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「日本国債の暴落する日は来るのか」(榊原英資著、ビジネス社、2016)を読みましたが、以下の点が疑問です。ご教示いただければ幸いです。
●国債の発行限度を「国債の発行残高は、家計の金融純資産を上回らないところまで」としていますが、
(1)これは国内消化する場合の限度であって、海外勢が購入する場合は(買ってくれれば)際限なく発行できるのではないでしょうか。もちろん色んな弊害はあると思いますが。
(2)加えて、現在は、紙幣を印刷できる日銀が市場から購入していますから、家計の純資産の枠とは関係なく、際限なく購入可能なのではないでしょうか。もちろん、円の価値が下落することになりますし、また、市場に出回る国債にも限度があることは理解しています。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

(1)に関して


確かに海外勢が買えば発行できるでしょうが、そこまで行くと、海外勢は買わないでしょうね
理由は単純に、利回りが低いからです。海外勢が納得するような利回りにすると、日本政府の金利負担が増えて、政府財政が破綻しかねません
家計の金融資産を上回らないところまでってのは、妥当なところだと思います。
これ以上の発行は、金利水準を上げるか、外貨建にしないと消化出来ないと思います。このレベルまでの発行は、財政的には自殺行為です。

(2)に関して
中央銀行の際限のない国債引き受けは、財政ファイナンスと呼ばれて、信用通貨制度下では禁じ手とされています。
確かに、理論上は際限のない引き受けは可能ですが、これは各国の法律で禁止されています。
出来る出来ないではなく、マトモな為政者なら、これをやりません

現在の日銀の金融緩和は、この制限の法律を緩和して、日銀の国債引き受け額を大幅に増やしています。一部では、財政ファイナンスを実施していると言われてますね
今、数字見たら、緩和前の6倍以上の保有金額になってる、、
出口戦略がないと、危惧する記事を見かけますねー、全く同感です。
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この回答へのお礼

ちょっと質問の仕方が悪かったかと思いますが、榊原氏の論調が”理論上”国債発行限度が家計純資産まで、と読めましたのでおかしいと思い確認の質問をさせていただきました。答えは、理屈上は際限がないということだと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2018/01/31 19:20

返済原資は税収でしょうから、国債発行によって日本企業の収益力が伸びれば、発行限度はいくらでも上げられると思います。



通貨の発行量が増えたら円安になるとも言い切れません。円安によって企業の収益力が伸びれば、円高の可能性さえ有ります。増資した企業の株価が必ずしも下がらず、むしろ上がることさえあるのと同じことです。要は獲得した資金をどう使うかが重要であって、単純に借金が多いことイコール悪ではないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。しかし、ご教示いただきたいのは国債発行、日銀買い取り限度についてです。よろしくお願いします。

お礼日時:2018/01/24 21:54

(1)


販売費は政府が使ってしまうので、返済金は別途必要です。
その原資が家計の金融純資産になります。

(2)
> (2)現在は、紙幣を印刷できる日銀が市場から購入していますから、…
そんなことはありません。
日銀の購入資金は、国民税金を政府から預かったお金です。
紙幣の新規印刷発行は、市場の劣化分を回収した分です。

(1)と(2)は相反する行為です。
(1)は、市場から政府がお金を集めること、
(2)は、市場にお金を放出すること、
この差をお考え下さい。
単に、日銀がお金を刷って発行する、ことを考えるならば、国債は不要で、
単に、日銀から政府に新札を渡せばよいです。
しかし、こうなれば、市場の価値実態よりも円発行高のバランスから、
円価値が下落するだけで、何の解決にもなりません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。しかし、ご教示いただきたいのは国債発行、日銀買い取り限度についてです。よろしくお願いします。

お礼日時:2018/01/24 21:54

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