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この世界に動物はたくさんいると思いますが、常に新しいことを取り入れ学習していく動物は人間以外にほとんどいないように思います。猿は道具を使うらしいですし、犬も繰り返し芸を仕込めば学習しますが人が内面的に向上に突き動かされているものとは違うように思います。猿が道具を使っても道具の幅を増やしたり、技術を磨いていくようにはいかないだろうし、犬も人がいなければ自ら進んで学んではいかないと思います。
どういった理由で人だけが常に学習し続けるのでしょうか。

A 回答 (8件)

人だけが常に学習し続けるというのは単なる勘違いだと思います。


生物って、種を長く継続させるという方向にデザインをもっていくようです。
数万の卵を産んで次代に続ける、数個の子を産んで育てるなどいくつかのパターンがあるものの、生物は基本的に個体は数日~数年~数十年で死んで、その個体が生きている間に卵や子を産んで種を残すようなデザインを持っています。 数十年生きている個体についても細胞は短期間に入れ替わります。 入れ替わりながら種がなんとか続くというのが基本のデザインである場合、世代交代のための準備が重要で、次代を作ってしまえば課題達成ということになるのでしょう。 そうすると、性がある生物では性成熟するまでと、性成熟以降では、機能の発達や活性状態が全く違うということはあっても不思議はないです。
多くの動物では神経細胞が発達しますが、体の成長に合った神経伝達速度も十分なものでないと、運動も感覚もおかしくなってしまうので、そうした仕組みもあるようです。性成熟するまでは、多くの機能を発達させないとならないので、神経細胞だけでなく髄鞘も発達し、そして多くの機関・器官・部位が特定の役割を効率的に迅速に働くように選択的に信号伝達できるようにシナプスや髄鞘が発達するのにあわせ、機能訓練習熟のための活動が活発に行われるそうです。記憶や学習もこの過程で行われるようです。(まだ最先端の生理研究らしいです) 人間の場合、性成熟が遅いというのは、原因なのか結果なのか、相互に影響し合ってこういう状態になったのだろうと思いますが、身体的に環境適応がよくないので、脳機能の発達でそれをカバーする方向付けがなされ、脳機能を発達させるにはそれなりの時間が必要で、そうなると性成熟も遅くないと欠点だらけの繁殖となり種が維持できなくなるので、性成熟が遅延し、脳機能が複雑高度化したため、言語や記憶、認知、観念化、社会化が可能になり、それを実現してしまったため、ますます学習機能を強化させざるをえなくなり、性成熟は一層遅延し、自然環境だけでなく、社会システムを環境に組み入れたために、性成熟後も生存し続け最大寿命を極端に延長して、そのようなループに入ってしまったのでしょう。 
しかし、個体としては、学習機能を覚醒時間中の相当割合で使用しているのは、せいぜい思春期くらいまで、多くのケースでは幼児期や児童期までです。 学者や研究者、調査員、技術者、事業者、政治家、商売人、芸人、アスリートでも、新しい学習に多くの時間が費やされているというようなことは、あまりないと思います。
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この回答へのお礼

うわぁ、これだけの長文をありがとうございます。
性機能の成熟と、学習機能に連関があるというのは初めて聞きました。性機能の発達が遅いからこそ、学習が促されるという考え方は確かに人間に当てはまりますね。

お礼日時:2017/11/11 13:57

神が地球、宇宙を創ったのは、すべて人間のため、ネズミが一番繁殖しやすいが、ネズミは10億年経ってもネズミのまま、美しい地球を創った創造主に誰が神を賛美する?言葉をしゃべる人間しかいない、すべての人間は神をあがめるために生かされている、サルも10億年経ってもサルのまま、人間がやるべきことは神の存在を知ること信じるか信じないかは信じないと分からないし損。

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この回答へのお礼

なるほど、神の存在が絶対的でそれを賛美することが問題だということですか。
僕にとっては新しい考え方でした。
ありがとうございます。

お礼日時:2017/11/11 13:53

生物としての進化と、情報の蓄積を混同されているようです。



生物の進化としては人間はすでに変化の無い状態になっていると考えられています。反対にウィルスなどは相当な早さで進化しています。小魚くらいだと進化が早くて、亜種なら10年くらいで出てくるようです。

情報の蓄積は、まぁそうねって感じですが、こちらも最近は上限に達しているかもしれないという感じがあります。PCがスマホになりましたが、10年後20年後にこれ以上大きな変化があるかというと、あまり想像できないというところです。
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この回答へのお礼

