明治時代に宗教団体に強制した肉食妻帯は、聖職者の側からは稚児文化などの文化破壊につながるとして反対がありましたし、実際愚劣な文化破壊行為だったと思いますが、
ただ海外ではいまだに以 下のようなケースが残っていることを考えると先進的な取り組みだったとも評価できるのでしょうか?
→オーストラリアで、キリスト教関連団体で性的虐待を受けた被害者が、存命の人だけで4千人以上いる。豪政府の独立調査委員会が発表した報告書で、こうした実情が分かった。中でも約2500人がローマ・カトリック教会で被害を受けていた。調査委は「カトリック聖職者の独身主義」を問題の一因と指摘し、改革を求めた。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
> 海外ではいまだに以 下のようなケースが残っていることを考えると先進的な取り組みだったとも評価できるのでしょうか?
そのようには評価できないと考えます。
> 宗教団体に強制した肉食妻帯(の許容)は、聖職者の側からは稚児文化などの文化破壊につながるとして反対がありましたし、実際愚劣な文化破壊行為だったと思います
多くの社会で、何らかのドレスコードやマナー、戒律があるものです。 自由足るべしと規則の撤廃を権力者や一般社会が一方的に強制するのは、いやな態度だと私は思います。
持ち物検査、頭髪検査、服装検査でルールを強制するのだっておかしいですが、その組織集団への参加やある場所や建物への入場、船舶航空機への搭乗がそれそのものになっている場合で、かつ、自由意志もそこそこに働きうるならば、ルールの強制はやむ得ない面があると思います。 しかし、ルールの細部に偏執しすぎると(他の重要な要件が曖昧にされ)本末転倒状態になることもあり、ルールそのものに対する見直しを図る必要も出てくると考えます。しかし、そのようなルール改正、新設、撤廃は、その組織集団がメインで行うべきものであって、他の人びとや他の組織、政府などが言うべき筋合いではないと思います。 妻帯禁止、女犯や猟色、酒色、男漁り、ギャンブル、金銭欲をむき出しにした事業展開などを禁じるかは、基本的にその組織集団やリーダーが決めるものであって、よそから介入するのが許されることではないと、私は思います。 愚劣であるかは問題ではないと思います。 なにが文化であるかは、その当事者の価値観、習慣にもよるのですが、他に強制介入するならば、どのような対象であれ、文化破壊になる可能性は高いです。
> キリスト教関連団体で性的虐待を受けた被害者が、存命の人だけで4千人以上いる。豪政府の独立調査委員会が発表した報告書で、こうした実情が分かった。中でも約2500人がローマ・カトリック教会で被害を受けていた。調査委は「カトリック聖職者の独身主義」を問題の一因と指摘し、改革を求めた。
《調査委は「カトリック聖職者の独身主義」を問題の一因と指摘し、改革を求めた》本当ですか?
調査委員会の勧告 http://nichigopress.jp/ausnews/law_news/148012/
http://www.christiantoday.co.jp/articles/24333/2 …
http://www.afpbb.com/articles/-/3034188
朝日新聞の「報告書は、カトリックでの被害について、『独身主義は直接ではないが、一因だ』と指摘。豪州のカトリック教会に対し、ローマ法王庁(バチカン)に『独身主義を任意とするよう求めるべきだ』と提言した。」という記事は正確なのですか。
http://digital.asahi.com/articles/ASKDH4W7CKDHUH …
オーストラリアのペーター・ウィルキンソン氏とデスモンド・ケヒル氏が、「聖職者の性犯罪とその独身制とは密接な関係がある」と指摘した研究書をこのほど発表し、注目を集めているというのではないですか。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170919 …
交通事故は道路があることが一因だ、自動車を人が運転することが一因だ、人が道路上を行き来するとか貨物を運搬することが交通事故の一因だというような言葉をベースにしているだけでは、有効な対策はできないです。 運動競技の練習中、登山、水泳、楽しみのスポーツ中に怪我をすることが多いという調査結果をもとに、スポーツや練習や訓練そのものを排除する発想しかないのであれば、どうにもならないです。 普通なら、ある程度の安全配慮をした上であれば、怪我はやむ得ないと考え、競技人口や愛好者の増加で怪我が増加することは許容するでしょう。
