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酢酸カーミン液で染色するのを、代わりにギムザ液で染色するのでは何か違いますか?

A 回答 (1件)

酢酸カーミン染色液は塩基性色素としてカーミンを含み、細胞核や染色体の染色に用いられます。

これに対してギムザ染色液は塩基性色素としてアズール(青紫色)を、酸性色素としてエオジン(赤橙色)を含み、アズールによりDNA、RNAやアズール顆粒が、エオジンにより好酸性顆粒やヘモグロビンが染め出されます。
結果として、酢酸カーミンでは見えない細胞内の構造をギムザ染色で見ることができます(酢酸カーミンは核や染色体など負に帯電した構造が赤く染まりますが、ギムザ染色では核:紫色、細胞質:淡青色〜青藍色、核小体:淡紅色〜淡青色と細胞内構造の荷電状態に応じた染色結果が得られます)。
また、酢酸カーミン染色は染色液に含まれる酢酸が固定剤の役割を持ちますが、ギムザ染色は染色に先立ってメタノールで試料を固定する必要があります。
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