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節分の由来と豆まきの作法

節分の由来と豆まきの作法本日は節分。恵方巻きを食べたり、豆まきをしたり、皆さんも節分にちなみ何かしているのではないか。そこで今回「教えて!goo」で、「節分の日は豆まきをしますか? 豆まき以外に何かしていることはありますか?」と聞いてみたところ、「豆まきはしませんが、年の数だけお豆を食べる。そして、節分祭をしている近くの神社へお参りにいき、甘酒や神酒を御馳走になり、年の数だけのお豆を神社に置いてきます」(八重桜さん)や「豆まきはしますが『鬼は外』とは言いません。『福は内、鬼も内』です。寒空に追い出された鬼たちを迎えてやるのが我が家の豆まきです」(XR500さん)などの回答が寄せられた。ところで節分といえば豆まきだが、なぜ豆をまくのだろうか。エレガントスタイル代表のマナー講師、飯田祥子さんに話を聞いてみることにした。

■豆まきは遣唐使により、中国から伝わった


「豆まきは、中国から伝えられた『追難(ついな)の儀式』、『鬼遣(おにやらい)』に由来しています。この伝統は、遣唐使により日本に伝わり、宮廷行事になりました。災害や疫病を追い払って福を招き入れます」(飯田さん)

平安時代は大晦日に宮中で、貴族達が中心となり行事を催していたそうだ。また、「節分」とは季節の変り目のことで、立春、立夏、立秋、立冬すべてを表すが、現在では立春の前日を指すとのこと。

「鬼の目『魔目(まめ)』に豆を投げつけることで『魔滅(まめ)』になると考えられていました。穀霊信仰では豆に霊力があるとされているので、撒いて邪気を払い、福を呼ぶという風習になっていきました」(飯田さん)

その歴史は、日本に農業が伝わったころから続いているという。

■地域による風習の違い


飯田さんによると、節分の行事は地域によって異なるという。

「中国の信仰的思想である陰陽道(おんみょうどう)では、歳徳神(とくとじん)という、その年の幸せを司る神様がいます。節分に、その神様がいる方向、『恵方』を向くと縁起がいいとされています。この恵方を向いて太巻きを丸かじりする風習は、ご存じの方も多いでしょう。ちなみに恵方巻の具は七福神にちなみ、7種類が一般的です」(飯田さん)

恵方巻を丸かじりする=一年間元気に過ごせるということで、主に関西、西日本で行われていた風習は、今では全国に広まっている。

飯田さんによると、さらに他にも異なる風習があるという。

「たとえば、鬼が神として祀られている神社として、青森県や大分県、福岡県の『鬼神社』があります。その地方では、『鬼は外』はなく『福は内』だけで節分の豆まきを行います。埼玉県の鬼鎮神社(きじんじんじゃ)も鬼神社で、『福は内、鬼は内』と言います」(飯田さん)

世の中には、鬼をあがめて、呼び込む神社もあるのだ。さらに豆まきにも、作法があるとのこと。いったいどんなものがあるのか、教えてもらった。

■豆をまく人は決まっていた


「豆をまくのは一家の主や長男、また年男か厄年の人です。『鬼は外、福は内』と言いながら、豆をまいて鬼を追い出し、福が出ていかないように戸を閉めます。現在では、家族の行事として家族全員が順番に豆をまいていたりしますが、それはそれで問題ありません」(飯田さん)

さらにこんな驚きの情報も飛び出してきた。

「元来豆まきは夜に行うため、それまでは枡などに入れて神棚に供えておくのが、正式な作法です」(飯田さん)

まいた後は年齢と同数か一つ多い数の豆を食べると、その1年は災難を逃れて無事でいられるという意味があることは、知っている方も多いだろう。

「鬼」はもともと「陰」や「隠」が変化したもので、姿、形がない。災難がやって来る様は、誰の目にも見えないものだ。そこで、姿形のない鬼を登場させ、「福は内」「鬼は外」と、無事な1年を祈願するのが一般的な作法である。節分では、ぜひこういった将来の災いを追い払う気持ちを思い出し、豆をまきをするようにしよう。

●専門家プロフィール: 飯田 祥子
エレガントスタイル代表のマナー講師。マナー本を超えたコミュニケーションを状況に合わせて対応できる女性になる研修など行う。「大切なひととの絆を深める真のマナー」も伝え、女性の魅力をマナー力から惹き出す。

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