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昔の花見は梅でしていた!今が旬の梅についてリサーチしてみた

昔の花見は梅でしていた!今が旬の梅についてリサーチしてみた関東ではいよいよ梅の花が見ごろを迎え、熱海梅園や三溪園などの梅の名所では開花にちなみ、毎週のようにイベントが開催されている。春を待ちわび眺める梅は格別である。そこで今回「教えて!goo」で、「梅の花と聞いて思い出すことはありますか?」と質問したところ、「滋賀県の石山寺や彦根城、寿長生の郷の梅苑や京都の北野天満宮や青谷梅林」(八重桜さん)や「そりゃあ、尾形光琳の紅白梅図屏風ですね」(haiji1996)といった、日本の風情を感じさせる回答や和歌を紹介する回答が複数集まった。そんな日本人に親しまれて続けている梅について、ガーデンデザイナーの杉尾清志さんに、梅の種類を含め詳しく教えて頂いた。

■梅の種類は品種改良により400種以上


杉尾さんによると寒風吹く中、どんな花よりも先に咲くのが梅の花とのこと。梅は歴史も長く、実は平安時代頃までは、花見といえば梅を観ることを指していたという。言われてみれば、俳句には梅という言葉がたくさん使われ、その香りも大切に楽しまれていたことがよくわかる。そして現代では鑑賞のために梅の品種改良がかなり進んでいるという。

「梅の樹は品種改良が進み、現在ではきれいな花を観るための花梅『ハナウメ』と、美味しい実を収穫するための実梅『ミウメ』があります。品種改良で作り出された種類を園芸品種といいますが、今では400種類以上あります」(杉尾さん)

その種類は、花色が白い白梅(ハクバイ)、ピンク色の紅梅(コウバイ)に大きく分けられるという。白梅は、真っ白いものからほんのりピンクがかっているもの、紅梅には、濃い紅色から可愛らしい桃色まで色幅も多く、花の形も様々とのことだ。

「花形も花びらが5枚の一重咲き、少し枚数が増えて半八重咲き、花びらがたくさんの八重咲きがあります。花を愛でる日本人だからこそ、こんなにたくさんの品種が生まれたのだと感心するばかりです」(杉尾さん)

梅を愛でるための並々ならぬ情熱が感じられる。続いて実梅についてお伺いした。

■青梅と完熟梅の使い分け


「実梅は美味しく食すために品種改良されました。花梅でも、白い花の白梅の実は食用になりますので、試してみてはいかがでしょう」(杉尾さん)

梅の実は、梅干しの他に梅酒、梅サワー、梅ジャム、ハチミツ漬け、ピクルスなどに使用できる。収穫時期には生の梅の実がスーパーでも購入できるが、青く硬い梅は梅干しには向かないので、注意が必要とのこと。

「梅干しをつくる場合は、少し黄色く色付いた実や、木で熟した実を収穫してください。有名な南高梅の高級梅干しは、完熟して自然に木から落下した実を梅干しにしています。完熟の梅はフルーツのような芳醇な香りです」(杉尾さん)

逆に梅酒や梅サワー、ハチミツ漬け、ピクルスには、青く硬い瑞々しい青梅が向いている。

「こちらは果物のように鮮度が命です。日が当たって光合成が始まると栄養分が成長に使われるので出来るだけ午前中の早い時間のほうが、より美味しい梅が収穫できます」(杉尾さん)

梅は、人々の暮らしに密接に係わり、時代と共に変化しながら日本人の文化を支えてきた。今年は五感で梅を楽しみ、その長い歴史に思いを馳せてみてはいかがだろうか。

●専門家プロフィール:杉尾 清志
ジャルダン・ファヴォリ代表で、ガーデンデザイナー。土壌・日照・水はけ等の調査から始めるナチュラル・ガーデンを中心に、デザインから管理やメンテナンス、一般造園業務全般を提供している。

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