No.18ベストアンサー
- 回答日時:
生まれつき備わっているもの。
それは、神が無条件で与えた必要最小限の、<命>としての資質と意力。資質とは理性と感性。意力とは文字通り生きようというエネルギー。これらの能力が芽を出すのは、置かれた環境次第による。人の場合、親がその環境を整えなければ<命>は生命、とは成り得ない。
心の傷が生まれつきのものなら、神でさえ直せない。言い換えればその傷は神が与えたのだ。
生きることで生じる傷は他者から受けたものであるはず。ただ、自身に因がある場合もあるか、とは思う。
☆ ブラジュロンヌさんの云わんとすることは、何となく分かっているつもりですが、それがいまだにうまく言葉にできないでいます。
ご回答をありがとうございます。
今回は 複雑ですね。
★ ブラジュロンヌさんの云わんとすることは、何となく分かっている
つもりですが、それがいまだにうまく言葉にできないでいます。
☆ あたらしい質問を挙げましたが その中で次のくだりに留意してい
ます。
▲ (パウロ:ローマ書 8:6) 肉の思いは死であるが、霊の思いは、
いのちと平安とである。
☆ 《霊》が――わたしの考えでは―― 自然本性の内のプラス α のほ
うです。自然本性は 経験存在としては 身と心とです。
そして この《身と心》が このパウロの文では《肉》のことです。
そして 肉――身体と精神――は 人間の能力と努力とです。
霊は 人間には与えられたものだと理解します。
身と心も 《もらったもの》ですが 霊は 人間のチカラを超えたとこ
ろのものだと捉えます。
★ これらの〔<命>としての資質と意力なる〕能力が芽を出すのは、
置かれた環境次第による。
☆ 環境という要素・要因もあるでしょうし しかもこの場合の能力は
人間の使い方によると思います。
★ 人の場合、親がその環境を整えなければ<命>は生命、とは成り得
ない。
☆ あっ それは 《社会》という要因ですね。言葉の問題でもある。
★ 心の傷が生まれつきのものなら、神でさえ直せない。言い換えれば
その傷は神が与えたのだ。
☆ ここが 微妙ですね。
一般に一方では 赤ん坊は 罪のない状態で生まれて来ると言い ただ
し他方では 親や祖先の代からのあやまちを受け継ぐようなかたちでそ
のようなあやまちの可能性をすでに持って生まれて来るとも言います。
《傷》ですね。傷の余韻 あるいは 傷の回路のような。
わたしの考えでは この傷は――われ一代だけのものも 血筋や社会の
歴史を受け継いだものも――すべてやはり 自分の心にさからうという
意志行為が その自分の心に傷をつけたのだと見ます。
ウソやイツハリのぶんだけ 心が欠ける。
しかも どんな傷についても ナゾの何ものかが つねに埋め合わせる
とも言う。
★ 生きることで生じる傷は他者から受けたものであるはず。ただ、自
身に因がある場合もあるか、とは思う。
☆ 《他者による》場合とは 祖先からの引き継ぎではないかと。傷は
癒えていても あやまりの可能性は 受け継いでいると。
No.17
- 回答日時:
アウグスティヌスの言葉を変えます。
次のように。わたしたちに起こっている悪は
その満ちあふれる恩恵を
受け止めることが出来てこそ
滅ぼすことが出来る。
・・・と。
普遍神のつぶやきが聞こえる。
「そんなことはない。どんな生き方をしようと人は始めっから救われているのだからいいのだ」
これは幻聴か?
お早うございます。ご回答をありがとうございます。
★ ~~~~~~~~~
アウグスティヌスの言葉を変えます。次のように。
わたしたちに起こっている悪は
その満ちあふれる恩恵を
受け止めることが出来てこそ
滅ぼすことが出来る。
・・・と。
~~~~~~~~~~
☆ 質問です。
(あ) まづ普遍神の恩恵は すでに霊として(――これは 《息
あるいは 生きるチカラ》と考えると分かりやすいと思います)
わが自然本性(身と心 そして プラス α =霊我)にその α とし
て宿っている・・・のでは?
