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古文について質問です。
なむ 
な(強意)➕む(推量)
きっと~するだろう
みたいな訳ですよね?
これが、むの婉曲の意味でとれたりってありえますか?

A 回答 (3件)

[小学館 全文全訳古語辞典] より



な-む

▼判別④ [連語] 《完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」+推量の助動詞「む」。平安後期以後は「なん」とも》

❶ 《確実に実現すると思われる事柄に対する推量の意を表す》 …てしまうだろう。きっと…するだろう。…するにちがいない。
例「盛りにならば、容貌(かたち)も限りなくよく、髪もいみじく長くなりなむ」〈更級・物語〉
訳(私も)女盛りになったらきっと、顔だちもこの上なく美しくなり、髪もとても長くなるにちがいない。

❷ 《適当・当然を強く表す》 当然…すべきだ。ぜひ…するのがよい。
例「子といふもの、なくてありなん」〈徒然草・6〉
訳 子というものは、ないままでいるのがよい。

❸ 《強い意志を表す》 …してしまおう。きっと…しよう。
例「明け果てぬなり。帰りなむ」〈枕草子・故殿の御服のころ〉
訳 もう夜も明けきったようだ。帰ってしまおう。

❹ 《実現可能な事柄に対する推量を表す》 …できそうだ。…できるだろう。
例「まさに世に住み給はむ人の、承り給はでありなむや」〈竹取・帝の求婚〉
訳(国王のご命令を)まさにその国王の治世に住んでおられる人が、どうしてお受け申し上げなさらないでいることができようか。

❺ 《(多く「なむや」の形で)相手を誘ったり、軽く命令したりする意を表す》 …たらどうか。…てくれないか。
例「忍びては参り給ひなむや」〈源氏・桐壷〉
訳 そっと宮中に参内して下さいませんか。

 このようにすくなくとも5種類の意味の取り方があります。当該の文によって考えなければ他に方法はありません。

▼判別④ というのは、「なむ」という形を判別するとき、「係助詞」などに判別される場合ではなく、完了の助動詞「ぬ」の未然形「な」+推量の助動詞「む」についての記述の意味です。
 こういう場合の質問は、具体的な文例を引用することが、重要です。
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「なむ」そのものに識別問題がつきものですが、ご提示のことは助動詞+助動詞ですので、その線で説明します。


婉曲はその後に体言(名詞)を伴います。~のような(もの)と言う形です。普通に考えて、これに強意を付加し、きっと~するような(もの)、と言う表現はあっても不思議はありません。

例文「命を落としなむことあらば、」推量でも良いですが、死以外も想定した婉曲と取るほうが良いように思います。
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大学入試で問われたらほぼ確実に


強意+推量です。
でも、もちろん、例外はあるとおもいますよ。
でも、強意+推量で意味的に変ではなければ、それで意味をとることをおすすめします。
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