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外干しと部屋干しで何が違うの?お洗濯マイスターに聞いてみた!

外干しと部屋干しで何が違うの?お洗濯マイスターに聞いてみた!冬場、曇り空の下に洗濯物を干す気になれない人が多いのではないか。部屋干しした方が外干しより洗濯物もヒンヤリしないし、乾く気がする。だがそこで気になるのが、外干しと部屋干しで、洗濯物に何か影響があるのか?ということ。この謎を解明すべく、ライオンお洗濯マイスターの山縣義文さんに、外干しと部屋干し、それぞれのメリット・デメリットを聞いてみた。

■意外と多い、外干しのデメリット


「外干しのメリットは天候がよければ早く乾くことですが、デメリットは、突然の天候の変化で洗濯物が濡れたり、風で飛ばされて地面に落ちて汚れることです。また、直射日光があたり続けると洗濯物の色があせたり退色します。害虫や花粉、PM2.5、砂埃などがつきやすいことも欠点として挙げられます」(山縣さん)

天気がいい日に干すのは当たり前の話だが、意外にデメリットも多いという。では、部屋干しに関してはどうなのだろう。

「部屋干しのメリットは、ゲリラ豪雨など突然の天候の変化が発生しても洗濯物が濡れないことです。さらに害虫や花粉、PM2.5、砂埃などが付着するのを抑えることができ、防犯上も安全、安心という点が挙げられます。デメリットとしては、晴れ間の温暖で乾燥している日に比べ、室内では洗濯物が乾きにくく部屋が湿っぽくなることです。場合によっては、衣服にカビが生えることもあります。さらに、部屋干し臭がすることと、居住空間に洗濯物があるので目障りということも挙げられます」(山縣さん)

部屋干しした際の独特のニオイは、できれば発生させたくはないもの。そうならないためにも、短い時間でも外干しした方がよいのか聞いてみた。

■環境によっては30分でも効果的


「温度、湿度、風の有無等、屋外の環境によって異なりますが、室内よりも気温が高く、湿度が低いそよ風が吹いているような状況の場合は、屋外の方が乾きやすいです。たとえ30分でも外干しした方が効率よく乾きます」(山縣さん)

あくまでケースバイケースだが、短い時間でも条件がよい環境に洗濯物を干すとよいとのこと。雨などの予報が出ていても、まだ外の方が室内より乾きやすそうであれば、少しの時間でも外干しした方が効果もあるようだ。では雨などで部屋干ししかできない時、何か注意点はあるのだろうか。

「洗濯物が乾かない湿った状態が長く続くと、菌が増殖して部屋干し臭が発生します。目安として洗濯後5時間以内に乾くよう、干し方を工夫することが大切です。部屋の中央や鴨居など、風が良く通る場所に干すと効果的です。また、扇風機や衣類乾燥除湿機、クーラーなどの風を当て、洗濯物の周りの湿った空気を移動させるのもよいでしょう。壁際のカーテンレールは、意外と風が通らないのでオススメしません」(山縣さん)

乾きにくい環境のまま部屋干しして出かけてしまうと、帰宅時にニオイなどで困る可能性も。部屋干しする際は、短時間で乾く環境を準備することが必須と言える。だが、そんな環境を整えるためには具体的にどうすればいいのだろう?

■乾きにくい部分を減らし、効果的に乾かす工夫


「角ハンガーに干す場合には外側に長い衣類を、中央に向かって短い衣類を干す『アーチ干し』がオススメです。また、乾きにくい厚手のものや綿素材は外側に、逆に乾きやすい薄手のものや化学繊維素材のものは中央に干すようにすると、乾きが早くなります。その他、ワイシャツの襟はたててボタンははずしたり、ジーンズやパンツは裏側を表にするとよいでしょう。乾きにくいポケット部分は表に出して筒干し、バスタオルは裾を揃えないでずらし干し、パーカーはフードや袖を垂らさずに幽霊干しにするなど、繊維同士の重なりを減らし風が通るようアイテム毎に干し方を工夫しましょう」(山縣さん)

このテクニックは外干しでも有効だ。最後に山縣さんはこんな豆知識も教えてくれた。

「実験では、扇風機の風を当てると、自然乾燥より2時間も短縮できる結果も得られています。エアコンに比べ電気代も安いので、夏の暑い時期に限らず通年使用してみてはいかがでしょうか」(山縣さん)

冬場エアコンをかけた部屋に洗濯物を干すことはあるが、扇風機をかけるという発想は無かった。電気代軽減にもつながるそうなので、冬場も扇風機を活用してみてはいかがだろうか。

「教えて!goo」では、「洗濯物を干す際に工夫していることはある?」ということでみんなの意見を募集中だ。

● 専門家プロフィール:山縣 義文
ライオン株式会社のお洗濯マイスター
家庭向けおよび業務用洗浄剤の研究・開発に約30年携わる。 日々の洗濯が楽しく、快適に行えるよう、技術に基づいたノウハウをわかりやすく伝えている。

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