宗教をどう考えるかは人によって様々ですが、生老病死や懊悩、苦悩から脱却するためのに、愛欲性欲独占欲権力欲物欲食欲怠惰欲などにアディクションしてしまうのを忌避するために対象から離れる生活をするという外部環境を整えることでなんとか自分を鍛えようとするのは自然な成り行きの一つです。他人が示した戒律を遵守しようとするか、自分から律するかはいろいろでしょうが、どのみち自分を堕する危険がある何かを自ら排除するということで、自分を鍛え上げる環境を整えるのは、受験生、主婦、芸術家、仕事人に限らず、ごく普通に見られる行為です。 その結果、逆に何かの問題を抱えたり、ストレスによるのか変調を来して、おかしな行動に走ったり、精神疾患を煩ったり、犯罪行為でストレス解消を図るような人物が出てくるというのは、確率的にはやむ得ないことです。 その問題状況部分だけを見て、規律を緩めることを強制するというのは、はなはだ一方的で短絡的発想だと思います。
江戸初期の西本願寺の僧西吟は、破戒僧に対する社会の批判が強まり、妻帯を禁ずる寺院法度が次々と出される状況に対抗し、なお親鷲以来の肉食妻帯論を堅持するために、「色欲は人間の好むところであり、止めようとしても止めがたいものだから、むりやり止めさせればより悪いことを行方向に進んでしまう、だから肉食妻帯は認めるへきだ」との肉食妻帯-必要悪論を説き、さらに「衆生救済を基本とするからには、深山に籠もり修行に専従するのではなく、寺を人びとが多く住み生活する賑やかな場所に移し、僧も、世俗の人々と同じように飲食し妻帯することによって、彼らに近づいて布教が容易に進むようにすべきだ」と妻帯と世俗的生活を僧に薦めたのだそうです。「やってはならない法規則を利用して、ちゃんとできない人にできるように仕向ける」というようなことを主張したそうです。
明治期に廃仏毀釈の施策で寺は甚大な被害を被ったのですが、鴻雪爪(おおとり・せっそう)という人物が働いたそうです。 明治5年神祇省を廃止 して 教部省が設立されますが、その教部省御用掛に左院副議長でもある江藤新平がなっていて、その江藤晋平に「僧侶の肉食妻帯を禁じていることが、僧侶が堕落する一因だ」と鴻雪爪が言ったことが、太政官布告につながった可能性も言われています。
神社仏閣女人結界ノ場所ヲ廃シ登山参詣随意トス(明治5年太政官布告第98号)
僧侶肉食妻帯蓄髪並ニ法用ノ外ハ一般ノ服着用随意タラシム(明治5年太政官布告第133号)
神宮以下諸神社祭典ノ節僧尼参詣苦シカラス(明治5年太政官布告第175号)
比丘尼蓄髪食縁付帰俗等随意トス(明治6年太政官布告第26号)
僧侶が堕落しようが修行や法要に専念しようが、頭髪を伸ばそうが、還俗しようが、そのようなことに政府や、檀家でも宗門でもないものが強制を図ろうというのが、そもそもおかしいでしょう。
ときの明治政府が、キリスト教の侵入によっておこる日本の植民地化を恐れるが、キリスト教を禁教することはできないと条件を考えて、キリスト教に対抗する組織として仏教人の勢力復活を企図し、名目上であれ江戸時代も連綿と続いてきた僧侶の女色や飲酒、肉食の禁止を解き、妻帯や肉食を公認させることを強要した結果起きたことは、家業としての寺院の継承という寺の組織の安定化です。 僧が妻帯し子を育て寺院経営の事業家としての道を開いたことで、もともと宗教家や僧としての資質に欠ける者でも、羽目をひどく外さず、檀家にスポイルされなければ済むだけの節度を保てば、寺という安定した事業とそこで生活する家庭を次代につなげることが可能になったということです。そうした自己の保身と物欲、生活の安定、性欲、子への事業継承を可能にする施策は、宗派宗祖の教えや戒律によるよりも、僧の人口維持と檀家獲得には熱心な僧を増やすことにつながり、破戒僧も減って、結果として、キリスト教が広がることの防波堤にはなったのでしょう。
そうした成果が期待できて、かつ、期待通りの成果がでたとしても、それって、もう宗教や信仰の問題からずいぶんと離れた政策問題の視点でしかないです。
南北朝時代の僧文観が実質の宗祖である立川流を批判した宥快のようなのなら、それはそれで政略の範囲ですが、宗教宗派とは関係がもともとない政府や一般社会が介入するのは新興宗教に対する不当な行為と同様だと思います。
信仰にかかわる律や戒を決める権利はどの宗派にもあって当然だと思います。
物欲、金慾、名誉欲、地位欲、愛欲、家族欲、美や華麗を誇るようなものは自然な欲であるから、それを禁じている戒律は廃せよ・妻帯を許容せよというのは、無茶な要求だと思います。
