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雨は止みたれど、風なほ吹きて舟出ださず。(更級日記)
止みたれどの係りどころは「出ださず」なのですが、「吹きて」ではないのはなぜですか?

A 回答 (1件)

雨は止みたれど、→出ださず


風なほ吹きて→出ださず
「雨は止みたれど」主述の関係があるので「節」と呼びます。(主述の関係がないときは「句」という)
この節がどういう働きをするかというと、「連用修飾」の働きをします。(連用修飾節)
掛かっていくのは用言「出ださず」ということです。「風なほ吹きて」も同じ(「出ださず」にかかる)です。
これが体言や「体言が主になる句」にかかる時は「連体修飾節」または「連体修飾句」となります。

現代語で言うと、「君が来ると、いつも雨が降る」の場合、「君が来ると」は「連用修飾節」で「降る」(という用言=動詞)にかかります。
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