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中国では最古の詩、詩経の時代から「詩」が人々にとって大変大事なもので、だからこそ今日まで伝わっているのだと聞きました。
ではどうして「詩」は大事だったのでしょうか?当時の人々において、「詩」とはいったいどんな存在だったのでしょうか。
よろしければ意見をお聞かせ下さい。
そして、貴方様の考える詩(とくに詩経、古詩)の魅力とはどんなものでしょう?こちらもよろしければ合わせて教えて下さい。

A 回答 (2件)

「論語」の中に、孔子が息子に「詩を知らなければ物を言うことができないよ」と教える場面があります。

それは、昔の中国の知識人は相手に直接的な物言いをするのを上品でないと思い、自分の言いたいことに相当する詩を引用したからだそうです。当然受け取る側も相応の詩の知識が要求され、詩を知らなければ相手が何を言おうとしているのか理解できなかった訳です。その上、自分の言いたいことズバリに当たる部分でなく、その詩の一節を仄めかし、「ああ、あの詩のあの部分を言いたいのだな」と悟らせることもあったようです。
「枕草子」に中宮が「小納言よ、香炉峰の雪は?」と尋ね、清女が簾を掲げさせる場面がありましたね。あんなものだと思っていただければよいと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。専門家さんということで、大変ありがたいです。
知識人の詩についてはわかりましたし、十分納得できました。
では、庶民の詩はどうなんでしょう?詩経などには「七月」や「碩鼠」といった庶民のものもありますよね、それは彼らにとってどのような意味をもっていたのでしょうか?
よろしければお考えをお聞かせください、お願いします!

お礼日時:2001/07/13 15:09

すいません。

下の回答、少納言の字が間違ってましたね。

古詩の意味付けや魅力については、白川静氏(漢字学の大家です)が綿密に述べておられますので、氏の著作を読まれることをお勧めします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
早速かりてきました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2001/07/14 23:42

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