花粉が飛び始める前からの対策がカギ

日本人の4人に1人が悩まされ、今や国民病といわれている花粉症。
教えて!gooには花粉が飛散する前の時期から、「花粉症対策」に関するたくさんの質問が寄せられます。

花粉症になるとくしゃみ・鼻水などの鼻の症状だけでなく、目にもつらい症状が現われる人も多いでしょう。これは花粉が目に入ることで、花粉を除こうと免疫反応が起こることが原因。「目のかゆみ」「充血」「なみだ目」の三大症状をはじめ、異物感やかすみ、痛みなどさまざまな症状が現れます。代表的な原因物質(アレルゲン)はスギ花粉で2月~5月に飛散。ヒノキ花粉は3月~5月までです。両方の花粉が重なる時期に、症状がさらにつらくなる人も多いようです。花粉症は今のところ確実な根治療法はありませんが、対策や治療で症状を軽くすることができそうです。

眼科医の平松類先生によると、対策のカギは「花粉飛散前」なのだとか。
「毎年目の症状で困っている方は、今年は予防的に目薬を使ってみてはいかがでしょうか。花粉症の治療でよく使われる抗アレルギー薬を花粉飛散開始予想日の2週間ほど前から点眼しておくと、症状を軽減することができます。

目薬をさすときの注意点は、『容器の先を目に近づけすぎないこと』。容器に涙や花粉・目やになどが付着し、目薬の汚染につながるので気をつけましょう。ちなみに花粉症による目のかゆみなどは『季節性のアレルギー症状』、1年を通して症状がみられるのはハウスダストやダニなどが原因の『通年性のアレルギー症状』。花粉も春だけではないので、対策を行うためにもアレルギー検査を受け、自分のアレルゲンを知っておくとよいでしょう。

花粉を近づけないセルフケア7か条

薬での予防や治療だけでなく、花粉症の症状を和らげるための基本は「花粉を近づけない」ことです。
平松先生にセルフケア7か条を教えていただきました。

1か条 花粉飛散の多い日は外出を控える
テレビやインターネットなどの花粉情報を確認し、飛散の多い日は特に注意が必要。晴れた風のある日はなるべく外出を控えましょう。
2か条 外出時はマスク、メガネ、帽子、スカーフを着用する
目、鼻、口から花粉の侵入を防ぐため、花粉症ゴーグルやメガネ、立体マスクを使用しましょう。さらに花粉が付着しにくい素材のコートを選び、髪は花粉がつかないようにコンパクトにまとめ、帽子着用がオススメです。
3か条 帰宅時は玄関のドア前で花粉を 払い落とす
衣服についた花粉は、玄関に入ってからではなく、ドアを開ける前に払うのがポイント。室内に持ち込まないようにしましょう。
4か条 帰宅したらすぐうがいや手洗い
うがいや手洗いは必須ですが、全身の花粉を洗い流すために頭からシャワーを浴びるとよいでしょう。
5か条 ドアや窓を閉める
花粉飛散が多いときは、ドアや窓を閉めて、室内への花粉侵入を防ぎましょう。
6か条 こまめな掃除
掃除をこまめにして侵入してしまった花粉を除去しましょう。きれいな室内はダニアレルギー対策にも。
7か条 洗濯物は室内干しで
花粉症の心配のある人、家族が花粉症の人は、シーズン中は室内干しを基本に。外に干した布団は掃除機で花粉を吸い取りましょう。

「生活での対策とともに体調管理も大切です。
栄養バランスがとれた食事、疲れやストレスをためないよう十分な睡眠をとりましょう。」(平松先生)

監修紹介 監修 眼科医、医学博士、昭和大学兼任講師
平松 類 先生
二本松眼科病院、彩の国東大宮メディカルセンター、三友堂病院で眼科医として勤務。受診を希望する人は、北海道から九州まで全国に及ぶ。専門知識がなくてもわかる歯切れのよい解説が好評で、メディアの出演が絶えない。著書は『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる!ガボール・アイ』(SBクリエイティブ)、『老眼のウソ』『緑内障の最新治療』(時事通信社)など多数。

花粉症対策におすすめのグッズをご紹介!

  • 花粉を水に変えるマスク(DR.C医薬株式会社)

    マスクの繊維上に付いた花粉のタンパク質を「ハイドロ銀チタン」が吸着、分解して水に変えるマスク。ニオイのタンパク質も分解するので数日間の使用が可能です。分解作用は分子レベルでの変化なので、マスクが濡れたり湿ったりすることはありません。

  • カット率最大98%の花粉対策メガネ JINS 花粉カット
    (株式会社ジンズ)

    深いフードで花粉の侵入を防ぎ、花粉カット率を最大98%まで高めたメガネ。マスクをしても曇りにくい、くもり留めレンズを標準搭載。度付きレンズに変更可能なBASIC、自然なかけ姿のSLIMに加え、保湿機能付きのMOIST、お子様向けのKIDSも新登場。

オールシーズンアレルギーから瞳を守る
わかもと製薬の
「アレジフェンスⓇ」
花粉による目の症状を緩和する目薬は、シーズン前からの点眼がオススメです。しかしアレルギー原因物質は、春の花粉だけではありません。ハウスダストなどオールシーズン・身近に存在しています。花粉の季節以外で目に症状がある人は、もしかしたらアレルギーかもしれません。目のかゆみ・充血・目のかすみ・なみだ目・コロコロする異物感など、アレルギー症状を緩和するアレルギー専用眼科用薬で、瞳を守りましょう。

「アレジフェンス」の4つの特長

  • 1 効き目が確か

    抗アレルギー成分「アシタザノラスト水和物」を配合し、アレルギー症状を引き起こす化学伝達物質(ケミカルメディエーター)の放出を抑制することで、症状を緩和します。

  • 2 目にやさしい

    防腐剤にベンザルコニウム塩化物を使用していません。

  • 3 小容量なので使い勝手がよい

    小容量5mL×2本入りなので持ち運びに便利です。

  • 4 セルフメディケーション税制の対象品目

    医療用から転用された特定の成分を含むOTC医薬品です。

INFORMATION

製品についての問い合わせ先