(い) とは言え これを受け容れ自覚するのでなければ 息ない
し生きるチカラとしての霊は はたらかないかも知れない。
(う) つまり:
★ 受け止めることが出来てこそ
☆ というキッカケが肝心である。
(え) ところが――なお詭弁を弄しますが―― われに宿る霊を
受け容れ それとしての普遍神のめぐみを自覚するということ・つ
まりは 《恩恵を受け留めること》 これは 誰のチカラで成し得
ると考えますか?
(お) むろん 《受け留め・受け容れ・自覚する》のは 人間た
るわれです。
(か) つまり 受容するチカラは われにじゅうぶんありますか?
(き) つまり――早い話が―― その受け留めるチカラもそして
もともとの霊も息も生きるチカラも もらったものではないのです
か?
(く) わたしたちの持っているもので もらわなかったものはあ
りますか?
★ ~~~~~~~
普遍神のつぶやきが聞こえる。
「そんなことはない。どんな生き方をしようと人は始めっから救わ
れているのだからいいのだ」
これは幻聴か?
~~~~~~~
☆ (け) ぢゃあ なぜわたしたちは しばしばもう絶望だとい
うまでに苦しむことがあるのですか?
(こ) この幻聴ではないと思われる《つぶやき》が聞こえない場
合があり 聞こえないと言い張る人がいるのは なぜですか?
No.15
- 回答日時:
"ウソ"ではありません。
実感です。自身の好ましい方の心に"在る"時は心、穏やかです。
自身の好ましい方の心に"在る"時は心、健やかです。
自身の好ましい方の心に"在る"時は心、満ち足りています。
自身の好ましい方の心に"在る"時は心、揺らぎません。
自身の好ましい方の心に"在る"時は心、余裕が生まれます。
心の余裕とは、自我が薄まると云うことです。
自己より他者に心が向かいます。
宗教心の真理の一端です。
ご回答をありがとうございます。
★ "ウソ"ではありません。実感です。
☆ 殊勝な心がけだと思います。しかも 哲学として筋道立てたとは
言い難い。その意味で ウソです。
★ ~~~~~~~~~~
自身の好ましい方の心に"在る"時は心、穏やかです。
自身の好ましい方の心に"在る"時は心、健やかです。
自身の好ましい方の心に"在る"時は心、満ち足りています。
自身の好ましい方の心に"在る"時は心、揺らぎません。
自身の好ましい方の心に"在る"時は心、余裕が生まれます。
~~~~~~~~~~
☆ 《好ましい》の定義が必要です。人によって違う内容のことを思
っているかも分かりません。
それに――どこまでもケチをつけますが(それが 哲学です)――
《穏やか・健やか・余裕》などは やはり人によってまちまちです。
《満ち足りている》というのは 必ずしも相対的な内容ではないか
も分かりません。定義として しっかりしていると思います。
つまり わだかまりが無く おのれとの和解が成っているものと思わ
れます。
ですから 問題は その境地がどのようにわれわれ人間にそれぞれ
もたらされるのか? だと思います。
信仰心がなくても 能天気の状態でも その恩恵に浴することはあり
得ます。
そこになお考える余地があるように思います。
★ ~~~~~~~~~
心の余裕とは、自我が薄まると云うことです。
自己より他者に心が向かいます。
宗教心の真理の一端です。
~~~~~~~~~~
☆ まぁ 《心が――独りあっても――満ち足りている》なら その
一環としてそういったことが言えるのでしょう。といったコメントに
なります。
No.14
- 回答日時:
生まれつき備わっている"受け皿"は自身の努力によって育て上げなければ価値は生まれません。
これを育てようというのが"信仰心"というものです。ブラジュロンヌさんは、ここで他者との対話を通して"分かり合おう"としていますね。
神との対話。
これも、相互通行です。
積極的に神と対峙しなければ、心の成長はありません。
ご回答をありがとうございます。
★ 生まれつき備わっている"受け皿"は自身の努力によって育て上げ
なければ価値は生まれません。これを育てようというのが"信仰心"と
いうものです。
☆ ですから そのような《人間の殊勝な心がけ》は――いかにとう
とくても―― 《能天気》にはかなわない。のではありませんか?