No.5
- 回答日時:
野蛮な文化を受け入れる母集団から外れれば尊重されなくても仕方ないです。
野蛮な文化を受け入れていない集団から、それは害があると判断されれば排斥されます。
結局、野蛮かどうかは、その社会においての常識になるので、それが変化すれば、その社会集団以外では尊重されないでしょう。もちろん弊害なければ受け入れるべきだとは思いますが、その辺は塩梅でしょうね。
例えばうちの国じゃぁ大麻は犯罪だけど、あっちの国じゃ犯罪じゃない、じゃぁあっちの国の人がうちの国で大麻吸ってたら尊重して犯罪にならないのか、なんてことにはならないですからねぇ
No.4
- 回答日時:
【能ある豚は生爪剥がす】
中途半端な才能しかない者ほど、それを過大評価して振り回したあげくに大怪我をする。
オーストラリアの件については、事実であるという確認ができないので考察できません。
というか、大した知識も思考力もない者が、上手いことを語ろうとして無関係な両者を無理やり繋げようとしているとしか思えません。
まず、その事件はいつのものでしょうか。
当時のオーストラリアの「法律」では宗教人は結婚できなかったのでしょうか。
(↑のソースも出さずに、こんなことがありました~ と言われてもねえ?)
以上から、↑の件と明治政府の政策を関係づけるのは、後述の理由から無理があると思います。
というか、どうしてそう考えてしまったのかあなたの「正気度」を疑うレベルです。
(私は質問文の読解でかなり削られてしまいましたが)
>明治時代に宗教団体に強制した肉食妻帯は、聖職者の側からは稚児文化などの文化破壊につながるとして反対がありましたし、実際愚劣な文化破壊行為だったと思いますが、
ただ海外ではいまだに以 下のようなケースが残っていることを考えると先進的な取り組みだったとも評価できるのでしょうか?
回答:人権や自由の保証という面で評価できると思います。(これは、宗教人だけではなく「国民」へのものという視点からです)
愚劣な文化破壊行為とも思いません。
質問ですが、あなたの幼稚な誤解や願望によるものであり、質問として成立してすらいないと思います。
明治政府は、彼らに国民としてそれらをする「自由」を与えたにすぎません。
→国は彼らを他の国民と同じく扱うということでしかありません。
(お前らの集団の中で規則をつくって縛り合いたいなら勝手にしろ)
「稚児文化」については、それが当事者双方の合意によるものであるかという疑問はありますが。
なにやら、これら気が付けないで回答している方がいるような・・・
あなたが考えなしに使ってい「強制」という謎用語の定義も不明です。
宗教人という理由でそれらを(私が知っている意味で)強制されるなら、それ以外の国民より差別されていると思います。
それに、強制なら元々偏食で肉が嫌いな人はたまったものでないとも思います。
No.2
- 回答日時:
野蛮に思えるような文化であっても、それが
永い歴史に裏打ちされたモノである場合は、
それなりの合理性を持っている場合が
多いのです。
例えばアラブの女性が強要されているブブカです。
全員を覆う服装を強要されています。
外国人からみれば女性虐待としか思えませんが
合理的理由があって、強要しているのです。
どんな理由か、といえば性犯罪です。
治安が悪い社会なので、男を刺激せず、女性を
守る為の服装がブブカです。
一夫多妻も同じく、女性の保護がその目的です。
戦争などで男が、極端に減ったため、女性を食わせる
能力のある男には、複数の妻を娶り、養うことが奨励された
のです。
ワタシに言わせれば、女性にも男と同じ仕事をさせよう
とする男女平等思想は、非常に野蛮に思えます。
No.1
- 回答日時:
「野蛮な習慣」が人権を蹂躙している場合は、「文化」と呼び尊重するような立場には強い嫌悪感を感じます。
女性や低年齢の幼児に対して人権など無いとする立場の言説は、正直さに欠けており、すぐに「文化」だとか「歴史」だとか言いますよね。
自身の性的嗜好が魔的であり、他者の人権を奪うことで成立しているなら、正直にそれを認め、自らを悪魔と表明すべきだと思います。
極悪は、自覚的になってしまえば、それが極端であればあるほど、歴史に刻まれ、長い年月の後に文化的なモノの1つと見られるかもしれません。
いや、肯定してるわけではありませんよ。アイロニーです。
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