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香典不要の家族葬が増加中!香典要らないと言われたら結局どうするべき?

香典不要の家族葬が増加中!香典要らないと言われたら結局どうするべき?葬儀に際して、参列者を悩ませる一番の問題は、やはり「香典」ではないだろうか。包む額や、そもそも間柄として持って行って良いものなのか、お金というシビアな問題だけに悩みは尽きない。また、葬儀マナーにありがちな「正しい」マナーを聞いても、聞く人によって一致しないという問題もあるだろう。「教えて!goo」にも、同じような悩みを抱えたこのような質問が寄せられていた。

「香典について」

「香典不要」と言われた場合の対処と、「香典」の代わりに菓子折りではどうかという質問である。

■やはり形だけでも香典は持って行くべき?


回答者の多くが、気持ちを伝えるだけでも良いから香典を包んで持っていくのが良いと答えている。また、中には菓子折りではかえって半端であるから、やはり香典を持っていくのが無難と答える方もいた。

「香典を渡すのでしたら、『お気持ちだけで』ということで、受け取らないかもしれませんが、気持ちは伝わりますよ」(naop75さん)

「渡すなら菓子折りではなく香典です」(zorroさん)

しかしあくまで香典にこだわるのは、マナーとして正しいのであろうか。香典不要を伝えている喪主の中には、葬儀は家族葬で、小規模に行いたいがために、仰々しい香典を断っている方もいるのではないか。
では、参列者として気持ちや世間体を保ちながらも、喪主側に配慮することのできる対処法とは、一体どういったものであろうか。

■「香典不要」にはお線香とお花


「香典不要」の葬儀に参列する際には、香典の代わりとして何を持って行くべきか、また何が喜ばれるのか。この二点について、心に残る家族葬の葬儀アドバイザーにお話を伺った。

「本来『香典』という言葉に込められたものとは、『生前お世話になった故人を偲ぶ思い』です。こうした『偲ぶ思い」を現金以外で表現するためによく代用されているのが、『お線香』と『お花』です。『お線香』に関しては元々『香食(こうじき)』と呼ばれ、供えられた故人にとって、一番のご馳走であると言われていました。一種のお供え物という感覚ではありますが、菓子折りや果物とは一線を画し、更に香りも多岐にわたるため故人をイメージして贈ることで一層の『供養』の気持ちを伝えることができるのではないでしょうか。続いて『お花』に関して、お線香と同じようにお供え物の基本として重宝されており、お供え物のお花は『仏様の世界を高める』という効果も一説にあります」

香典の原義を探った上で、香典を現金以外で考えるとなると、「お線香」か「お花」に行き着くわけである。だた、お花を葬儀当日に持っていくのは、どうも目立ってバツが悪く思えるだが、どうすればよいだろうか。

「その場合、お花専用のギフト券として香典のかわりに送る形も最近では利用されているようです。ギフト券だと、葬儀が終われば廃棄されるようなその場のものではなく、葬儀が終了し落ち着いた頃に故人が好きだった花に替えてお供えできるというメリットがあります」

お線香もでお花でも、こうした故人への気持ちとさらには実用性のあるものが、香典の代わりとして適しているといえるだろう。
しかしアドバイザーの方は、参列する自分の気持ちや世間体ばかりを気にして、故人と最も距離の近い喪主側の気持ちを慮らないことには、注意すべきだと述べている。

「『香典不要』を変に感じて無理に何かを準備することもよくありません。香典を頂いたご家族は、香典返しを準備することになり、それが逆に迷惑になることもあるからです。また高価なお供え物を送ることも、香典と同様にご家族の負担になる可能性があります。迷ったなら、一緒に参列する方や、故人のご家族にそれとなく聞いてみて反応を伺ってみるのが無難だと思います」

「正しい」葬儀マナーとは、一つの正答があるわけではない。それは葬儀に関わる様々な方々の立場や思いが複雑に絡み合って形成されている。私たちにまずできることは、自分の思いと、喪主側の思いを、うまく両立させる手立てを探ることではないだろうか。

●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー
「葬儀の参列者を遺族や近親者など、本当に故人を亡くした悲しみを共有できる方だけに限定」し、「世間体を重視している感のある告別式を簡素化」する家族葬の提案を行う。

(樹木悠)

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