もっと別に説明するなら 極悪人がどうして改悛の情に満ち溢れ そ
の心の傷が癒やされるというのか? 《信仰心》は その結果であっ
て 先行するものではない・・・のではないか?
★ ブラジュロンヌさんは、ここで他者との対話を通して"分かり合
おう"としていますね。
☆ すみません。おそれいります。
★ 神との対話。 / これも、相互通行です。
☆ ウソです。それは 人間たる自分が勝手にこしらえた神の像た
るその神との対話です。つまり けっきょくは 自分との対話であ
るに過ぎません。
(それが よくないとは言わずとも。でも 神と錯覚したら よく
ありません)。
★ 積極的に神と対峙しなければ、心の成長はありません。
☆ ウソです。そのように活発なウゴキを示してもよいでしょうが
《心の傷が癒えて 世界との和解そして自分自身との和解が成る》
のは あくまで人間の努力と能力とを超えています。・・・という
仮説を提出しています。
あっ こちらを先にお応えしました。
No.12
- 回答日時:
人間社会はその社会が、秩序を保つことに依って成り立っている、と思います。
またそれが保てるのは、その"意志・意力"が善意から発生している、とも思っています。人の善意がこの社会を保っていると思えば、なにやら人間性善説を認めたくなります。ここに意見を述べる方々も皆、善意という"立場"であるようですね。
ブラジュロンヌさんも然り。
人間の精神の善性の極致が神と思えば、神と人間は一心同体である、とさえ云いたくなります。
この質問で取り上げられているのは、博愛であり慈悲心の事のようです。
確かに人が"泣く"事によって、自身の心が癒されるという事はあり、それを"普遍神"の為せる技と云えなくもないのですが、そうだとしてもそれは消極的見方と云えるのではないでしょうか。
「満ちあふれる恩恵」を受けるには、自ら進んで神と接しようとしなければならないと思います。
人の、生まれつき備わっている"受け皿"なんて、小さいものです。
自身の宗教心によってこれを育てなければ!
"こころのきず"によってその苦しみから解放されない人は、神のその満ちあふれる恩恵を"受け皿"で受け
おらず、したがって"なほらない"と思います。
ご回答をありがとうございます。
たぶん 同じ質問をしたと思います。
さて:
★ 人間社会はその社会が、秩序を保つことに依って成り立っている、
と思います。またそれが保てるのは、その"意志・意力"が善意から発
生している、とも思っています。
人の善意がこの社会を保っていると思えば、なにやら人間性善説を認
めたくなります。ここに意見を述べる方々も皆、善意という"立場"で
あるようですね。
☆ まぁ そうですねぇ。この質問は 経験合理性にもとづく推論を
答えの中にしめすことのむつかしいものです。
それは けっきょく《善意》といった問題がからんでおり 回答もそ
こらへんに落ち着く・・・といったことに成り勝ちです。
でも これまでの回答におけるやり取りに見られるように そこでな
お問題は その《善意》を みなさんは《自然治癒力や時間》といっ
た見方で説明しているようです。
そこで 質問者のわたしは それらの《時が癒やす》といった経験に
ついて――いやらしくなって―― では《時間が経っても 癒やされ
ない》場合があるとしたら どうなのか? と問いました。
言いかえると 質問趣旨の神あるいは 《無条件で無根拠なる何もの
か》があるとしたら それと《時間や自然治癒力》と どう違うか?
と問うたわけです。
★ ブラジュロンヌさんも然り。
人間の精神の善性の極致が神と思えば、神と人間は一心同体である、
とさえ云いたくなります。
☆ わいわいえいと氏は 《無根拠なる根拠》の側に近いでしょうか。
ただし:
★ 「満ちあふれる恩恵」を受けるには、自ら進んで神と接しようと
しなければならないと思います。
☆ なるご見解については わたしは違う意見です。
《人間の能力と努力とでは 何ともできないことがある》と見るから
には どこまでも無条件・無根拠を推したいと考えます。
★ 人の、生まれつき備わっている"受け皿"なんて、小さいものです。
☆ はい。
★ 自身の宗教心によってこれを育てなければ!
