チェチェン共和国は何故独立したいのか?
チェチェン問題は思ったよりずっと長引き、さまざまなテロが横行しています。
最近は女性までもがテロをするようになりとてもショックです。
さて根本的な質問なのですが、チェチェン共和国はなぜ国家として独立したいのでしょうか?
民族主義的なものが大きいのでしょうか?
それとも歴史的なものでしょうか?(過去に独立していたとか)
面積がとても小さく、一国家としてやってゆくには大変なように思えます。
それより大ロシアの一員たる方が政治的にも経済的にも有利なのではないでしょうか?
またそもそもソ連崩壊後に独立しようとしたとき、共和国の何パーセントくらいが賛成したのでしょう。
独立できなかったところをみると、過半数以下だったのではないでしょうか。
テロリストたちを応援する人たちも少ないように思えます。
そのあたりの事情に詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
よろしくお願いします。
回答(3件)
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No.2ベストアンサー20pt
自主独立なんかよりもその日その日をのほほんと暮らせれば良いなんて考えを持てるのは、アメリカ様にお尻を拭いてもらいながらぬくぬくと暮らしている日本人ぐらいのものです。世界には自分の尻は自分で拭くというのが極一般的な価値観です。
経済的な問題で言えば
チェチェンには十分な油田がありますので自主独立も可能です。そもそもの紛争の原因の"1つ"は、この油田の利権をめぐる争いでもあります。
歴史的な経緯で言えば
チェチェンは元々、ロシア、トルコ、ペルシャ(イラン)に挟まれた小国でありましたが、厳しい地形のおかげで何度も支配を打ち返してきました。18世紀中頃からついにロシアに屈服する訳ですが、その際の征服戦争にも頑固に抵抗を続け、実に人口の2/3が死んだと言われています。
ロシア革命のおり彼らは当然独立を目指し、共産党側につくことで自治の約束をとりつけ、革命後はソ連に組み込まれましたが自治州となります。が、それは形だけのことで、連邦は厳しい宗教弾圧を加え、それでも抵抗を諦めない彼らを民族ごとカザフスタンに移住させるなど徹底的な民族解体を図りますが、そういった徹底的な弾圧は返って強固な団結を生むことになります。
ここまでされた彼らが、のほほんとロシア人の支配下に留まる訳も無く、91年ソ連崩壊後、92年のロシア連邦への参加の調印を拒むことになる訳です(ロシア内の21の共和国のうち拒んだのは2国だけです)。
ただこの辺の経緯は複雑で、91年当時の時点ではまだそれほど反ロシアではありません。国民投票でも70%以上がソ連邦存続に賛成しています。ペレストロイカ、ソ連邦の解体の混乱の折、それまで彼らの宗教(スーフィズムと言われるイスラム教と土着の宗教が合体したもの)は比較的穏やかだったのですが、場所によっては失業率が80%を越えるような経済状況で、イスラム原理主義が入り込み支持を受けるようになります。原理主義は強烈な「反ロ反欧」です。
で、それを懸念したロシアは94年についに武力侵攻を行い、あっけなく首都を落としましたが、ゲリラ戦に持ち込まれ壊滅します。この後も何度か侵攻を企てますがいずれも撃退され、96年には事実上の独立を果たし、97年には大統領選挙が行われ、独立派のマスハドフ氏が当選しています。
99年今度はチェチェン人が隣国のタゲスタンに侵入したことをきっかけに、ロシア軍が再び侵攻。以降凄惨な内戦となり「殺す・奪う・破壊する」(男は皆殺し、女は全員レイプ。ゲリラ兵に女性が多いのはそういう理由です。ところで女性がテロをするのがショックなのは、そこまで追い詰められているということに対してショックなんでしょうかね)。というような状況下で行われた2003年の選挙はロシア連邦の主導で行われ、当然独立派が参加しておらず、且つロシアのかいらいであるカディロフ氏の有力な対立候補に圧力をかけて出馬させないというむちゃくちゃな選挙です。
武力弾圧は激しくなれば、テロは先鋭化します。そしてテロリストというレッテルを貼られることで対外的な支持を失うと。この辺の事情はパレスティナ問題と一緒。そしてなぜなぜロシアが批判されないかというとこれもイスラエルと一緒。
ちなみに米上院議会ではこういう証言もされています。
『第一次チェチェン戦争は、エリツィン大統領再選のために必要であった。今回の戦争は、エリツィン大統領が自ら選んだ後継者として公に支持する、ウラジーミル・プーチン現首相が世論調査で順位を上げるために必要とされている』
この回答へのお礼
ありがとうございます。
チェチェンにさほど関心がなかった自分が恥ずかしくなりました。
まず油田はカスピ海にあり、チェチェンにはパイプが通っているだけだと思っていました。
油田があるのならもっと穏やかな解決策があってもよさそうなのですが…。
>実に人口の2/3が死んだと言われています。
絶句です。
その後のスターリンの仕打ちもひどいですね。
>99年今度はチェチェン人が隣国のタゲスタンに侵入
こんなことをするからひどいしっぺ返しをされるわけです。
ロシアが、チェチェンに独立を認めるのは今となっては難しいのでしょうね。
チェチェン内でもイスラム原理派を好ましく思っていない人が大勢いるでしょう。
穏健派を立てて独立させ、石油パイプは迂回させるという方法がよいと思われます。
少なくとも民主的な総選挙を行い、独立に対しての民意を問うべきです。
>ところで女性がテロをするのがショックなのは、そこまで追い詰められているということに対してショックなんでしょうかね
イスラムの女性は大人しいというイメージしかありませんでした。
女性が無差別殺人を決意するときの心の闇を思うと悲しくなります。
本来生命を誕生させる母体のはずです。それが学校をターゲットに選ぶなんて。
聖戦により死ねば天国へゆけるという思想がそうさせるのでしょう。
No.1ベストアンサー10pt
http://www.special-warfare.net/data_base/101_war …
http://tanakanews.com/a0113chechen.htm
これ参考にしてください。
独立できなかったんではなく、独立させなかったのです。
ソ連崩壊後も数万人の粛正があった(現在進行形)と
言われています。
この回答へのお礼
ありがとうございます。
チェチェンは、山岳民族でイスラム教だったのですね。
人口は130万人ほど。
そして「血の復讐」という風習がある得意な民族なのですね。
アルカイダも関係しているようです。
石油のパイプラインさえなければ独立できていたかもしれません。
皮肉なものです。
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