色の知識で、未来に彩りを!色彩検定2級に挑戦して人生を変えよう!座談会 大人のためのおしりトラブル座談会

  • 古田千咲さん

    色彩検定2級取得

    テキスタイルアーティスト。京都造形芸術大学大学院を卒業後、染め工場で配色の仕事をする傍、2019年にテキスタイルブランド『iracchi(イラッチ)』をスタート。

  • 小林花桜里さん

    色彩検定3級取得

    色彩理論を活かしてアクセサリー作家として活躍中。さらなる知識の習得を求め、2級の取得を検討しているが、実際にどこまで役に立つのか興味がある。

  • あさひさん

    色彩検定未取得

    芸術大学3年生。就職活動を見据え、色彩理論を自身の武器にしたいと考えている。2級と3級の同時取得を考えているが、「私でも取得できるかな?」とちょっと不安。

色彩検定には、1級、2級、3級、そしてUC級と4種類あります。
色彩理論の基礎を学ぶ3級は多くの方が取得しています。
また1級取得者は色彩のエキスパートとして認知されています。
では、2級はどのようなメリットがあるのでしょう。
その答えは、仕事に活かせる「実践的な色彩理論」を学べる知識です。
今回、色彩理論の応用で活躍の場を広げている
テキスタイルアーティストの古田さんを中心に、
2級の魅力について語り合いました。

私たち、色彩検定2級に挑戦しようか迷っています!

古田さん

小林さんは色彩検定3級を取得していますが、普段の生活の中で色彩の知識は活かされていますか?

今林さん

プライベートでも仕事でも変化がありました。服を選ぶときは配色を考えながら色を選んだり、小物で差し色を入れたりと、以前よりファッションセンスが上がったと思います。料理を作るときも食欲がわいてくる色合いを意識するようになり、キッチンに立つのが楽しくなりました。

あさひさん

色彩検定の名前は知っていましたが、色彩に理論があるなんて知りませんでした。私は服のコーディネートもメイクも自分の感覚だけで色を選んでいますが、理論を理解していれば今日のファッションも変わっていたかもしれません。

古田さん

たとえば今日のあさひさんなら、リップを変えてもいいかもしれません。服の色合いからナチュラルな雰囲気やイメージにするのはどうでしょう。自然界にあるトーンの中から少し暗い色を選ぶと、馴染みながらもアクセントになります。

あさひさん

すごい!さすが古田さんは2級を取得しているだけあって、色のプロですね!

古田さん

いえいえ、色彩の理論は勉強すれば誰もが理解できますよ。3級は基礎になりますが、小林さんは3級の基礎知識をすでに仕事に活かされていますよね?

小林さん

そうですね。仕事ではアクセサリー作家として活動していますが、配色の時に色彩理論はとても役立っています。それまでは感覚や好みで配色を決めていましたが、理論的に色を組み合わせることで、これまで自分では表現できなかったアクセサリーが作れるようなりました。やはり理論に基づいた配色だと自信を持って提案できています。

あさひさん

3級でも十分に活かされているのに、小林さんは2級の取得を考えていらっしゃるんですよね?

小林さん

そうなんです。より深い色彩理論を学ぶことができれば、自分はもっと活躍できるんじゃないかなって。やはり3級は基礎知識なので、仕事に活かしていくなら2級の取得が必要かな、と悩んでいます。

あさひさん

私は芸大に通っているので色彩学の授業はありますが、実践的な知識は学べていないのでとても興味があります。

小林さん

だから今日は2級を取得して、さらに仕事にも活かせている古田さんに、2級のリアルを聞いてみたいと思います!

古田さん

はい!私で良ければ何でも聞いてください!

色彩検定2級についてはこちら

check point

2019年度 色彩検定 受検者データ

志願者は幅広い年齢層に広がっており、文部科学省後援の検定試験ということで『学生』が非常に多いのも特徴の一つですが、近年では、ファッション、インテリア、グラフィック等のいわゆるデザイナーと呼ばれる人達から、販売、企画、事務といった職種の人達をはじめ一般社会人にも幅広く受け入れられています。これはあらゆるモノに色があり、それらに関わるすべての人が対象となりうるからでしょう。

2019年度の受験状況

3級と2級って何が違うんですか?

小林さん

古田さんが3級と2級を取得されたのはいつですか?

古田さん

私が3級を取得したのは高校生の頃でした。その後、芸大へ進学し、大学院まで行きましたが2級を受けませんでした。就職のために取得する友人もいましたが、当時の私はあまり必要性を感じませんでした。

あさひさん

高校生で3級を取得しているなんて意識が高かったんですね!

古田さん

いえいえ、美術科の高校でしたので授業の一環だったのかあまり深くは考えずに取得しました。

小林さん

古田さんは染色のお仕事をされていますが、2級の取得は働きはじめてからですか?

古田さん

そうなんです。私の主な仕事が婦人服の配色だったんですが、色彩検定2級で学べることを調べたところ、仕事に直結しているな、と思い受けることにしました。

小林さん

2級を持っていないと仕事に活かせないと聞いたことがあるんですが、実際に2級と3級はどう違いますか?

古田さん

色彩検定は3級から1級までステップアップしながら色に関する知識を学習できるのですが、特に3級と2級を通して実践的な配色理論を学べるのが特徴です。3級は基礎知識となっており、色にはじめて触れる方やプロでも自身に不足している知識を埋めたい方向けの内容です。3級を取得する前と後では見える世界が変わると言われています。

小林さん

わかります!色ってこんな理屈で見えているんだって発見ばかりでした。

古田さん

赤色一つとってもどんな赤色かを数字で表すことができるので、たとえばデザイナーとの打ち合わせでも感覚ではなくプロとしての共通言語として使えば意図を正確に伝えることができます。

あさひさん

確かに赤といっても色々な色調の赤がありますよね。こっちの思う赤を相手に伝えるのは難しそうです。

古田さん

そうした基本的なことを学ぶのが3級です。2級はそれより難しくなるというより、深くなります。3級の内容を踏まえ高度な配色を学ぶことができます。

小林さん

2級を取得すれば、より複雑でより高度な配色が実現できるということですね!

