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教えて!墨で書かれた手紙が何百年以上も長持ちする理由。

教えて!墨で書かれた手紙が何百年以上も長持ちする理由。墨で書かれた古い手紙や文献は、遠い昔の生活や歴史を現代にまで伝えてくれる、重要な存在ですよね。教えて!gooには墨の手紙について次のような質問が寄せられていました。

墨の手紙ってそんなにもつものなの??

相談者は、歴史情報番組に登場する古い書物や手紙などを見て、墨で書かれた書物の保存可能期間について疑問に思った様子。「手紙の紙自体(和紙?)って腐食せずそんな長期間もつものなのでしょうか?」と質問しています。

■墨は何年持つ?


この質問に対し、まず墨の性質についてコメントが寄せられました。

「墨っていうのは煤(すす)を膠(にかわ)で固めたもの。それをすって水に混ぜたのが墨汁。黒色の成分は煤であり、主成分は炭素です。非常に安定しているので簡単に変質したりしません」(tiltilmitilさん)

「墨の構成成分であるカーボン(グラファイト)は非常に強固な構造で、熱や太陽の光に対しても容易に分解しません。(中略)…ということで、1000年以上は楽に持ちます」(harihorereさん)

墨は色あせにくく、長期の保存にも適しているとのこと。また、harihorereさんは墨に関する雑学についても述べています。

「昔の人も墨が退色に強いことはよく知っていたらしく、嘘か本当か知りませんが、長持ちしてほしくない文書の場合は、イカ墨を使ったと言う話があります。イカ墨は初期は墨同様に黒い色をしてますが、日光を当てると次第に退色してセピア色になります」(harihorereさん)

ちなみにセピアとは、本来「イカ墨」を意味するワードなのだとか。この回答に対し、相談者は「雑学的にも大変参考になりました!ありがとうございます!」とお礼を述べています。「セピア」が「イカ墨」を意味するとは、勉強になりました。

■和紙と墨の合わせ技が効果的


また、平安時代などに書かれた古い文献がいまだに残っている理由について、次のような見解が寄せられています。

「墨は化学変化しにくく、湿気にも強く、防かび効果があり、虫などに対しても忌避効果があります。ただ、日本の文書が長く残る理由は和紙の方が大きいです。和紙に墨の組み合わせは保存状態が良ければ2000年以上もつのではないでしょうか」(Saturn5さん)

加えてSaturn5さんは、相談者の「現代の墨汁や紙もそんなに優秀なのでしょうか?」という疑問についても、以下のように回答しました。

「現在でも墨の方は昔と大差ないように思います。ただ、和紙の方がレベルが落ちている感じで、墨の文字以外のところが腐食したりするケースがあります。現在の墨と和紙でも保存状態が良ければ1000年はもつと思います」(Saturn5さん)

今日までに発見された墨書きの古い手紙や文献は、これからの未来にも受け継がれていくことでしょう。また、今では科学の進歩で様々なインクや紙が登場していますが、墨と和紙を生み出した昔の人々の知恵は素晴らしいと改めて感じることができるQ&Aでした。


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