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子どもにインフルエンザの疑い!「その時」のケアを病児保育のプロが解説

子どもにインフルエンザの疑い!「その時」のケアを病児保育のプロが解説インフルエンザや胃腸炎が流行する時期、子どもの感染も心配だ。「教えて!goo」のQ&Aに寄せられた 「子どもの胃腸炎の処理についておしえてください」との質問には、「胃腸炎の処理には、ハイターを使うとよいですよ」(reon2さん)「洋服の色落ちが気になるなら、85℃以上の熱湯に2分以上浸してから、別のものと分けて洗濯したら良いでしょう」(tabimansanさん)などの回答が寄せられていた。病児のケアについては、病児保育のスペシャリストに聞くのが一番だ。認定NPO法人フローレンス病児保育事業部の平井久里子さんにお話を伺った。

■もしかしてインフルエンザ!?急な発熱時の対応とケアポイント


インフルエンザが流行するシーズンに、子どもが急に発熱。この場合、すぐに病院へ連れていったほうがよいのだろうか。

「実はインフルエンザは発熱から半日程度経たないと判定キットが正しく反応しない場合があります。そのため診断がおりず、もう一度受診される方が少なくないのです。何度も病院に足を運ぶのは負担になることも考えられますので、インフルエンザかも? と思った時は様子をみて受診されるのもよいかと思います」(平井さん)

何度も病院に足を運ぶのは負担が大きいが、熱で苦しむ子どもをただ見ているのもつらい。子どもの発熱時に行えるケアはないだろうか。

「お子さんの手足を触ってみてください。冷たければ熱はさらに上がるので身体を保温するケア、温かければ、熱が上がりきっていると考えられるため身体を冷やすケアが必要になります。お話できるお子さんならば寒いかどうか聞いてみてもいいですよ。身体を冷やす時は家にある保冷剤をタオルでくるみ、首筋・わき・内ももの大動脈が通っているところを冷やすと効果的です」(平井さん)

インフルエンザの疑いがある場合は、ケアをしつつ受診を半日待つのがよいだろう。

■子どもが薬を飲んでくれない?薬の飲ませ方のコツ


早く治すためには、薬をきちんと服用させることが重要だ。しかし、薬を飲むのを嫌がる子どもは多い。どのように薬を飲ませるとよいのだろうか?

「乳児でシロップのお薬が処方された場合は、哺乳瓶の乳首に薬を入れるとスムーズに飲んでくれます。粉薬やドライシロップが処方された場合には、スプーン1杯のお水に溶いてスポイトであげることが多いです。吐きだしてしまう場合は、スポイト一滴分の水で薬を練ってお団子状にし、それをほっぺたの内側にぬると吐き出すことはなくなります」(平井さん)

スポイトは病院や薬局でも手に入るとのこと。そのほかごほうび作戦や、飲んだら盛大に褒めるのも効果的だという。また、小学生以上の子どもはごまかさずに説明すると、自分で理解して、きちんと飲んでくれることも多いそうだ。

■子どもが吐いてしまった時の対処法やケアのポイント


冒頭のQ&Aにも登場したが、ノロウィルスなどの感染性胃腸炎の場合、吐いたものの処理方法も気になるところだ。

「空気を通しての飛沫感染のリスクがあります。窓をあけ、マスクと使い捨ての手袋をして処理にあたりましょう。キッチン用の塩素系漂白剤を希釈したもので消毒します。500mlペットボトルに塩素系漂泊剤を5ccに水を入れて100倍希釈にしたものを使うとよいですよ。嘔吐物による汚染がひどい場合は10cc入れて50倍希釈にしてください」(平井さん)

また、吐いた後の子どものケアでは水分補給が第一とのこと。上手に水を与えるにはどうしたらよいのか。

「続けて吐いてしまう可能性もあるので、水分は少しずつ与えて下さい。お水や白湯でも良いですが、できれば電解質を含んだ水分を補給すると良いです。スプーン1杯を与えて10~20分様子をみて吐かなかったら、またスプーン1杯とすこしずつ与えていくとよいでしょう」(平井さん)

まだまだ寒く、子どもが冬の病気にかかりやすいシーズンは続く。いざ病気になるとあわててしまうが、落ち着いてポイントを押さえながらケアを実行することで、親子両方の負担を減らすことができるだろう。

●専門家プロフィール:平井久里子(認定NPO法人フローレンス病児保育事業部)
病児保育事業を展開する認定NPO法人フローレンスにおいて、こどもレスキュー隊員を務めた後、現在フローレンス本部でスタッフ向けの研修を担当。保育専門学校での講師、認定病児保育スペシャリストweb講座講師も務める。

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