない。

ーーーーー
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170706/k100110 …
一方、「チーズ」は、日本が現在29.8%の関税をかけているカマンベールやモッツァレラといったいわゆる「ソフトチーズ」を含む最大3万1000トンまでの新たな輸入枠を設けます。そして、この輸入枠の関税は、協定の発効後、年々削減して15年後に撤廃するとしています。
また、この輸入枠を上回るチーズの関税率は現在の水準を維持します。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
消費者はおいてけぼりですかね。

お礼日時:2017/07/07 23:03

ちょっと微妙に違いますね。

結局は「農家が選挙で投票してきた自民党などの政党」が票を失うのがおそろしく怖いから、まだ、農家を見放すことはできない、という感じです。私の意味は。

農業人口は減っているので、そのうち、農家を見放すことはありえます。というか、もう起こっていると思えます。昔は専業農家で生計を立てていた人々もたくさんいますよね。
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この回答へのお礼

再度ありがとうございます。
生乳のうちの、乳製品に絞った話はできないかと思い、質問文のように
質問してました。
農業、農政、農政族議員なんかにまで話広げて議論がいるんですね。
また、ぶっちゃけこうです、なんて公のところは言いませんよね。
公に提出できない事情で、公の話(ここではチーズ関税撤廃)されても、
困るなあ、と思います。

お礼日時:2017/07/06 11:55

>チーズやバター関税撤廃ぐらいしたらだめですか?



うーん。そういうわけにはいかないですね。結局#4さんの回答が当たっています。
これまで、関税をかけて農家を保護していたのに、突然、保護打ち切りはありえません。

これは保護を約束してきた農水省、その外郭団体、農協や、「農家が選挙で投票してきた自民党などの政党」の関連があって、部外者が思いつきで言っても、受け入れられないでしょう。

このように、農水省と政府の保護主義によって、農業はむしろ、結局めちゃめちゃにされてきました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
それって、失政のつけを酪農家に背負わせられないから、
関税撤廃できない、という理解でよろしいでしょうか。

お礼日時:2017/07/05 23:40

> 手さぐり、少しずつ少しずつしかないんですかね



補足になりますが、私の大学時代の専門が国際的な農業経済だったので
あれから30年近くタチますが、国際情勢はガラッと変わりましたが
その当時も問題だった関税についてはいまだに解決されていません。

とくに一次産業は枯れた技術に支えられているためイノベーションが起こりづらく
パラダイムシフトがないため、まさに手探りで少しずつ・・・
しか動かないものだと実感させられます。
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食料を一定程度自給できるのは安全保障の基本で、


その体制づくりは政府の責務です。
現行の農業体制においては酪農がその一端をになっているのは仕方ないでしょう。
こんにゃくみたいにどうでもいい関税は撤廃していいと思いますけどね

食料安保の基本は3つ

・輸出入国家間のイニシアティブの問題
 最大の課題は、輸出国が輸入国の生命線をにぎれてしまうこと。
 工業製品ならなくてもさいあくなんとかなりますが、
 中国のレアメタルのような嫌がらせを食料でされたら死んでしまいます

 また当然いまは外国産のほうがやすくても、国内で生産しなければ
 輸出国側が日本向けに高値をふっかけてくる可能性は高く、
 結果的に輸入だけどたかいことになります。
 ジャパンプレミアムといって、エネルギー分野では実際におきています。

・地理的なリスクヘッジ
 輸出国が意図的にとめない場合でも、地理的な要因で輸出国側の生産が追いつかなくなる
 場合があること、天候による不作や戦争などで生産量がへったりして日本に回ってこなくなります
 輸入経路を他の国や海賊が封鎖する可能性は、最近の中国の動きをみても無視できなくなっています

・経済的リスク
 たとえば為替リスク、円安がすすめば食料品価格があがります
 日本のいま目指すインフレは購買力向上による、企業側の供給不足によるインフレですから
 購買力はかわらないのにインフレだけ進むことは不幸しか生みません。
 また、穀物など投機的な取引をされているため、実際の生産にかかわらず、価格が乱高下する
 可能性があり、経済的要因に依存しない安定供給源を確保する必要があります
 あまり話題になりませんが食料メジャーによる恣意的な価格操作も大きいでしょう

さて、だからといって乳製品の関税が妥当かというと、別の問題
どちらかというと貿易条件のカードとして使われているというのが正しい見方でしょう。
逆に日本側がすべての品目の関税をゼロにしても、相手が関税をゼロにすることはありません。
交渉のためのカードはつねに必要です。そのあたりを包括的に解決するには
TPPのようなブロック化が必要です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
食糧安保の観点、完全無視は確かにできないと思います。
(小麦や鶏肉などすでに、海外に生命線握られてしまってますし)

>逆に日本側がすべての品目の関税をゼロにしても、相手が関税をゼロにすることはありません。
これができれば、ウィンウィンだと思うのですが、外交交渉ってそこまで
手さぐり、少しずつ少しずつしかないんですかね。

お礼日時:2017/07/05 13:19

>チーズやバターの関税ないと、日本の酪農家はみなつぶれてしまうのでしょうか。


チーズはともかく、バターに関しては、実は日本の酪農家は農協の規制にがんじがらめになっていて、自分でより高い価格で売り先を決められない現状です。酪農家の収入が増えないのは、規制と利権が原因です。
テレビ番組「ガイアの夜明け」で2回のわたってこのかりくりをめぐる北海道の一人の酪農家とホクレンの戦いを取り上げています。下記をお読みになれば、バター不足の一因が輸入品が原因でないことがおわかりになるかと。ホクレンは事実と違うと反論していますが、すべてがウソとはいいきれません。
http://hito-ride.com/?p=1658
同じことは以前、東洋経済オンラインでも取り上げています。
http://toyokeizai.net/articles/-/111696

