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猫が水を苦手な理由

猫が水を苦手な理由猫が水嫌いであることは、猫を飼っていない人でも知っているのではないだろうか。雨の日に散歩する猫の姿は見かけないし、体を洗われることを嫌がる猫は多い。なぜ水をそんなに嫌うのだろうか。ペット行動インストラクターの千田純子先生に猫の水嫌いについて伺った。

■猫にとって水は死活問題!


「猫は森林の生活に適応した動物なので、好んで水浴びはしないのです。犬のように水をはじくような毛質でもありません。猫が水を避けるのはそのような進化の過程が関係しています」(千田先生)

猫の毛はほかの動物に比べ脂分が少ない。いったん濡れてしまうと水をはじかない毛質をしているのだ。よって毛を濡らした猫は、一心不乱に毛をなめて乾かそうとする。濡れてしまうと体温を奪われてしまい、生命の危険にさらされることを本能で分かっているからだ。

■水が平気な猫もいるのは、なぜ?


手桶や洗面台にお湯をはって、猫が気持ちよさそうに浸かっている映像を、テレビやネットの映像で目にした人はいないだろうか。こんな可愛らしい姿に、癒される人も多いのでは。

シャンプー時に暴れる猫に困っている飼い主は、そんな様子を不思議に思うのではないだろうか。しつけなどで、猫も水に慣れるのだろうか。さらに千田先生に聞いた。

「動物はそれぞれの環境に適応しやすくなる時期(社会化期)があります。猫は2、3週齢から8、9週齢までが社会化期にあたります。お風呂好きの猫は、その頃からお風呂に少しずつ慣らしていったと考えられます」(千田先生)

猫を風呂好きに育てたい人は、社会化期に優しく慣らしてあげることがポイントのようだ。風呂や水以外にも珍しい習性がある猫は、この頃の環境が影響しているのかもしれない。

■社会化期を過ぎた猫は絶対に水がダメ?


千田先生は、ボランティアで高齢者施設にてアニマルセラピーを行っている。そのため、セラピー前に猫のシャンプーをされるという。こういった猫は、どのように水に慣らしているのか。社会化期を過ぎた猫を水に慣れさせる手はないのか、さらに伺った。

「セラピーで使用している猫2匹は生後4カ月頃に引き取りましたが、少しずつ水に慣らし、シャンプーができるようになりました」(千田先生)

千田先生の猫も最初は水を嫌がっていたが、だんだん慣れたそうだ。つまり社会化期を過ぎた猫でも、怖がらないように少しずつ慣れさせれば、水が平気になる可能性があるということだ。飼い猫に、ノミがついてしまったり、毛が汚れてしまったりと、シャンプーをする必要も出てくるだろう。そんな時、いきなりシャワーを浴びせられても猫はビックリしてしまう。猫のストレスを軽減させるためにも、日ごろから少しずつ水に慣れさせておくことが大切だ。

「教えて!goo」では、「あなたの家の猫は水は苦手ですか?それとも平気?」ということでみんなの回答を募集中だ。

●専門家プロフィール:千田 純子(せんだ じゅんこ)
ペット行動コンサルタントSENDA獣医。しつけインストラクター。バッチ財団登録プラクティショナーを2005年に取得した後、アニマルプラクティショナーに登録される。著書に「犬と猫の心を癒すバッチフラワー」がある。バッチセンター認定の講座を開催している。

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