プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

甲野善紀などの文献を少し拝読すると、

 「古来の日本人は、
  身体動作に長けていて
  現在のように西洋人の真似ごと動作とは違う、
  日本人にあった所作を身に付けていた」

のような趣旨が書かれています。

武士など、命のやり取りを行っていた者は
剣を交えるときだけでなく、
普段の歩き方、重心移動なども優れていた、
と想像されます。

そこで知りたいのですが、

古来武士は、
・どんな履き物をしていたのか?
・立位などの重心は、つま先?かかと?足裏全体?
・歩行時、どのような重心移動で身体を運んでいたのか?

ということをご存知ではありませんでしょうか?
是非、ご教示願えればと思います。

参考資料でも構いませんので、
よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

武士は刀を持つので前足重心であり、普段は土踏まず当たりに重心が来ます。

これは剣道の達人がネットにも紹介されているので探してください。あとはそこから母指球という親指の手前の盛り上がった部分までを使います。後ろ足重心でないと振り下ろしたときに自分の足を切ることになります。これは昔実際に居たと古老より聞きました。
柔術や合気道は刀を奪われた状態や刀を持たない状態という設定なので重心の在り方は剣術と同じです。
基本的に状態の中心から重心線をブラさないようにしながら歩くのが基本です。
そうね、古武道や合気道や柔術の試合などを見るとわかりやすいかもしれません、やはり動画で探してください。

一方空手は刀を持たない農民などが使うものなので徒手での戦闘や足使いをするので後ろ足重心になります。特に中国の拳法ではかかとに重心を乗せ、その延長上に股関節が来ます。空手でも上級者を見ていると同じになります。ただし最近の試合では殴り合いばかりが優先されるので基本が崩れています。

ちなみにナンバ歩きというのがあります。これは本当は能などの歩き方であり、手足が前に出るというのは嘘です。絵画は見栄えのために前に出ているようになっているだけ。従って歩くたびに刀が振られることもなく、鞘が当たるから左側通行というのも嘘。そもそも大名居住地域では鞘が当たるような狭い道はないし、江戸時代の浪人は落とし差しをしていて当たるはずないんです。当時カンヌキ差しと言って鞘が水平になるようなのは田舎者としてバカにされたし、あとは「柳生の閂差し」と呼ばれ柳生一門が横に張っていました。しかしこれもバカにされていて近寄るものなどいません。むしろ左側通行は刺客に襲われやすいのでダメです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2018/09/15 10:55

この間テレビで織田信長が岐阜城を根拠にしていたころ


山の上と麓を往復するのに「足半」(あしなか)と言われる
草履履いてたと紹介されてました。
つま先だけの草履です、そうするとつま先荷重だったんでしょうね。
鼻緒があると自然とつま先荷重になるとも言ってました。
踵荷重は現代人の病気に近いそうです。
現代日本人は7割が浮き足と言われる踵荷重だそうですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2018/09/15 10:55

暗闇で歩くときと同じだ、と習いました。



つま先で、探るようにして足を運ぶ。

道は中央を歩く。
端を歩くと、不意打ちを食う可能性が
高いから。

刀を差していますから、左腰を上げるような
歩き方になる、とよく言われています。

ワタシは、上下動が無いように、すり足で
歩くようにしています。
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この回答へのお礼

>暗闇で歩くときと同じ

ありがとうございました。

お礼日時:2018/09/15 10:54

現在のような歩行は西洋文明がはいってきた明治以降だと思います。


武士はつま先重心の「なんばあるき」ですね。
ようするに右手と右足が一緒に出ます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%B3 …
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

 「当時の日本人のは
  上半身をあまり振らず、
  出た足と同じ側の手が
  わずかに出るような動きだった」

という見解があるのですね。
陸上の末續慎吾選手も、

 「ナンバの歩法を
  練習に取り入れることによって得た
  身体感覚をもとにして生み出された、
  無駄のない効率的な走り」

である「ナンバ走り」で好成績を出したようですね。

一方で、同じ「ナンバ (歩行法)」や「ナンバ走り」の記事には、

 「厳密な検証を経た学説ではなく、
  甲野個人の武術理論から生まれた
  『伝統の創造』の類と見なされている」

 「近代以前にはナンバが
  一般の日本人の間で広く行われていたという説は、
  ほとんど支持されていない」

 「脚と腕が同方向へ同時に動けば人体構造上、
  走ることはもちろん歩くことも不自然かつ困難」

 「明治初頭に東京で撮影された写真では
  街路を歩く通行人は現在と同様な手の振り方をしている」

 「衣服や住居の西欧化は
  昭和に至っても日本社会に広く普及していたわけではないが、
  にも関わらず学校で教えられた歩行法のみが
  全国的に浸透したと考えるのは、明らかに不自然」

という、反対意見も散見されました。

伝承なども絶えてしまい、
古来の歩き方の「実際」がどうだったのか、
もはや復元不可能なものなのでしょうか。。。

ナンバ走り
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%B3 …

お礼日時:2017/10/03 23:48

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