☆ いいえ。です。
★ "こころのきず"によってその苦しみから解放されない人は、神の
その満ちあふれる恩恵を"受け皿"で受けておらず、したがって"なほら
ない"と思います。
☆ そういう忖度は いけないと思います。神の心があたかも分かっ
たみたいに語っているからです。
No.11
- 回答日時:
あ、そうか、わたし時間の話をしたみたいだね。
時間とか場所とか全然関係ないんだけど。
こころの擦り傷とかこころの風邪とか心の骨折ぐらいなら、放って置けば勝手に治ると思うよ。治してもらわないと治らないのは虫歯ぐらいかな。
千年の恨みみたく自ら傷にしがみついて離れない場合は例外だけど。
ご回答をありがとうございます。
★ あ、そうか、わたし時間の話をしたみたいだね。
☆ 似通っています。自然治癒と時間が癒やしてくれることと。
★ 千年の恨みみたく自ら傷にしがみついて離れない場合は例外だけど。
☆ これが 例外ではなく つねに――そこにそれこそ人によって 時
間の幅は出て来るでしょうが――《無条件で無根拠にて 癒える》ので
はないか。・・・という問いを提出しています。
そういう場合に 時間や自然治癒力とは微妙に違う問題が見られるので
はないかいうこと。
★ 自ら傷にしがみついて離れない場合
☆ にも ふとわれに還って 無根拠にて直る。のではないか? これ
が問いたい中心です。
No.10
- 回答日時:
こんにちは、ぶらじゅろ~ぬさん。
ブロックを解除してくれてありがたう。
お邪魔します。
7番様?わたしは正反対だと思ふ。
なんでって若者の脳細胞というのはあまりにも活発過ぎて、激しくインプットやアウトプットをし過ぎたがり、右にも左にも前にも後ろにも上にも下にも未来にも過去にも簡単にぶっ飛んでしまい、なかなか真ん中で、ただじっとしていることができません。
敏感さや繊細さに溢れていられる若者のほうが、何事にもどっぷり浸かる上、しかも何事にも不器用で、何事にも要領が悪く、何事も遠回りをするのだから、己が平穏になるまで時間がかかると思うのだけど。
いやわたしは若者ではなく、初老を過ぎまして、多少は鈍感力や無神経さや図々しさを身に付けることができたと感じてをります。
________
ところで自然治癒力には驚くばかりだね。
こいつのお陰で息子は小学校を6年間皆勤したし娘は中学校を3年間皆勤したし、わたしが未だ生きてゐるのもこいつのお陰に他ならないでせう。
解放される力を持ってゐることに気付くかどうかの問題。
いや気付いてもわざわざ捨てちまう人がいるのも問題かもしらん。
今日は筋トレをして毒を流してスッキリして空腹になって眠いのでおしまい。
ご回答をありがとうございます。
★ 7番様?わたしは正反対だと思ふ。
◆(A№7) ~~~~
若い人はすぐ治癒。
年寄りはなかなか時間が掛かるんじゃないかな。
★ ~~~~~~~~~~
なんでって若者の脳細胞というのはあまりにも活発過ぎて、激しく
インプットやアウトプットをし過ぎたがり、右にも左にも前にも後
ろにも上にも下にも未来にも過去にも簡単にぶっ飛んでしまい、な
かなか真ん中で、ただじっとしていることができません。
敏感さや繊細さに溢れていられる若者のほうが、何事にもどっぷり
浸かる上、しかも何事にも不器用で、何事にも要領が悪く、何事も
遠回りをするのだから、己が平穏になるまで時間がかかると思うの
だけど。
~~~~~~~~~
☆ そうですね。
興味や関心そしてあるいは問題意識など これらが幅広く活発に動
いて定まらないほどだということと 心の傷が癒えるということと
は 必ずしも同じたぐいの問題ではないかも知れません。
いや どうなんでしょう。
________
★ ~~~~~~~~~
ところで自然治癒力には驚くばかりだね。
こいつのお陰で息子は小学校を6年間皆勤したし娘は中学校を3年間
皆勤したし、わたしが未だ生きてゐるのもこいつのお陰に他ならな
いでせう。
解放される力を持ってゐることに気付くかどうかの問題。
いや気付いてもわざわざ捨てちまう人がいるのも問題かもしらん。
~~~~~~~~~~
☆ そうですね。問題提起ですが:
(あ) 無条件で無根拠なる治癒力 ≧ 自然治癒力 ≧ 時間
と捉えてよいか?
