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英語を世界の共通語にしよう、と言う動きがあるのは知っていますよね?
私も英語で苦労している学生の一人なので大いに賛成したい所です。
しかし、人間にはpositive wants・negative wantsと呼ばれる
普遍的かつ生理的な欲求があるのも事実です。
もし言語が統一された場合のメリット、デメリットについてどう思いますか?

A 回答 (1件)

世界的に影響力をもつ言葉は50年、100年、500年、1,000年単位で見る必要があります。

アメリカの繁栄が今後も続く限り英語が事実上の国際共通語の位置を保つと思われます。しかし、アメリカは多民族国家であり、100年後には白人は間違いなく少数民族になるといわれています。地球上にはこれまで永遠に栄えた国はなかったのでアメリカだけが例外といえる根拠はありません。

さて、民族が自国語を捨て優勢な他国語(この場合は英語)を採用した場合、話す言葉だけが変り、その民族は以前のままということはありえません。言葉は文化の始まりであり、物の考え方が変り、行動が変ります。私はバイリンガルの日本人、アメリカ人、中南米人を知っていますが、自国語を話す場合と外国語を話す場合は、顔の表情、声の抑揚、目つき、ジェスチャーまでが変ります。一般的にいえることは外国語を話す場合は表現がストレートになり、自信があるように見えます。自国語を話す場合は表現がこまやかになり、例えば女性なら、より女性らしくなります。

英語を導入して300年もたてば以上のような変化は消え去ると思います。何故なら生まれたときから英語で考え、話し、聞いて育つた世代が続くからです。アメリカの日系4世に日本人的考え方や流暢な日本語を期待する人はいない筈です。

奈良時代から平安時代に日本へ伝わった多くの中国語がやまと言葉を駆逐し、同じ意味の大和ことばが使われなくなりましたが、英語の場合は千年前の日本で起こった影響と比較にならない規模とスピードで起こり、日本語の維持が難しくなると思われます。自国の文化や言葉の維持は民族によって差が出ます。日本人は中国、ユダヤ、ラテン民族に較べればこの維持力はかなり弱いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありません。
まさに言語は生きている、そんな感じですね。
細かく教えていただき、これで頭の整理が出来そうです。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/11 17:29

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