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戦時中の校閲について教えてください。
どんなことを書いたら、どういう事になるか  など

A 回答 (2件)

書いちゃダメなことは


・反戦的な内容。
・厭戦気分を煽る様な内容。
・天皇や政府,軍部に対し、批判的な内容。
・適性国家(英米など)を褒めたり、高めたりする様な内容。
・国家機密に関わる様な内容。
などかと。

これらに抵触した場合・・軽いところでは、「注意」や「指導」で済む場合もあるでしょうけど。
憲兵やら特高警察に、スパイ容疑で「拷問」的な取調べを受けた末、自供を強要され、刑罰(懲役刑など)を受けた事例などもあるかと思います。
割と史実に忠実な小説や映画などで、そう言うシーンは良く見ます。
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この回答へのお礼

解決しました

ありがとうございます‼
とても分かりやすくて、め~~~っちゃ助かりました!
本当に、細かいところまでありがとうございます‼

お礼日時:2017/08/17 11:31

校閲ではなく検閲の間違いでは?



検閲と言っても、新聞・雑誌の場合と、手紙(特に戦地にいる軍人が故郷の家族などに書くもの)の場合、映画の場合など、様々なパターンがあります。

新聞には「体制批判」「反戦」「軍事機密の記載」「大本営が発表していない敗戦・苦戦の報道」などを書くと発行差し止めとか、場合によっては記者や編集者、社長などの逮捕・投獄もありました。
反戦でなくても「竹槍ではなく飛行機を」という趣旨の記事を書いた記者と編集者が、体制批判をしたとして咎められることもありました(竹槍事件)。
東條首相はこの新聞を廃刊させることまで主張したそうです。

映画などのフィルムは、上記のような内容はもちろん、それに加えてエロい表現は全部カットされました。
これが想像を絶する厳しさで、キス程度でもだめ、女性の膝よりちょっと上まで素足が映る程度でもだめ、キスやセックスなどを暗示する表現だけでもカットの対象になったそうです。
それと、なぜか菊花紋(皇室の紋章)は絶対に映してはいけない決まりで、完全なものでなくてもそれに似た菊の絵柄等もすべて禁止されました。
引っかかると、その部分のフィルムにはハサミが入れられ、物理的にカットされます。
そうして修正されたものも、「検閲保留」とされると、上映はできませんでした。

手紙は、反戦や反体制はもちろんですが、「最前線の戦況」「部隊配置」がわかるものを検閲の対象としました。
戦地にいる軍人が家族に手紙を書く場合、兵力配置にかかわるので、自分の居場所や部隊名(第○○師団、など)や一緒にいる仲間の人数を書いてはいけない決まりでした。
また、「戦況は厳しい」とか「仲間が何人もやられた」など、苦戦を伝えるのもダメ。
検閲に引っかかると、最悪の場合は差出人は軍法会議、軽微な場合は一部を削除(墨塗りなど)して発送などもありました。
また、そのまま発送されたものでも、内容が要注意とみなされると、受取人がどんな行動を取るのかを監視したりする場合もあったそうです。
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