(い) 時間は 心の傷の癒える場合の要因でふつうにありうるけ
れど 自然治癒力というのは どちらかと言うと からだの病いや
傷について言う場合が多い・・・かもしれません。(あ)で捉えた
ように むろん 心の傷についても言うわけですが。でも それは
時間が癒やしてくれるということを内容としているのかも分かりま
せん。
分かりませんが ひと言差し挟んでおきます。
No.9
- 回答日時:
No.8です。
bragelloneさん、いい内容になってきたのではないでしょうか。
「極端なことをやはり言えば 被害者のほうには 何も責任はないのか? 」
⇒もちろん、あります。
いじめ問題などもそうです。
「さらに問題は いづれにせよ――つまり 責任をどう決めどう取るかについていづれの考えを採用するにせよ―― では かかわった人たちそれぞれの心の傷は どう癒やされると見ておけばよいのか? です」
⇒いいポイントですね。
「極端なことをやはり言えば 被害者のほうには 何も責任はないのか? 」
⇒
「心のケアは 専門家にまかせればよい。で済みますか? それが哲学の答えだとしてよろしいですか?」
⇒よろしいのですよ。
「つまり 心にわだかまりが無く 世間と和解しており 自分自身とも和解が成っており そうして心の傷が癒えているなら 《他人を誹謗中傷すること》もないでしょう」
⇒そういうことです。
「そういった能天気の人どうしなら 互いに《甘えて》もどうってことない。となりますから」
⇒能天気同士ならいいのです。
問題は、能天気な人間が普通の人たちに迷惑をかけることです。
何故、私がこのようなことに拘るのか?
それは、このような人間の原点なしには哲学は語れないからなのです。
ご回答をありがとうございます。
★ bragelloneさん、いい内容になってきたのではないでしょうか。
☆ この質問は かんたんに問うかたちでしたが われながら なかなか
問い求めるべき内容に富んだ主題だったでしょうか。
☆☆ 「極端なことをやはり言えば 被害者のほうには 何も責任はない
のか? 」
★ ⇒もちろん、あります。 / いじめ問題などもそうです。
☆☆ 「さらに問題は いづれにせよ――つまり 責任をどう決めどう取
るかについていづれの考えを採用するにせよ―― では かかわった人た
ちそれぞれの心の傷は どう癒やされると見ておけばよいのか? です」
★ ⇒いいポイントですね。
☆☆ 「心のケアは 専門家にまかせればよい。で済みますか? それが
哲学の答えだとしてよろしいですか?」
★ ⇒よろしいのですよ。
☆ 専門家にゆだねる領域はあるでしょうが それで哲学のすべてだと見
てよいでしょうかねぇ。まだ 疑問を持ちます。
☆☆ 「つまり 心にわだかまりが無く 世間と和解しており 自分自身
とも和解が成っており そうして心の傷が癒えているなら 《他人を誹謗
中傷すること》もないでしょう」
★ ⇒そういうことです。
☆ ええ。ですから 哲学は 独自の守備分野があるかと思います。
☆☆ 「そういった能天気の人どうしなら 互いに《甘えて》もどうって
ことない。となりますから」
★ ⇒能天気同士ならいいのです。 / 問題は、能天気な人間が普通の人た
ちに迷惑をかけることです。
☆ いやぁ そうですかねぇ。普通の人の側からも 迷惑がありそうです
し もっと言うならば みんな能天気になればよいではないですか。
★ 何故、私がこのようなことに拘るのか?
それは、このような人間の原点なしには哲学は語れないからなのです。
☆ ええ。そういう淡い見通しのもとに問いをかかげました。
つまり ひと言だけですが 《おのれ自身との和解》は やはり神の問題
ではないかと思うのです。決して宗教の問題ではありません。
自己責任の自覚よりも 神――つまりふつうは 《無い神》なる神でしょ
うが――の自覚のほうが 《人間の原点》に深くかかわっているかと思う
んです。
あるいは 《無根拠》ということです。《無条件で無根拠にて おのれと
の和解を成就する》という問題ではないかと。
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