古田さん

そうです!シックやエレガントなどイメージに合わせた配色の仕方も学べます。それらをしっかりと理解しながら覚えることで、深い配色が提案できるスペシャリストを目指せます。

色彩検定2級についてはこちら

check point

検定レベル(各級の目安)

色彩検定って、色彩のどんなことを問われる検定なんだろう? 各級によってどれくらいレベルが違うんだろう?
そんな疑問に答えるために、色彩検定の内容の詳細と、過去の試験問題の一部を紹介します。色彩検定は公式テキストに準拠した内容で出題されるので、実務経験は必要ありません。センスやアイデアを問うものではなく、公式テキストの内容をしっかりと理解すれば、これまで色彩を学んだ経験のない方でも合格できる検定です。

検定レベル(各級の目安)

実践に役立つ2級の知識で、芸術家として活躍しています!

小林さん

2級を取得されて変化はありましたか?

古田さん

もともと職場では専門的な用語を当たり前に使っていまして、トーンを抑えてとか、彩度や明度などもプロのデザイナーたちは普通に使います。ただ、上がってきたデザインに対しての判断が変化しました。配色の違和感に対してどの色の濃淡がよくないとか、どのトーンの中で補色を使って欲しいとかより具体的な指示ができるようになったと思います。

あさひさん

ご自身のファッションブランドを立ち上げたと聞いたのですが、それは2級取得が影響していますか?

古田さん

とても影響しています!学生時代からバラエティ番組の色鮮やかなセットが楽しくて、現実世界を忘れさせてくれる華やかさがとても好きでした。カラフルなものが好きな想いをはじめは絵画に投影させていましたが、それがテキスタイルへと進化し、ブランドの立ち上げにつながっています。

小林さん

このカラフルな配色に、色彩理論が活かされているんですね?

古田さん

実は5色の配色で全ての服やスカーフ、バッグを作っています。この5色は赤・黄・青など12色相環から選んだ色の配色でカラフルなデザインを起こしています。「イライラしがちな日常を楽しむことができる色柄」をコンセプトに展開していますが、ただ派手なだけでなく理論としての裏付けのあるカラフルなブランドを目指しています。

小林さん

素敵ですね!色鮮やかで配色がとても難しそうです。これは2級の知識があるからこそできる配色ですね!

あさひさん

カラフルなものはダサくなりやすいのに、とてもオシャレですね。色のセンスも大事ですが理論がいかに大切かを気付かされました!

古田さん

普段の仕事にも活かされていますし、配色の幅が広がることで、自分の表現力も高まったと思います。やれることが増えれば、どんどん新しいことに挑戦したくなるので、私にとって2級取得は人生の大きなターニングポイントになりました。

色彩検定2級についてはこちら

教えて!goo 編集部からのおすすめ情報 色彩理論を実務に応用したいなら、色彩検定2級取得を目指そう。

「色」は身の回りのあらゆるところに存在し、
その色を見て影響を受けています。

色について勉強すると、様々なところで役立ちます。色彩検定とは色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験ですが、2級は実務に応用したい方向けの検定です。センスやアイデアを問うものではなく、公式テキストの内容をしっかりと理解すれば、これまで色彩を学んだ経験のない方でも合格できる検定なので、さらなるステップアップを目指す方はぜひ挑戦してください。
詳しくはこちら>

POINT

2級取得で得られる知識

色のユニバーサルデザイン、照明、表色系、色彩調和、配色イメージ、ビジュアル、ファッション、インテリア、景観色彩などを学びます。3級の内容(光と色、色の分類と三属性、色彩心理など)に加え、前述のような基本的な事柄を理解し、技能を備えることができます。

仕事でもっと活躍したいから、色彩検定2級に挑戦します!

古田さん

どうですか、二人は2級取得に挑戦しますか?

小林さん

挑戦…したいです!私もワンランク上のアクセサリー作家を目指したいので2級を目指します!

あさひさん

私は就職活動を控えているので、今日のお話を聞くまでは履歴書に書ければ有利かな、くらいにしか考えていませんでした。でもこれだけ色彩検定の知識で活躍されている方を見ると、私の人生にもきっと好影響を与えてくれると思うので頑張ってみます!

小林さん

配色のパターンが増えますし、説得力も増すので絶対に取得したいです。問題は、どう勉強するか。古田さんはどのように勉強されましたか?

古田さん

私は勉強があまり得意ではないので、勉強期間は試験の約2週間前。仕事終わりにファーストフード店で好きなポテトフライを食べながら集中してやりました(笑)。基本的にはテキストをノートに書き写して暗記。普段の仕事にもつながっているので理解しやすかったのかもしれませんが、楽しみながら勉強できました。

小林さん

すごい!短期間でも合格できるんですね。私は…一ヶ月前くらいからマイペースで頑張ろうかな。

古田さん

あさひさんは学生だから勉強に慣れていると思うので、3級と2級を同時に取得するのもいいかもしれませんね。

あさひさん

ほんとですね、まずは3級からと思っていましたが、どうせ勉強するなら同時に受けるのもいいかもしれないですね。

古田さん

お二人ともセンスが良さそうなので、そこに理論が身に付けば素晴らしい配色を生み出せると思います。ぜひ取得してください!

小林さん、あさひさん

楽しみながらがんばります!!

色彩検定2級について詳しくはこちら

色彩検定2級についてはこちら トップへ戻る