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FFは縦置き、横置きにかかわらず、自在継手を用いる構造から、前輪の切れ角が大きくとれず、旋回半径が大きくなってしまうと言うデメリットをかかえているのですが、このデメリットはホンダ独自のFF方式であるFFミッドシップを採用する以外には、どうすれば解消できるのですか?教えてください。

A 回答 (3件)

…そのホンダが解決策を提示していた訳だが。



 1987~91年に販売されたプレリュード(の一部モデル)を中心に採用していた四輪操舵(4WS)という方法がありましてね。早い話が「後輪も動かせばいいじゃない」という事。前輪と後輪を逆方向に切れば旋回半径を小さくでき、同方向に切れば高速のレーンチェンジなどの時に安定性を高めるという機能を機械式で実現してました。(その後電動式にして2001年のモデルまで採用。)

 同時期には他社でも採用例がありましたが、最近は採用しても大々的に宣伝してない場合が多いです。

 1つのエンジンから動力を分割して車輪に伝えようとするから自在継手の角度制限に悩まなきゃいけないだけで、車輪の中に電気モーターを組み込めば(インホイールモーター)90度回すことだってできなくはないです。大したメリットがない上にサスペンション設計が難しくなるのでそんな極端なことは普通の用途ではしないと思いますが。

 FFミッドシップのメリットなんて、本当のところはFRっぽい見た目のFFが作れるくらいのもんです。
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前後のタイヤの間隔(ホイールベース)を短くすれば旋回半径は小さくなりますが、旋回半径が大きくなることは、それほどのデメリットではありません。

なので他のことが優先されます。
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ん?



>自在継手を用いる構造から、前輪の切れ角が大きくとれず、

・・・これの意味、判ってます?ユニバーサルジョイントの交角とエンジンの搭載向きや重心がどこにあるかなど、全く関係ないことですが。
 FFミドシップにしたところで、切れ角が増やせる理由は何もありません。

>どうすれば解消できるのですか?

 ユニバーサルジョイントの最大交角を大きくする、これ以外には解決方法がありません。

 現在ユニバーサルジョイントとして広く使われているバーフィールド・ツェッパ型のCVジョイント(CV=Constant Velocity=『等速』という意味)は、日本に於けるCVジョイントの技術的リーダー、NTN社の絶え間ない改良の努力により、幾何学的に成立可能な交角の限界に近付いています(現在の最も大きい交角を持つCVジョイントは、54degという驚異的な角度まで曲げられます。工業史上初めて自動車用ツェッパ型ジョイントを量産した英国バーフィールド社の最初の製品は、わずか42~43degしか曲げられませんでした)。

 これ以上切れ角を増やすには、バーフィールド・ツェッパ構造を放棄することも考慮しなければならないかもしれません。
 一応、チューリップジョイントなど90degまで曲げられるCVジョイントはいくつか発明されていますが、現状ではどれも高速回転や高周波数帯の振動的な角度の揺動などには耐えられず、クルマに使う為には更なる改良が必要な状況です。(実はワタシも、25年ほど前にこの問題の解決に取り組んだことがありましたが、どうしてもバーフィールド・ツェッパ型よりも合理的な構造にたどり着けませんでした・・・まぁこれは、ツェッパ型を超えるジョイント構造などあり得ないと言うことでは無く、単に機構学研究者としてのワタシの才能が足りなかったってことなんだろうと自覚していますが。)

 54deg以上曲げられ自動車での使用に耐えられるCVジョイントの構造を考案出来たら、間違いなく大変なビジネスチャンスになるでしょう。特許を取得すれば、その後は文字通り遊んで暮らせます。

 ちなみにご参考まで。
 ダブルカルダーノジョイント(ダブルカルダンジョイント、ダブルフックジョイントとも言います)であれば、幾何学的には交角を90degまで取ることも可能です。
 実際、戦前のシトロエン7CV『トラクシオン・アバン』や、日本で根強い人気のあるシトロエン2CVではダブルカルダーノジョイントを使い同時代のFR車に近いタイヤ切れ角を実現していましたが・・・カルダーノジョイントは原理的に不等速で、今日のクルマのようにエンジントルクが大きい高速車では大きな回転振動が出て使えません(別に300km/hで走るスーパーカーを作る話ではなく、100km/hオーバー程度でも無視出来ない振動が出ます)。
 今日のクルマで使う以上、ユニバーサルジョイントは等速性を持つことが絶対条件です。
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