話題の出来事のQ&Aをウォッチ(観察)しながら、コラム形式で皆様に紹介していくサイト

「墓を継ぐ」ってどういうこと?――要注意!大きな負担が生じる場合あり

「墓を継ぐ」ってどういうこと?――要注意!大きな負担が生じる場合あり「お前が長男なんだから、お墓をたのんだぞ」、「うん、いいよ」――ちょっと待った! そんなに安易に返事をしてしまっていいのだろうか? あなたはその土地にずっと住んでいられるのか。就職して他の土地に行ってしまったら、どうやってお墓を守るのだ。そもそも「墓を継ぐ」とは、何を意味しているのだろうか。「教えて!goo」にも、「お墓をよろしく頼むとは?」といった質問が寄せられている。

質問者のケースでは、実家の墓は現在両親が守っているようだが、孫の中で男の子は相談者の子ども一人だけで、「唯一の男の子なんだから墓を頼むぞ」と言われているとのこと。しかし、自分たちは東京に住んでおり、「そもそも、お墓をよろしく頼むぞとは、お墓をどうしてほしいと言う意味なのでしょうか?」と質問している。

■意外に大きな負担となる!?


この質問に対し様々な回答が寄せられているが、思いのほか大きな意味を指すとの回答も見られている。

「たまには、墓掃除に来なさいということ」(kusirosiさん)

「墓の世話ってことは、法事なんかもやれってことかもしれないですね」(loperaさん)

「墓に関わること全てについて、何かあったらやってほしいということで、(中略)…檀家の集まりなどもありますし、寺から本堂改修等のための寄付要請等があります」(takurankeさん)

「我が地方では、『墓を頼むぞ』ということは、『将来家督を継いでくれよ』ということになります」(kyoromatuさん)

単なる墓掃除という回答もあれば、法事や檀家に関することすべてという回答、「家を継ぐ」ことという回答まで、かなり幅は広い。これは、結局のところ「墓を頼むぞ」と言った人がどのレベルのことを想定しているかにもよるが、少なくとも大きな負担となる可能性があることだけは認識しておいたほうが良いようだ。

■遠方の墓の場合の対応は?


では、頼まれた内容を十分理解した上で、墓を継ぐのであれば問題ないのだろうか。質問者のケースでは墓は遠方にあるようだが、本当に大丈夫なのか、心に残る家族葬の葬儀アドバイザーに話を伺った。

「身近な人が亡くなった場合、その人が管理していたお墓の管理も承継しなければなりません。しかし、承継時には大した問題にならないと思われたものが、いざ承継してみると大きな問題となる場合があります。例えば、お墓があまりにも遠方にあると、承継者が高齢になってきた時、体力的にも精神的にもかなりの負担になってしまうのです」

なるほど、継いだ直後は遠方の墓に行くことに問題なくとも、何十年も経って自分が歳を取ってしまった場合にはかなりの大きな負担となりそうだ。

「このような場合の解決法の1つとして、自宅の近隣の墓地への改葬が挙げられます。周囲の人々やお寺の理解を得ることなど、慎重な対応が必要だったり、金銭的な負担も大きいのですが、他の負担が減ることを考えると、改葬するのも一つの選択肢と考えられます」

改葬という手段。これは親戚の同意も必要だが、墓をその人に継がせた以上、親戚としても承継者が将来的にもきちんと守っていける場所に墓を置くのが筋だろう。「墓を継ぐ」ということに大きな意味があるのと同様に、「墓を継がせる」ということにも大きな責任が伴うことを理解しておきたい。

●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー
「葬儀の参列者を遺族や近親者など、本当に故人を亡くした悲しみを共有できる方だけに限定」し、「世間体を重視している感のある告別式を簡素化」する家族葬の提案を行う。

(長澤正嘉)

この記事についてどう思う?

BAD

NICE

みんなの反応

72

みんなの反応

170

教えて!goo 教えて!gooで質問する

人気記事ランキング

人気のコンテンツ

更新情報をチェック

カテゴリ