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人はいつから財布を持つようになったのか?財布の日にちなみ調査してみた!

人はいつから財布を持つようになったのか?財布の日にちなみ調査してみた!3月12日は財布の日。あなたは普段、どんな財布を使っているだろうか? 洋服や鞄と違って買い替えが少ない財布は、なるべくいいものを購入し、長く使っている人も多そうである。このように一見身近な財布だが、果たしていつ頃からどのように使われるようになったのか。その歴史について、今ひとつピンと来ない人もいるだろう。そこで今回「教えて!goo」では「愛用している財布はどんなお財布?どんな思い出がありますか?」と意見を募集。気になる意見が寄せられていたため、彼らの意見を覗きながら財布のルーツについて迫ってみることにした。

■江戸時代にはすでに財布があった!?


上記QAに寄せられた意見で、筆者が気になったのは「家内から貰った、2つ折りの札入れ。カードも管理しやすく、札や小銭も出し入れしやすい」(4gmmywqcwさん)、「小銭入れは100円ショップのチェックのヤツで(中略)……あと綺麗な5円玉はいつも入れている ご縁がありますようにって、母が入れてくれた」(西風さん)である。

というのも財布のルーツを追うには、貨幣の存在が切っても切れないと思ったからである。例えば現在の日本では、1万円札といった紙幣と100円といった硬貨のお金の両方が使われている。聞くところによると、明治4年に少額紙幣が発行されたため、札入れが流行したようだが、これは本当だろうか?

もっといえば大昔の日本では、金貨や銀貨といった硬貨がお金として主流だったように思うのだが、果たして日本の財布はいつ頃からどのように使われるようになったのか……? 諸々の疑問を財布コンサルタントの佳山知未さんに教えていただいた。

「明治政府は新通貨制度を採用し、明治4年に少額紙幣を発行したため、札入れが流行したと言われています。ただ、財布をお金を入れるものと考えると、江戸時代には穴が開いている銭を『紐』に通して持ち歩いていました。この紐のことを、緡(さし)と言います。ただ、この緡は少額の場合は良いのですが、たくさんの銭を持ち歩くのが大変なため、商売人たちのために、次に考え出されたのが胴巻きです。胴巻きとは、筒状の袋にお金を入れて身体に直接巻き付けて使うものです。胴巻きの他には袋状の巾着もありました」(佳山さん)

どうやら財布と言えるものは、江戸時代にはすでにあったようである。しかし、今の私たちとは使う貨幣が違うため、現在の財布とは形が異なっていた。

「さらにその後、豊臣秀吉や徳川家康らによって大判小判が作られました。また、信用取引で使う証文や大判小判を綺麗な状態で持ち歩くため、紙入れ(札入れ)や紙挟み(札ばさみ)が出回りました。とはいえ、紙入れや紙挟みを持てるのは、ごく一部の豊かな人たちでした。これがいわゆる、長財布のルーツと言えるのではないでしょうか」(佳山さん)

今の財布にも領収書やクレジットカードといった、大事なものを入れることは多い。いうなればその時代の大事なものを保管するために、財布は次々と改良を重ね、今の財布の形に落ち着いたのかもしれない。

■がま口の由来とは?


ちなみに最近女性の間で密かなブームのがま口財布だが、小銭を入れる際に利用している人も少なくないのでは? 上記のQAでも「ご縁がありますように」と、財布に5円を入れている声があった。

それこそがま口は元々ガマガエルのように大きく開いており、カエルそのものには「お金が返る」という意味があると聞く。これについてはいいかがだろうか?

「財布の開口部の流線形の開閉式金属フレーム(財布の口金)が、ガマ(蝦蟇)の口のように開くことから、がま口の名がついたと言われています。初期の口金は引割口(ひきわりぐち)と呼ばれ、その他、鰐口(わにぐち)と呼ばれたこともあります。ただ、カエルだからお金が返るという話は、はっきりとは分かりませんが、日本人が好きな縁起かつぎの後付けではないでしょうか」(佳山さん)

以上、財布のルーツについて迫ってみたが、いかがだっただろうか。普段使っている財布もこうしたルーツを考えてみると、今よりも自分の財布に愛着が湧くのではないだろうか。

■専門家プロフィール:佳山知未(かやまともみ)

KTオフィス代表。財布コンサルタント。みずほ証券等で役員秘書を務めた後、財布のスペシャリストとして独立。メディアに多数取材実績あり。3/22に、新刊「お金持ちが大切にしている財布の習慣」(総合法令出版)を発売予定。

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