先日ホームセンターで木材用の防腐剤を買いました。そしてカンナがかかっていない木材に防腐剤を塗りました。
塗っていてチョット気になったのですが・・・
カンナがかかった木材とかかっいない木材とではどっちが防腐剤の効き目がありますか?
カンナがかかった木材では表面がツルツルしている為防腐剤がのびて僅かの量ですみます。
自分としてはたくさん吸う(かかっいない木材)方が効き目があるのでは・・・と思うのですが・・・
教えて下さい。

A 回答 (1件)

こんばんは。


興味深い質問だと思いました。長文お許し下さい。
(防腐剤が油性か水性、木質にもよりますが全体に言えるお話です)

鉋が掛かっていない木材の表面はザラついています。
まず丸太から板を取りますが、高速で木材を製板する場合(丸鋸・帯鋸、いずれも縦て引き用が多様されていますが)、鋭角の刃体の厚さや、アサリ、刃のピッチ(間隔)が大きく・・・刃体が高速で木材を叩きながら「細かな無数のノミ」で木材削るように切断していきます。
※手鋸で引いた時と高速切断では、若干切断の力学的な差異がありますので考慮して考えてください。

よって、断面の繊維が毛羽立ち、毛皮の表面のようになっています。鋸で挽かれたまま、鉋掛けされない状態ですと、毛羽立った木の繊維は毛細管現象を起こし、液状の物質を用意に取り込みやすくなります。
防腐剤が沢山必要になるのはこのためです。

一方、鉋がけされた板は、ささくれた(毛羽立った)木材の繊維が鉋刃によりすきとられ、表面が平滑に成っています。木材の表面は、多数の気孔(木質の管状の器官の断面)が露出しますが、鋸による毛羽立った繊維の隙間よりは細かく、毛細管現象により液体を吸収する量は格段に減ります。
よって、木材に塗る防腐剤の量は少なくて住みます。

木材の表面に繊維の毛羽立ち(ササクレ)があると言うことは、木材が大気中の酸素や周囲の水分を容易に捕獲しやすくなります。つまり、ササクれた木材の繊維中に存在する「セルロース」や「リグニン」などと酸素や水分が共存する形となり、腐朽菌の絶好の培地と化します。また、ささくれの延長線は木材のある程度材深くまでつながっていますから、それを辿って、腐朽菌が木材内部に侵入しやすくなります。

更に、ささくれの多い木材の表面に防腐剤を塗っても、防腐剤の多くはささくれた繊維の間に蓄積し、溶剤成分が揮発固化し、防腐剤が木材の本来の組織まで浸透しにくくなります。施工後、防腐剤の塗膜の痩せが進み、ささくれの間の空気(主に酸素)や水分との接触面積が大きくなると、薬剤の劣化が早まります。薬剤が劣化すると、加速度的に腐朽が始まります。
鉋がかかり、平滑な木材の場合は、木質の組織器官の中まで防腐剤が浸透し、木材の組織、器官の気孔状の隙間にを充填し、木材の本体を保護しやすくなります。

結果、
●鉋が掛かっていない材は、ササクレが邪魔をして必要な材本体まで防腐剤が浸透しにくい。また水分や酸素との接触が増え薬剤の劣化が早い。薬剤の効果が無くなると、酸素、水分を含みやすく菌の温床となり腐朽が急速に進む傾向がある。
○鉋掛された材は、防腐剤が直接必要な木材の組織器官を充填し、少ない量で保護膜を形成する。同時に酸素と水分を十分に遮断し、腐朽菌の浸入を阻み、木質の腐朽、劣化を防ぐ。薬剤も酸素と接触が少ないので劣化しにくい傾向がある。

木材関係した職にいた事もあるのですが、時間がたちすぎたので、一般人としてのアドバイスです。
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この回答へのお礼

R-TANAKAさん大変詳しいアドバイスありがとうございます。
自分で作業をしていて・・・木材の中まで防腐剤の浸透量が多い分防腐剤としての効果があると考えていました。
(買ってきた防腐剤がミルミル減っていくんです)
間違いなく効果絶大だと・・・

R-TANAKAさんは専門に関わっていただけ実に専門的で科学的で・・・素人の私には十分過ぎるご説明です。。。しかも長文で。。。m(_)m

これで質問を締め切らせていただきます。
ありがとうございました。。。感謝!

今朝は激しい雨音で目が覚めてしまい・・・PCを開きました。

お礼日時:2004/09/19 04:45

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