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こんばんは。
神仏にうといです、良く旦那衆とか氏子とか聞きますが意味が解りません。

Q1.神社とその近くに住んでいる人とはどのような関係がありますか?

Q2.お寺とその近くに住んでいる人とはどのような関係がありますか?

大昔はこうだった、でも今はこんな感じ、のように説明頂けると幸いです。
では宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

昔昔の話をします。



日本の宗教は土着のカミ(神道)と大和朝廷が導入した仏教の2本立てになっています。鎌倉幕府が鶴岡八幡宮に役所をおいたのも仏教寺院=役所だったからです。これが江戸時代まで続いて、江戸時代は「人別改め帳」を寺院に任せるようになります。

この「人別改め帳」は元々キリシタンをあぶりだすためのもので「何々村のだれだれ家はどこそこ宗のなになに寺の檀家です」というような書き方をしていました。これを江戸幕府は年貢のための管理にも使ったのです。
そのため、個人の戸籍はその人が所属している宗派の寺の書類の中に乗ることになり、死ねばその寺で葬式を上げて、埋葬することで人別帳から「確かに死にました」と消すことができたわけです。

明治以降になって、戸籍が役所で管理するようになってもお墓と葬式の関係が残ったため、今でも地方では近くのお寺とその周りに住む檀家の人々、という関係性は残っています。

神社はもっと土着な関係にあります。神社というのはそもそも「その土地を守っている神様(またはその土地を安全にするために悪霊などを封じ込めた塚)」を奉っている場所になります。
 昔はすべて人力でしたから、人が住んで耕している田畑の周りはすべて森(山)だったわけです。これらの地域の守り神として神社は存在し、人々は神社を通して周囲の自然と折り合っていました。

そういう信仰的な部分と、生活のために周辺の山や森を使うという実質的な部分を担っていたのが神社であり、その神社が管轄する自然の範囲に住み、山の恵みをもらっていた人たちが「氏子」となるわけです。

たとえば、山菜などが取れる山とか薪を取るための山などは人が一斉に入って荒らすと翌年から恵みがなくなってしまうこともあったわけで、それらの調整をするのが氏子集団であり掟として「○月○日までは山菜を取ってはいけない」とか「薪を取る山は交代で草刈りなどをしてみんなできれいにしよう」というルールを作って、自分たちの生活環境を守るようにしていたのです。

ですから氏子と檀家は一人の人間の別の管理方法であって、氏子は生活集団への参加、檀家は「役所的な管理」だったといえます。
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この回答へのお礼

戸籍ってもっと昔からあるような気がしてましたが、
お寺でやっていたのですね、身分の高い人は違うのかな、
神社の方が自然なテリトリーと言いますか、普段生きて行くために
同じ目的を持つ人間が自然に集まったと言いますか、

どうもありがとうございました。

お礼日時:2017/11/02 11:54

私も詳しくないのですが、神社には氏神といってそれぞれテリトリー(領域)があり、その中で生まれた子(人)を氏子というようです。



旦那には3つの意味があり(残り2つは夫と商家の主人)、お布施をする人を旦那と言います。檀那とも書かれます。旦那衆とはそういう人々のことでしょう。檀家という事のほうが多いように思いますが、宗派によるのかもしれません。

江戸時代までは神社お寺の区別はなく、お寺で、その地域に生まれたり死んだりした人を管理していた、という面もあり、それを引き継いでいるのでしょうか。
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この回答へのお礼

神社お寺の区別が無かったと言うのは意外でした。
今は神社は目でたい時、お寺はその時が来た時、
その後はお寺の方が決まった所にお世話になることが多いのかと。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2017/10/28 17:17

1 産土神といって、その土地で生まれた人をその人がその土地を離れてもずっと守ってくれると信じられている神様がいます。

氏神は産土神とは違って、その土地に住む人々が共同で祀る神様です。もちろん現代の日本の社会でも産土神=氏神という例も多くあります。同じ氏神を祀る集団のことを氏子と言います。
 生後ひと月にお宮参りをしますが、この時にお参りした神様がその子にとっては産土神となりますが、多くの場合実際に生まれた場所ではなく、家族が生活する場所の神社でお参りをするので産土神=氏神となり、赤ちゃんももちろん氏子ということです。

2 日本の歴史の中で、多くの人が自分の生まれた土地で生活し、そこで死んでいくわけなので、自分の家の近所のお寺に位牌なり過去帳なり残していました。宗派も当然のごとくそのお寺の宗派です。現代では自分の家の近くのお寺が自分の家の宗派と違えばまったく関係のない場所であるわけですが、これもややこしい話になりますが同じ宗派でも、自分の家が代々お世話(要するに葬式をあげてもらっている)になっているお寺を「菩提寺」とし、われわれは「檀家」と呼ばれます。

 宗派が違うとは言え、一部の宗教集団を除き、どのお寺や神社にもお参りするのが多くの日本人だと思います。よってお宮参り、七五三などの慶び事は神社で、お葬式などはお寺でという人がほとんどですが、初詣でお寺を選ぶ人ももちろん大勢います。関東の浅草寺や成田山新勝寺、川崎大師などは初詣客のBEST10に毎年必ず入ります。
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この回答へのお礼

やはり我々はどこかの神社お寺の氏子、檀家に属する訳ですね。
もちろんそうじゃない人もいるのでしょうけど。
神社はあまり気にせず有名処とか御近所で済ませますけど、
お寺の方が難しいでしょうか?
お寺のお世話になる場合の方がイベントとして大き過ぎるからでしょうか?
身内でまだ葬儀を挙げたことがないので、親父も解らないだろうなー、
その時に葬儀屋のレクチャーを受けるしかないのかな、皆そうしてるのかな。
どの程度の準備をしておくべきか良く解らない。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2017/10/28 17:02

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