人間は生物としての進化をもうほとんどしていないんですか。
なんかちょっと残念です。

情報の蓄積も限界に近いとしたら、将来的な変化に楽しみが抱きにくくなりますね。

お礼日時:2017/11/11 13:59

「人は常に学習し続ける」というのは、たぶん、誤解です。


私の感覚では、現代日本ならば、「一生常に学習し続ける」というヒトはかなり珍しいと思います。「生涯学習」という言葉を積極的に言うくらい、学習に関心も興味も持たないヒトばかりと言ってイイのではないでしょうか。
たぶん、小学校の途中くらいから、学習に自発的関心がなくなっていくヒトが多くなり、高校生くらいの年齢になると過半数が関心事は狭く限られてくるヒトになり、人生80年として後半生は新しいことを取り入れ学習するようなことはなくなってくるのではないかと思います。
ネコが15年生きているとして、新しいことにやけに興味を持っているのは成猫になるまでで、その後は関心事が絞られます。
そうすると、ネコとヒトも似たようなものではないでしょうか。イヌも似たようなものです。
ただ、人間の場合、脳の構造がサルとずいぶん違っていて、他の動物とももっと違っていて、社会生活をするようなときに使う部分が大きくなっているので、言葉を使い、抽象概念化させる(つまりそのとき、その場、その状況に限定の認識ではなく、汎用の認識にする、それを伝え、前のことや記憶を今後に活かす、関連で考える、部分と全体のつながりを思い起こす、因果として説明理解するなど)ようになっているので、個体で「学習し続けるようなことはしない」にもかかわらず、分業し、指示やルールでシステムを維持し続けることが可能になっているのだと思います。
そいう人間の社会システムが存在していると、一部の個体がたまたま発見したことは他に普及定着しやすいです。そして、1/100、1/10,000、1/1,000,000程度の発生率で、十台後半、二十台後半、四十台後半になっても、つきない探究心がむくむく湧いてしまう個体が何かの発見をしてそれを他に伝承することに成功してしまうと、社会システムが少し変わってしまうことになります。 それって、人口数と人類史の経過年数の関数として見た場合、ある年数以上になると、社会システムの急激な変化を生じさせることになります。

人だけが学習し続けるのではなく、イヌやネコも、ハチやアリも、シカやハクビシンも、ゴキブリもカラスも、個体は生後性的に成熟するまではそれなりに学習し続けるようです。 数多くの個体が生まれれば、中には性的成熟後まで探究心好奇心が残り、学習能力も強い個体が出現するでしょう。 その個体がたまたま持った探究心好奇心学習能力で得たものを、一般化抽象化概念化して、他に伝承し、相互に影響し合って、知識技能技術資産システムを体系化して社会を変え、その社会に関係する多くの個体の資源になるようにしているのが、他の動物とは大きく違うのだと思います。
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この回答へのお礼

性的成熟までの学習過程で培った能力が人間の知識のシステムを構築したということですか!
確かにそれなら、知識獲得が常に促されることになりますね。
貴重なご意見ありがとうございます。

お礼日時:2017/11/11 14:01

ネオテニー説があります。

未熟な幼児として生涯いるということです。
大人になっても 成長を止めず、安定を嫌って リスクを犯してでも 変化つづけることを好みます。
動物は一度安定すると可能な限り同じことを続けますが、人間は常により良い方法を模索します。
その時の環境にぴったりと合うように身体の進化させて栄えている種は、気候の変動などに遭うと絶滅しますが、
身体ではなく、考えて工夫してその時々の困難に対処していける人間は、活動範囲が広げられました。
裸一貫ではとても脆弱ですが、それを補う可塑性と社会性が、永遠の子供としての生き方を可能にしています。
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脳の構造に理由があります。



人間の脳は、大きく三つから構成されています。

・性欲、食欲を司る生存脳
・喜怒哀楽を司る感情脳
・理性を司る思考脳

生存脳は動物共通です。

感情脳は動物にもありますが、人間が
最も豊かです。

思考脳に至っては、ほとんど人間の
独壇場です。

人間が学習し続けられるのは、この
思考脳が発達しているからです。

どうして、人間は思考脳が発達している
のかは判りません。
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この回答へのお礼

脳は三つの領域に分けられるんですか。
脳の発達が人の学習を促しているんですね。
御回答ありがとうございます。

お礼日時:2017/11/11 14:02

文字や言葉の利用で発明したものを後世に伝えられるからだと考えます。


他の動物と比べても文字や言葉を扱えるのはヒトだけです。
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興味深い質問ですね。

私も気になります。

あまり参考にならないと思いますが、思いつくところでは人の脳が発達し長期記憶がしっかり蓄えられ、それを系統立てて考えることができるため、過去のことよりも有利に物事を進めたいと考えることにより、進歩という方向に向かっている気がします。長い会話や文章を書いたりはヒトにしかできない気がします。文字にすることで過去の蓄積を積み上げることができるなど・・・。言葉や文字、紙の発明などがあり急速に発展した気がします。
他、経済システムと人の感性があると思います。例えば、現在の経済システムに組み込まれては居ない昔ながらの生活をしている住民(イゾラドなど)やホームレス、ニートなどいかがでしょうかね?それなりに知的な動物は他社との不平等を嫌う性質があるようで、資本主義経済では進歩しなければ相対的に行き辛くなります。この2つの組み合わせという物も進歩に大きな影響を与えている気がします。また、単純に人は数が多く進歩のスピードが競争的になっている気もします。道具の発明など昔なら100年単位でしたが現在ではインターネットなどがあり地球の裏側の研究者の動向ですら秒単位で気になる時代です。
ただ、これら以外にも色々考えられますし、もっと重要なことを見落としている気もします。本当に興味深い質問ですね。
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この回答へのお礼

記憶ができるから、それを超えることを意識すると。
そして資本主義が学習をさらに促すということですか。
確かに、記憶が知識の伝承を可能にしていますし、それらを超過するという基準にもなります。資本主義は切磋琢磨を生み出していますね。
言われてみれば、納得することばかりです。
興味深い回答ありがとうございます!

お礼日時:2017/11/11 14:06

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