話題の出来事のQ&Aをウォッチ(観察)しながら、コラム形式で皆様に紹介していくサイト

大河ドラマ史上初の肩書き!?「戦国軍事考証」担当が語る 『真田丸』ココだけの話

大河ドラマ史上初の肩書き!?「戦国軍事考証」担当が語る 『真田丸』ココだけの話大河ドラマ『真田丸』視聴率も好調のようだ。教えてgooウォッチ!でも「大河ドラマ『真田丸』の見所を『真田丸』漫画家に聞いてみた」にて『真田丸』の見所について聞いてきた。さらに『真田丸』について知りたいと大河ドラマ『真田丸』に戦国軍事考証として参加している西股総生先生に、知られざる軍事考証の仕事や大河ドラマの裏側と魅力を聞いてみた。

■戦国軍事考証の仕事って何をするの?


時代劇にはその時代の史実に基づいてアドバイスする時代考証という仕事があることは知っていたが、戦国軍事考証という仕事があるとはしらなかった。いったいどんな仕事なのだろうか。
「もともと戦国の城や合戦について研究し、本を書いていたところ、今回の大河ドラマにおいてアドバイスを求められるようになりました。例えば三谷幸喜さんの書いた脚本を読んで当時の時代としておかしいところがないかどうかをチェックしたり、スタッフからの質問に答えたりしています。第1話新府城のシーンで竹束の盾が登場したのもスタッフからの質問でアドバイスしたものです」(西股先生)
大河ドラマ史上初の肩書き!?「戦国軍事考証」担当が語る 『真田丸』ココだけの話
ドラマでは木の盾が一般的だったが、ドラマの舞台である戦国時代後期は鉄砲の弾を防ぐのに最適な竹を束ねた盾が主流だったとのこと。ドラマにリアリティを与えて息を吹き込むのが考証の仕事なのだろう。ちなみに軍事考証の肩書きは『真田丸』放映の際にテロップの肩書きをどうしようかと考えた時につけてもらったものとのこと。大河ドラマ史上初の肩書きかもしれない。

■リアルと面白さをギリギリまで追求する大河ドラマの魅力


西股先生は『真田丸』のスタッフは非常に仕事が丁寧で勉強熱心であると感じているという。

「第1話で小山田信茂が武田勝頼を追い返すシーンで木戸が登場します。これが戦国時代にポピュラーな上げ木戸なのには驚きました。おそらく映像化は初めてでしょう。ドラマでは両開きで蝶番がついた木戸が一般的ですから。当時は現地であり合わせの材料で作ることが多かったので蝶番など高級部材は使わないのです。非常に勉強されているなと感心いたしました」(西股先生)

西股先生によると考証の仕事はドラマにリアリティを与える半面、さじ加減が難しいともいう。上げ木戸はドラマのシーンともマッチしていて面白さとリアリティを両立していたのではとのことだ。
大河ドラマ史上初の肩書き!?「戦国軍事考証」担当が語る 『真田丸』ココだけの話

■西股先生が見た大河の舞台裏


考証の仕事には台本のチェックもあるとのことだが実際どのようなやりとりがされているのだろうか? 実際の台本だという白い表紙の台本を見せてくれた。外出時持ち出す場合は表紙のタイトル部分は隠し細心の注意を払っているそうだ。

「まず三谷さんが書きあげ、この白台本が送られてきます。それを軍事考証の私や時代考証の先生たちがチェックして戻します。白台本のチェック内容を反映した青い表紙の青台本がきてまたチェック、その後最終の台本がしあがります。時には最終台本にも修正や差し替えが入ります」(西股先生)
大河ドラマ史上初の肩書き!?「戦国軍事考証」担当が語る 『真田丸』ココだけの話
台本はチェック後、がらりと変わることもあり三谷氏の妥協のない姿勢に驚くこともあるという。さらに台本をチェックし、ドラマを見ると三谷氏が映像をイメージしながら書いていることが手に取るようにわかり感心することも多いとのこと。台本を読んでピンとこなかったシーンもオンエアでみると非常に面白くなっているのだそうだ。

大河ドラマも、制作の裏側のドラマを想像しながら見るとさらに楽しめるかもしれない。

専門家プロフィール:西股総生(にしまたふさお)。
学習院大学院史学科専攻・博士前期課程修了。大河ドラマ『真田丸』で戦国軍事考証を担当。最新著書は『図解 戦国の城がいちばんよくわかる本』KKベストセラーズ。TEAMナワバリングブログではワンポイント解説も行っている。

吹き出し この記事についてコメントしよう!

この記事についてどう思う?

BAD

NICE

みんなの反応

81

みんなの反応

251

この記事についてコメントしよう!

  • 今の自分の気分スタンプを選ぼう!
あと4000文字

投稿する

教えて!goo 教えて!gooで質問する

人気のコンテンツ

更新情報をチェック

カテゴリ