記憶媒体への電磁パルス攻撃について

EMP攻撃が世間では話題になっていますが、
実際に記憶媒体とはどのくらいの電界強度(V/m)を受けると影響があるのでしょうか？
媒体によって異なるとは思いますが。。。
・ビデオテープ
・フィルム類
・磁気テープ
・磁気カード
・その他USB,HDD等
上記で参考になるような数値、又はURL等知っていましたら教えてください。

No.1 ベストアンサー 回答者： isoworld 回答日時： 2017/10/12 09:06

電界強度(V/m)は磁気に関係しませんから、磁気特性を利用した記憶媒体には影響ないと思われますが、その電界強度(V/m)によって渦電流が発生するような場合には理屈の上では影響がありえます。

ですが、現実には（いまの技術では）事実上は（メモリーのような小さなパーツには）影響しないと思いますよ。
USBのような電気的にメモリーしている小さな記憶媒体でも、内部はほとんど電気的な遮蔽状態にありますし、内部が構造的に微細に作られているほど外部からの電磁気的な外乱には影響されにくい性質があります。

EMP攻撃で影響を受けるのは遮蔽が不十分で大きさ（寸法）のあるモノ、たとえば通信線（アンテナを含む）であるとか（電気的に鋭敏ながら寸法的構造が大きくなりがちな）通信機器やコンピュータなど（装置モノ）かもね。EMP攻撃で現実的に大きな障害を受ける可能性があるのは、通信や制御が不能になってシステムがダウンしたり、指揮命令情報が必要なところに届かなくなって統率できなくなったり、誤動作・誤情報で錯乱状態に陥ることでしょうね。

もっと具体的に例をあげて言えば、核弾頭搭載のミサイルが発射されて、すぐにでも迎撃ミサイルを発射しないといけないのに、システム障害や通信不能状態に陥ってその発射を許可する最高責任者のＧＯサインが発射現場に届かない…ことがありえます。

この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
媒体によって耐性は違うのは知っていたのですが、目安等があれば知りたかったので、、、

お礼日時：2017/10/20 15:28