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給食の起源は貧困にあり!? 最近の給食事情についても調査してみた

給食の起源は貧困にあり!? 最近の給食事情についても調査してみた日々の仕事に追われ、外食やコンビニ弁当で済ませがちに……。そんなときに懐かしくなるのは、「お袋の味」あるいは「給食」ではないだろうか?
「教えて!goo」には、「心に残る思い出の給食メニューは?」という質問が投稿され、賑わっていた。

「ミルメーク」(trgovecさん)や「カレーうどん、きなこの揚げパン」(tomoakiaidaさん)など、思わず懐かしくなる定番メニューから「ハーゲンダッツに雪見大福」(shinsaku_sさん)という10代のイマドキ?な意見まで様々挙がっていたが、なかには「クジラのノルウェー煮」(minaotehonさん)なんていう個性派メニューも!
時代や地域により異なる給食。一体、どのような歴史を辿ってきたのだろうか?

■始まりは山形県の私立小学校


文部省、日本学校給食会発行の「学校給食の歴史」によると、日本で最初に学校給食が実施されたのは、明治22年、山形県鶴岡町忠愛小学校。当初は経済的に恵まれない児童のみを対象に実施され、現在の学校給食と比べてもさして遜色ない食事内容だったようだ。
明治時代における学校給食は、ほとんどが経済的に恵まれない児童や欠食児童を対象としていたようだが、大正時代になると栄養面も考慮されるようになる。また、学校給食に関する調査が全国的に実施されるとともに、学校給食は校内活動の一つとして考えられるようになった。
昭和に入ると給食を実施する学校が増加し、それに伴い学校給食の教育における重要性も認識されるように。現在に至るまで、学校給食は子どもたちの身近な「食育」の場として捉えられ、発展を遂げてきた。

■「全国学校給食甲子園」優勝校を直撃!


では、近頃の給食はどのような傾向があるのだろうか。2015年度全国学校給食甲子園(R)優勝校であるみなかみ町月夜野学校給食センター栄養教諭、本間さんにお話を伺った。

「平成17年の食育基本法制定以来、食育は、社会全体で取り組む国民運動として推進されています。学校給食でも今まで以上に食育の観点を大切にしています。月夜野学校給食センターでは、みなかみ町の実態を考慮し、野菜や豆類など家庭では摂取しにくい食品を取り入れた子どもたちが食べやすい給食づくりを心がけています」(本間さん)

優勝に輝いた同校の献立は、こめっこぱん、牛乳、上州豚のアップルジンジャーソースかけ、こんにゃく海藻サラダ、のり塩ポテト、根菜のミネストローネ、手作りブルーベリージャムというラインナップ。う~ん、美味しそう!

「献立には、子どもたちに地場産物を知らせるだけでなく、自分の生まれ育った町をすばらしいと感じてほしいという願いが込められています。夏休みに収穫期を迎えるブルーベリーやトマトなどは、生産者の協力のもと冷凍保存しておき2学期に使用する工夫をしています。
スープは家庭で摂取しにくい根菜と鰹だしを組み合わせ、トマトの酸味をおさえて食べやすくし、サラダは野菜が苦手な子どもも食べやすい味付けに工夫しました。日々の給食で使う材料も、地元産を中心に5割以上が県内産で賄われており、今回のスープやサラダに使った材料はすべて身近なところで栽培されたものです」(本間さん)

また、このほかにも同校では「おにぎり給食」や「セレクト給食」、「卒業祝い給食(バイキング給食)」、災害時に備えて非常食を備蓄し、非常食を使用した「対応給食」なども実施しているとのこと。
子どもの頃は何気なく食べていた給食だが、様々な趣向が凝らされ、願いが込められているようだ。なんだかすごく食べたくなってきた!

(酒井理恵)

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