バターの輸入は、農水省の外郭団体「農畜産業振興機構」が独占的に管理しています。ここは国内に安値のバターが入ってくると国内の生産者がさらに打撃を受けるという理由で、マーケットに出回る量を調整していますが、
(1)消費者が購入する価格が市場価格よりも高くなる
(2)生産者が売る価格と消費者が買う価格が開いて、その間に数量の管理の利権を持っている人が得られる「ウェッジ」と呼ばれる利益が出現する
という条件が二つ揃っている現状をみるにつけ、意図的にバター不足を招いているといわざるを得ません。

無条件に市場に有り余るほどの量を入れる必要はないですが、酪農家がバター用の生乳を出荷したくてもできない(収入が増えない、引き取ってもらえない、売り先を自分で決められないetc)、倉庫に余っているのに消費者にそれがまわらないという現状を打破するのであれば、関税撤廃をした上で必要にあわせて酪農家の金銭的補助をするという形の方がよいのではと個人的には考えます。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。ありがとうございます。
流通段階での行政介入ですかね。
消費者のみならず、酪農家も喜ばないようでは、
ひどい悪政といってよさそうに思えます。

お礼日時:2017/07/05 09:58

短期的には、日本の酪農農家への影響だけですが、長期的に考えると日本の経済や消費に影響を与えるので、ダメ



海外から安い物が入れば、いずれ日本の酪農は全滅します、物が安く買えるので消費者としては良いですが(短期)

日本の酪農が全滅(日本でチーズやバターが製造できなくなる)したら、今まで1個100円で輸出していた物を1個10000円で輸出する
海外の製品に頼る経済構造になってるからすぐには国内で製造ができない、製造する人も施設も無いから需要に答えられなくなる

チーズやバターが必要な商品の値段が一気に上がる、食パン1枚1万円とか
トーストサラダコーヒー付きのモーニングセット、1万5千円
学校給食も、毎月10万円の負担
etc.

その他、チーズやバターを使う製品も値上がり
ピザの出前が2万円
誰もピザを頼まなくなるので、ピザ屋がつぶれる、パン屋もつぶれる
店がつぶれたら、そこで働いていた人たちの職がなくなり、無職になる
無職の人が増えれば、生活保護が増える
それで日本の生活保護に回す予算が増えるので、その分の予算が削られる
道路はガタガタのまま、水道の蛇口をひねっても水がでない、トイレでウンコしたら流れない
電車が1時間に1本しか来なくなる
etc.

長期的に見ると、大変怖いですよ
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに生乳の国内生産ゼロになると、やばそうですが、
対EU乳製品関税ゼロにすることで、国内酪農崩壊、
生産ゼロになるというのは、確度あるシナリオでしょうか?
その辺が合点いかないので、質問文のように記載しました。

また、国内生産崩壊後、100円だったものを10000円で買わざるを
得なくなるシナリオも、確度高そうでしょうか。
チーズやバターが、いわゆる穀物メジャーの支配下にあるというような
事情があるようでしたら、ご教示ください。

お礼日時:2017/07/05 02:04

チーズの原料を作るのは、当然ながら酪農ですよね。


農業全般の役割については美しい日本の風景や、水田の保水による国土の維持とか、農耕文化ひいては日本文化の継承とか様々言われています。単に食料生産をしているでは括りきれない多様な機能を果たしていますし安倍さんもその点は強調しています。
さて、酪農の機能は何でしょうか?それが衰退したらどんなことが起こるのでしょうか?酪農も単に、牛肉・牛乳を生産するばかりでは無く、農業全体と有機的に結びついて様々な機能を果たしています。
https://www.google.co.jp/search?q=%E9%85%AA%E8%B …

これを踏まえると、厳しい交渉になるのもやむを得ないことだと思います。御説はごもっともではありますが、ただ参考に掲げた事柄もしっかり理解した上でのご判断をお願いしたいと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
交渉ですから、日本側に有利な妥結点を追求することは、当然です。
ご指摘の農業における酪農の役割も全否定するつもりはないです。
ただ、関税で酪農の役割確保より、一般的な国内の酪農振興政策に
よることの方が、より適切な対応が可能かと思います。

質問の見解が破たんはしていないというご回答と理解しました。
これ以上の詳細な議論は、ここでのQ&Aでは遠慮しておきます。
ご指摘の事項は、勉強してみます。

お礼日時:2017/07/05 01:17

賛成!


バターが高いのには困るけど、お一人様1個限りとか制限があって困ります。
本気で日々困っています。
国内で生産が追いつかないなら輸入して欲しい。
関税をかけて酪農を守るのは大切だけど、
今まで優遇しすぎて自己努力が実らない結果だと思う。
厳しくなることで、活性化すればいいと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
酪農とはいえ、経済活動ですから、酪農保護が必要なら
それ相応の内国対応をし、関税撤廃で、
消費者に恩恵もたらすことできるといいかと思いから、質問しました。
賛同するご回答で、私の質問がとんちんかんでないことが分かり、
嬉しいです。

お礼日時:2017/07/05 01:21

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