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No.3
- 回答日時:
仕事関数とは、固体の表面から1個の電子を、真空準位(固体中の電子などと相互作用しないぐらい:実際には格子間隔に比べてかなり遠いけど、固体の大きさに比べればかなり近い距離です)まで取り出すのに必要なエネルギーをさします。
よく使われる記号はΦで単位はeV[エレクトロンボルト]です。
仕事関数というものは、表面の電子放出過程(光電子放出など)や化学的活性を支配するのにとても重要な量であり、表面の状態にかなり敏感なので表面の汚れや欠陥といったものによってもかなり影響を受けます。
またSTM(走査型トンネル顕微鏡)などや電子銃のTipに用いられている金属など(Au、Pt、W、LaB6)は仕事関数というものがとても重要なものとなります。例えばW(タングステン)はよく電子銃のフィラメントとして用いられていますが、面方位の違いによっても仕事関数が変化しています。W(110)、(100)、(111)でそれぞれ5.25、4.63、4.47eVです。
仕事関数の測定には、直接的に仕事関数Φを測定する方法と仕事関数の差を求めて間接的に求める方法があります。直接法の代表的なものとして光電子法(いわゆる光電子効果を利用したもの)があり、間接法にはケルビン法(2種の導体の接触電位差から仕事関数を求める)などがあります。
No.2
- 回答日時:
「仕事関数」は、ある物質(普通は金属を指す)が電子を放出するために
必要な最小のエネルギーのことを言います。
これが大きい物質は、電子が出にくい、つまり、電子が余っていない、と
いうことになります。小さいものは、電子が余っているということです。
WEB の検索エンジンで山のように引っかかりますぜ。参考URLには google で
探してみた場合です。
参考URL:http://www.google.com/search?num=100&hl=ja&safe= …
No.1
- 回答日時:
高校の光電効果のところで出てくると思うのですが。
仕事関数とは、「化学辞典」(東京化学同人)にこうあります。
「固体から真空中に電子を取出すのに要する最小限の仕事の大きさ。」
光電効果の場合、これは光子一個のエネルギーつまり光の波長に関係しており、
仕事関数よりも大きなエネルギーをもった波長の光でないと光電効果が起きない、
ってことを意味しています。
関数という名前がついていますが、要は物質固有の数値なので、名前に混乱してしまっているのではないでしょうか?
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