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LHFとHPFのそれそれで起こる、周波数に対する位相差の変化はなぜ生じるのですか?

A 回答 (1件)

LHFとはLPFのことでしょうか。

また位相差の変化とは位相の回転のことでしょうか。たとえばLPFでは、信号の周波数が高くなるにつれて信号の伝わりが遅れるようになります。それが原因で位相も遅れ、位相差が出ます。

そのことを実感するために思いっきり分かりやすい例を上げると(あくまでも理解のための例です)、10人の人が等間隔で一直線に並んでいる様子を思い浮かべてみてください。いちばん手前の人(インプット)がIさんで、いちばん向こうにいる人(アウトプット)がOさんです。

もしIさんが極めてゆっくりと前に進むと、Oさんもほとんど遅れることなく同じだけ前に進むでしょう。また、Iさんが極めてゆっくりと後ろに下がると、Oさんもほとんど遅れることなく同じだけ後ろに下がります。

ですが、Iさんがちょっと速めに前に進むと、Oさんが同じだけ前に進むのはちょっと遅れます。Iさんがちょっと速めに後ろに下がると、Oさんが同じだけ後ろに下がるのはちょっと遅れます。伝わるのに時間がかかるからです。

さらに、Iさんがもっと速く前に進んだり後ろに下がったりする(そのように周期的に動く)とOさんの動きはさらに遅れ、Iさんが後ろに下った頃にOさんはやっと前に進み、Iさんが再び前に進んだ頃にOさんは後ろに後退することになります。Iさんの前進・後退を1周期の振動(周波数)とすると、Oさんの動き(前進・後退)は遅れて、前進・後退の波を見ると逆相になることもありますよね。

そして、Iさんの前進・後退がものすごく速い(周波数が高くなる)と、等間隔で並んでいるはずの人はだんだんとそれに追従できなくなり、Oさんはほとんど動かなくなります。

この様子をよく観察すると、Iさんの動きが速くなるほどOさんの動きは遅れ気味になって、位相がずれて(遅れて)きます。またIさんの動きが速くなるほどOさんには動きが伝わりにくくなります(前進・後退の振幅が減衰するわけです)。これがLPFですね。
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