プロが教えるわが家の防犯対策術!

とても些細なことなのですが、酸性・中性・アルカリ性を説明するときに「中性はpH=7」と書きますが、本当はpH=7.0と表記すべきなのでしょうか?
そうなるとpH=6.9は弱酸性、pH=7.1は弱アルカリ性となりますよね・・・中性はどこからどこまでなのでしょうか?

A 回答 (3件)

温度によって、中性のときのpHは変わります。


pH=7.0というのは、25℃の時だけです。
したがって、一般的には、中性はpH=7というぐらいの有効数字で良いと思います。

もう少し詳しく書くと・・・
水の電離定数kwは温度によって変わり、10℃で0.295x10^-14、25℃で1.02x10^-14(単位は[(mol/L)^2])になっています。中性というのは、[H+]=[OH-]のときで、[H+]=√kw になります。pH=-log[H+]ですから、10℃でpH=7.3、25℃でpH=7.0となります。
    • good
    • 12
この回答へのお礼

さっそくの回答ありがとうございました。厳密に説明しようとすると温度変換表までも添付しなければならないのですね!今回私がpHについて書かなければならない個所は注釈程度のものなので、一般的な表記にすることにします。

お礼日時:2004/08/31 13:20

実際に実験をするときには、有効数字と言う考え方が大事になりますので、7.0ということも多いでしょう。


(たとえば、Ph=7.0の緩衝液等)

しかし、理論上の話をするなら、
Ph=7.0 は、有効数字を2桁(少数第1位まで)に限ってしまっているので、逆に不正確です。(7.0というときは、6.95-7.04でも良いということ)

一方、Ph=7 と言うと、有効数字1桁ともとれますが、理論上の説明をしているときであれば、有効数字を考えない表現だというのは自明なので、こちらの方がいいでしょう。

で、中性がどこからどこまでかというのは、「こうだ」と言うことは出来ないでしょう。厳密に言えば、全くの中性という状態は、理論上は存在しても、現実に存在することはまずありえませんから。

なので、実際には、ほぼ中性という領域のことを、中性と呼ぶことになります。どの範囲を「ほぼ中性」というかというと、それは、注目している事柄によって異なってきます。(たとえば、微妙な化学反応を考えているのか、微生物の好むPhについて調べているのかetc.)
    • good
    • 4
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。そうですね、理論上の説明だけで十分な場合に、変にpH=7.0なんて書いてしまったら逆に不正確になってしまいますね。用いる場合によって表記方法は選ばなければならないのですね。基本的なことなのに考えていませんでした!!お恥ずかしい限りです。

お礼日時:2004/08/31 13:28

回答になるかは判りませんが・・



現場では小数2位までデータが出てきて四捨五入した値を書きます。

7.0という値は6.95~7.04迄は7.0と表示するようになりますよね
だからpH=7と表示するんじゃないでしょうか?
    • good
    • 2
この回答へのお礼

さっそくのご返答ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/31 13:09

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A